夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

オハイオで結婚式。さて何を着る?(その2)

2005年09月01日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
続いて『花嫁のパパ』(1991)。
22歳の愛娘を嫁がせる父親の心情を描いたコメディです。

ジョージ(スティーヴ・マーティン)とニーナ(ダイアン・キートン)の間には、
ローマに留学中の娘アニー(キンバリー・ウィリアムズ)がいる。
アニーの帰国を心待ちにしていたのに、戻ってきた途端、
「運命の人と出会って婚約したの」とアニーが言う。
さっそく挨拶に来た娘の婚約者ブライアンをニーナはすっかり気に入った様子だが、
ジョージは何もかもが気に入らない。

ニーナに諭されて娘の結婚を渋々承諾。
相手の家を訪れてみれば、自分の家が玄関に収まってしまいそうな大豪邸。
トイレを借りたらその先にある書斎が気になり、
机の上の通帳をこっそり開くと驚愕の残高。
飼い犬に追いかけられてプールに落ちる始末。

ジョージが馴染みのステーキ屋での披露宴を提案するも、
アニーもニーナも取り合わず。
自分の家で披露宴をしたいというアニーの夢を叶えるべく、
ジョージのさらなる奮闘が始まります。

ここでは挙式の費用はすべて新婦側が負担するそうで、
1名250ドル、総勢600名近くを招待予定だと聞いては
ジョージの荒れようもわからなくはありません。
冒頭で「この家よりも高くついた」とぼやいていました。
新郎側の親戚がデンマークに8人もいるとかで、その航空券も新婦側が負担とは。
しかもそのうち1人は巨漢のオバサンで、
座席が2人分必要とは涙が出るほど可笑しい。

オカマっぽいウェディング・コーディネーターや
言葉の通じないシェフなど、魅力的な人物もたくさん。
シェフお薦めの牛料理は残酷だからと断ると、次はシーフード料理を薦められ、
一番安い鶏料理で手を打とうとするとシェフがゴネる姿も楽しいです。
ウェディング・シンガーのオーディション参加者として
ほんの一瞬だけ登場するユージン・レヴィは非常におもしろい役者さんなのでご注目。

15年近く前の作品であることもあり、
都会でない地方での結婚式には本作の服装こそが参考になりそうです。
新婦の母はアイボリーのスーツを着用していましたが、ほかは白も黒もなし。
青や緑など、色は実にさまざまですが、デザインはいたって控えめなワンピースかスーツ。
アクセサリーはパールのネックレスがほとんど。
髪型はあまり気にしなくても大丈夫な様子。

ということで、わずか3泊5日のスケジュールでオハイオへ飛んでまいります。
来んといてや、ハリケーン。

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