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『デビルマン 誕生編』

2025年03月04日 | 映画(た行)
『デビルマン 誕生編』
監督:飯田つとむ
声の出演:速水奨,水島裕,高野槙じゅん,津嘉山正種,池田昌子,寺島幹夫,玄田哲章,内田直哉,亀山助清他
 
この前日、仕事帰りに109シネマズ箕面で3回目の『ファーストキス 1ST KISS』を観たのですが、
その話はもういいですよね。とにかく、松村北斗にあんな切ない顔されたらたまらんってことです(笑)。
 
その翌日、午前中は仕事。午後休を取ってまたまたNGK。
ご一緒したお姉様方とお別れした後、ひとりでなんばパークスシネマへ。
 
後述の本命作品を観る前に隙間時間を埋めるために観たのがこれ。
1972(昭和47)年に『週刊少年マガジン』で連載を開始すると同時にTVアニメ版も放送されました。
って、知ったことのように書いていますが、私は“デビルマン”を観たことがないんです。
永井豪は“キューティーハニー”しか観た記憶がありませんからね。なぜなのかしら。
 
ともかく、私にとってはこれが初見。
本作はコミック版『デビルマン』の導入部をもとにして制作されたOVAなのだそうです。
予習も復習もしていないので、わかる範囲で書きます。
 
高校生の不動明は訳あって同い年の牧村美樹の家に居候中。
明にぞっこんの美樹と一緒に下校中、かつて同級生だった飛鳥了が目の前に現れる。
了は明に緊急の用事があると言い、美樹がついて行こうとするのを拒む。
 
明が了に事情を聞くと、地質学者だった了の父親が焼身自殺したらしい。
彼は研究の途中で古代に栄えていたデーモンを発見し、それからおかしくなってしまったという。
父親の遺志を受け継いでデーモンを倒すには、人間の心を持ったまままでデーモンと合体することが必要。
了自身もデーモンとの合体を試みるつもりだが、失敗するかもしれない。だから、明にも試みてほしいのだと。
 
了は自宅の地下に巷のクズを集めてサバト(悪魔崇拝の会)を開いている。
明もそこに足を踏み入れ、クズたちが次々と身体を悪魔に乗っ取られるのを目撃。
すると明も了の目論見どおりにデーモンと合体し、“デビルマン”へと変身し……。
 
冒頭、学校で飼育されているウサギたちが喉を掻き切られて死んでいるシーンを見て、
今の時代にはこんなのの映像化はクレームが入るだろうと苦笑い。
「女は駄目だ」とか、台詞もいちいち問題になりそう(笑)。
デーモンと化す妖精だかなんだかも胸あらわで、そりゃこんな漫画はそれまでなかっただろうと思う。
ネットなんかで女性のハダカを簡単に見られなかった時代なら、みんな食いつきますよねぇ。
 
いくら親友の頼みとはいえ、「悪魔になってくれ。失敗したら親父みたいに自殺だよ」と言われて受けますか。
決断も早すぎて笑ってしまうけど、衝撃的で面白いのはわかります。
続編も観に行かなきゃ。

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