あっちこっちで偽装問題噴出。
しかし、どうしてこうも、偽装発覚後の会社のトップって情けないんでしょうね。
何でもかんでも部下や取引先のせいにして、
保身を図ったつもりが、逆に自分がダメダメ人間だってことを露呈。
偽装そのものよりも、その後の言いぐさが恥ずかしすぎる。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992)は、
高潔さを失ってしまった社長さんたちにぜひともお薦めしたい1本。
名門進学校で寄宿生活を送る苦学生のチャーリーは、
ほかの裕福な学生とちがって、クリスマス休暇といえども帰郷するお金がありません。
なんとか交通費を工面しようと、学校の掲示板でアルバイトを探します。
そこで見つけたのが、退役した盲目の軍人のお世話。
彼と同居している親戚一家が旅行する間の、一見楽勝に思える短期アルバイト。
ところが、その退役軍人スレードはとんだ気むずかし屋。
いちいち嫌みで、偉そうで、わがまま言い放題のスレードに
チャーリーは振りまわされ続けます。
ある晩、校長の自慢の愛車ジャガーに何者かが悪戯をします。
偶然その場を通りかかったチャーリーは、
犯人が同校の生徒であることを知ります。
翌日、激怒した校長は犯人探しに躍起になり、
どうやら目撃者らしいチャーリーともうひとりの生徒ジョージに
犯人を教えるよう、あの手この手で迫ります。
教えればハーバード大学へ推薦してやるとか、教えなければ厳罰が待っているぞとか。
ジョージの親は実力者で、学校への寄付金も多大。
校長のジョージに対する言い様と、
チャーリーに対する言い様はあきらかにちがいます。
退学をも示唆されて、揺れ動くチャーリー。
物語はこの事件で友だちを売る売らないかを基に、
人間としていちばん大切なものは何なのか、
魂を潰すということはどういうことなのか、
そんなことを教えてくれます。
同じ映画を2度観る時間があれば、
1本新しい映画を観たいと思ってしまうので、
同じ映画を何度も観ることは滅多にありません。
でも、この映画は何度でも観たくなります。
どんなに偏屈であろうが、理不尽なことを言われようが、
アル・パチーノ演じるスレードのように
最後の最後に自分を守ってくれる上司なら、
この人について来てよかったと思えるでしょう。
おいしいとこ取りだけして、
部下の盾にもなってやらんくせに、
会社のためにがんばってくれなんていう上司、
絶対信用できませぬ。
しかし、どうしてこうも、偽装発覚後の会社のトップって情けないんでしょうね。
何でもかんでも部下や取引先のせいにして、
保身を図ったつもりが、逆に自分がダメダメ人間だってことを露呈。
偽装そのものよりも、その後の言いぐさが恥ずかしすぎる。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992)は、
高潔さを失ってしまった社長さんたちにぜひともお薦めしたい1本。
名門進学校で寄宿生活を送る苦学生のチャーリーは、
ほかの裕福な学生とちがって、クリスマス休暇といえども帰郷するお金がありません。
なんとか交通費を工面しようと、学校の掲示板でアルバイトを探します。
そこで見つけたのが、退役した盲目の軍人のお世話。
彼と同居している親戚一家が旅行する間の、一見楽勝に思える短期アルバイト。
ところが、その退役軍人スレードはとんだ気むずかし屋。
いちいち嫌みで、偉そうで、わがまま言い放題のスレードに
チャーリーは振りまわされ続けます。
ある晩、校長の自慢の愛車ジャガーに何者かが悪戯をします。
偶然その場を通りかかったチャーリーは、
犯人が同校の生徒であることを知ります。
翌日、激怒した校長は犯人探しに躍起になり、
どうやら目撃者らしいチャーリーともうひとりの生徒ジョージに
犯人を教えるよう、あの手この手で迫ります。
教えればハーバード大学へ推薦してやるとか、教えなければ厳罰が待っているぞとか。
ジョージの親は実力者で、学校への寄付金も多大。
校長のジョージに対する言い様と、
チャーリーに対する言い様はあきらかにちがいます。
退学をも示唆されて、揺れ動くチャーリー。
物語はこの事件で友だちを売る売らないかを基に、
人間としていちばん大切なものは何なのか、
魂を潰すということはどういうことなのか、
そんなことを教えてくれます。
同じ映画を2度観る時間があれば、
1本新しい映画を観たいと思ってしまうので、
同じ映画を何度も観ることは滅多にありません。
でも、この映画は何度でも観たくなります。
どんなに偏屈であろうが、理不尽なことを言われようが、
アル・パチーノ演じるスレードのように
最後の最後に自分を守ってくれる上司なら、
この人について来てよかったと思えるでしょう。
おいしいとこ取りだけして、
部下の盾にもなってやらんくせに、
会社のためにがんばってくれなんていう上司、
絶対信用できませぬ。