『クレイヴン・ザ・ハンター』(原題:Kraven the Hunter)
監督:J・C・チャンダー
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン,アリアナ・デボーズ,フレッド・ヘッキンジャー,
アレッサンドロ・ニヴォラ,クリストファー・アボット,リーヴァイ・ミラー,ラッセル・クロウ他
TOHOシネマズ伊丹にて。
席に着こうとしたら後方から呼ばれたような気がする。振り返ると飲み友だちの兄さんがいらっしゃいました。
来られるとわかっていたらお貸しする予定だった本を持ってきたのに~と思いつつ、
そうそう、この頃ご連絡をいただいても私はいつも別の劇場に行っていたのでした。
代わりにその日読み終わったばかりの本をリクエストもされていないのにお貸しすることに(笑)。
ヴィランだけど、今の時点では正義の味方という感じがします。
それよりも何よりも気になるのは、クレイヴン・ザ・ハンター役のアーロン・テイラー=ジョンソンでしょ。
めっちゃイケメンの34歳なのですけれど、ハタチそこそこのときに結婚しているんです。ふた回り近く年上の、自分の出演作の監督と。
うぶなイケメンがバツイチ子持ちの四十路半ばにさしかかった女にロックオンされたとしか思えなくて、いつも震える(笑)。
もっとも、ディミトリはニコライの愛人の子で、クレイヴンとは腹違い。
ふたりは大の仲良しだが、クレイヴンが賢く強く逞しい一方で、ディミトリは軟弱。
ニコライは自分の跡継ぎとしてクレイヴンを考えており、ディミトリにはほとんど目を向けない。
父親の所業に疑問を持つクレイヴンは、後継者になるつもりなどない。
ある日、ニコライに連れられて狩りに出かけたふたり。
伝説のライオンを狩って自らが伝説になろうとしていたニコライだったが、そのライオンがクレイヴンの前に現れる。
銃で狙いを定めたクレイヴンは、やがてその銃を置き、ライオンと見つめ合う。
武器など持たずともライオンを抑えることに成功したかのように見えたとき、背後からニコライが撃つ。
怒ったライオンはクレイヴンを攻撃して傷を負わせ、そのまま咥えて走り去ってしまう。
ライオンの血が1滴、クレイヴンの身体の中へ。
瀕死のクレイヴンを助けたのは、たまたまその場を通りかかったアフリカのとある部族の娘カリプソ。
彼女は祖母から受け取った秘薬をクレイヴンに飲ませると、救急車を呼ぶ。
法的には3分間の死を経て息を吹き返したクレイヴンは、百獣の王の力を宿していた。
その力を用いて、動物の密猟で稼ぐ裏社会の権力者たちを狩りはじめて……。
この兄ちゃんの嫁がアラ還って。という思いに終始つきまとわれながら観ました(笑)。
ディミトリ役には『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で快演を見せたフレッド・ヘッキンジャー。
冷酷な父親ニコライ役にはラッセル・クロウ。
そして驚いたのはアレッサンドロ・ニヴォラ。エンドロールを見るまで彼とは気づかず。
昔はかなり色っぽいイケメンだったのに、いつのまにこんな変態の似合うオッサンに!?
クレイヴンと対決する本作のヴィラン、ライノを演じていたのが彼だったなんて。
弱っちいディミトリが強くなりたくて妙な医者に頼るのは予想どおり。
いずれ兄弟が憎み合い、バトルすることになるのでしょうね。
とっても面白かったです。続編にも期待。