夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

オハイオ滞在記〈その5〉

2005年09月11日 | ほぼ非映画(旅行)
午後3時、ついに結婚式。
前日のリハーサルではおちゃらけていた人たちも、
本番ではとっても真面目な表情。

気になっていた参列者の服装と言えば、何でもあり。
盛装している人もいれば、ポロシャツにチノパンの人も。
ワンピースもアッパッパと紙一重か。
黒を着ている人もいましたし、
娼婦を連想させるからNGだと聞いていた、黒のパンストを着用している女性もいました。
でもさすがに白はいなかったですね。

式が終わると、少し大きめの宴会場へ移動。
入り口では新郎新婦、その家族、
ブライズメイドとアッシャーたちが招待客を迎えます。

会場には丸テーブルがいくつかあり、
日本の披露宴と同じく、ネームカードが置かれています。
オードブルや飲み物など、好きなものを取ったら自分の席へ。
バー・コーナーのバーテンダーのおばちゃんがかっこいい。
私は1杯目にジントニックをオーダー。
2杯目、ドライマルティーニを何かで割ってほしいと頼んだら、
「マルティーニが飲みたいなら、ウオッカを注ぐのがいちばん!」と言われ、
脳天にキュッと来そうな1杯を作ってくれました。

新郎新婦が入場してまもなく、いきなりダンスタイムに。
食べる人、飲む人、踊る人、みんな好き勝手にやっています。
私たちもケリーに連れられてダンスフロアへ。
ダンスなんて、学生の頃流行ったディスコ以来。
しかもスローナンバーは初体験。いや~ん、楽しい。
フロアで誰より熱く長く踊り続けていたのはレズビアンのカップル。

メインのお料理もバフェ・スタイル。
全員が一度に取りにいくとエライことになるので、
「お次は何番テーブルの方々、どうぞ!」という具合に、テーブルごとに呼ばれます。
自分のテーブルがなかなか呼ばれないと、
待つ間、会場に飾られた風船のヘリウムを吸い込んで声が変わるのを笑ってみたり、
氷をほかのテーブルに投げ入れてみたり、
いや、もうほんとにみんな、子どもみたい。

ウェディング・ケーキはチョコレート製。
珍しいなと思って眺めていたら、カメラマンのおっちゃんがやってきて、
「ワシは25年間、カメラマンをしているけれど、
白くないウェディング・ケーキは初めてだ!
チョコレート・ケーキだなんて信じられない!」とまくしたてる。
そうか、やっぱり珍しいんだ。

始まりも適当なら終わりも適当。
みんな勝手に帰っていきます。
私たちもケリーにお別れの挨拶をして会場を後に。

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