夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈か行〉

2006年12月21日 | 映画(か行)
《か》
『カレの嘘と彼女のヒミツ』(原題:Little Black Book)
テレビ局に勤めるステーシーは運命の恋人デレクと同棲中。
幸せいっぱいのはずが、ふと覗いてしまった彼の電子手帳。
そこには彼の過去の恋人のことが事細かに記されていた。
気になって仕方のないステーシーは取材と偽り、
彼の元カノに片っ端から会いに行くが……。
彼のことが大好きで、信じたいけど確証がほしい。
自己嫌悪に陥りつつ、彼の過去を調べずにはいられないステーシーを
ブリタニー・マーフィが可愛らしく好演。最後は泣けます。
原題は“The Little Black Book”、つまり電子手帳のこと。
このヒドイ邦題には目をつむって。

《き》
『キャプテン・ウルフ』(原題:The Pacifier)
アメリカ海軍特殊部隊に所属するウルフは、
ある秘密を隠し通して殺害された研究者の家族の護衛を命ぜられる。
訪れた研究者宅にはクソ生意気な5人の子どもが。
オムツを穿いた赤ん坊にナメられてはコワモテのウルフも形無し。
スキンヘッドのヴィン・ディーゼルの悪戦苦闘ぶりが笑えます。
お決まりですが、最後はホロリ。

《く》
『クラッシュ』(原題:Crash)
人種差別と銃が氾濫する国ならではの群像劇。
差別主義者の白人警官と、その姿に疑問を持つ若い同僚。
白人を信用できない黒人青年たち。ペルシャ人の雑貨店経営者。
表向きは黒人に理解を示す地方検事と、神経症的なその妻。
さまざまな階層のさまざまな人びとの人生が絡み合います。
硫黄島二部作の脚本家、ポール・ハギスの監督作であることにもご注目。

《け》
『県庁の星』
県庁のキャリア公務員が民間企業との人事交流研修のメンバーに。
研修を無事終えれば出世が確約されている。
意気揚々と出向いた先はド田舎のスーパー。
しかも自分の教育担当となったのはパートの女店員。
常にマニュアル最重視、態度ばかり大きい彼の言うことには
誰も耳を傾けず……。
こっそり織田裕二の出演作ファンです。
TVドラマで十分という感は否めませんが、やっぱり楽しい。

《こ》
『恋人はゴースト』(原題:Just Like Heaven)
女医のエリザベスは、帰宅途中の事故で昏睡状態に。
彼女の住居であったマンションの新しい借り手は
妻を亡くしたばかりのデヴィッド。
ところが、引っ越してきてみると、部屋の中にひとりの女性が。
どうやら彼女は病院から抜け出してきたエリザベスの魂で、
デヴィッドにしか見えないらしい。
奇妙な共同生活を送るうち、かけがえのない存在になるという
ありがちな展開だからこそ落ち着けます。

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