『ダーウィン・アワード』(原題:The Darwin Awards)
監督:フィン・テイラー
出演:ジョセフ・ファインズ,ウィノナ・ライダー他
進化論を唱えたダーウィンにちなんだ、
ダーウィン賞というものが実在するのだそうです。
ただし、偉大なダーウィンには失礼なジョークで、
受賞対象者は「劣化した遺伝子を人類の遺伝子から絶つ行動をした者」。
つまり、信じがたいアホをやらかして死に至った者です。
こんな賞を題材にできあがってしまったブラックコメディ。
マイケルは優秀なプロファイラー(犯人像を分析する人)。
しかし、血を見ると失神してしまう欠点がある。
ある日、連続殺人犯を見事に捕えるが、
格闘のさいに流れ出たわずかな血を見て失神。
犯人を取り逃がして市警をクビになる。
新しい就職先を探すにあたり、売り込み先として思いついたのが保険会社。
ダーウィン賞に値する死に方をするような人びとが
保険会社に多大な損害を与えているにちがいない。
自分のプロファイリング能力を保険金請求の調査に駆使すれば、
バカげた思考ゆえに死に至った人への保険金支払いをグッと減らすことができる。
そう熱弁をふるうマイケルに、
会社側は、プロファイリングが本当に役立つと証明できるなら
雇ってもいいと答える。期限は4週間。
マイケルは保険調査員のシリと組み、不可解な事故の調査に挑む。
人間の想像力って凄いなぁと思います。
本作に出てくる数々のバカげた死に方。
調査を進めるうち、そんなアホな人びとに対して、
マイケルが「ある種の尊敬の念」を抱き始めるのは
なんとなくわかるような気がします。
だって、こんなこと、普通はチャレンジしようとは思いません。
高層ビルに嵌め込まれたガラスが強化ガラスであることを証明しようと、
ガラスに体当たりして、ガチャン、パリ~ン。そのまま転落死。
自動販売機から飲み物をくすねようとして、
取り出し口に手を突っ込んだところ、抜けなくなってもがいていたら、
自動販売機が倒れて下敷きに。
オンボロ車にロケット・エンジンを積んで発進したら、そのまま飛んだ。
ヘヴィメタバンドのメタリカ(ホンモノが出演)のコンサート会場に行き、
チケットがないので塀を乗り越えたら、
塀の向こうは相当な高さの絶壁だった、などなど。
全編、プロファイラーのドキュメンタリーを製作中の学生が
手持ちカメラで撮影しているという設定なのも楽しいです。
卓越した想像力と、バカげた思いつきって、紙一重かも。
監督:フィン・テイラー
出演:ジョセフ・ファインズ,ウィノナ・ライダー他
進化論を唱えたダーウィンにちなんだ、
ダーウィン賞というものが実在するのだそうです。
ただし、偉大なダーウィンには失礼なジョークで、
受賞対象者は「劣化した遺伝子を人類の遺伝子から絶つ行動をした者」。
つまり、信じがたいアホをやらかして死に至った者です。
こんな賞を題材にできあがってしまったブラックコメディ。
マイケルは優秀なプロファイラー(犯人像を分析する人)。
しかし、血を見ると失神してしまう欠点がある。
ある日、連続殺人犯を見事に捕えるが、
格闘のさいに流れ出たわずかな血を見て失神。
犯人を取り逃がして市警をクビになる。
新しい就職先を探すにあたり、売り込み先として思いついたのが保険会社。
ダーウィン賞に値する死に方をするような人びとが
保険会社に多大な損害を与えているにちがいない。
自分のプロファイリング能力を保険金請求の調査に駆使すれば、
バカげた思考ゆえに死に至った人への保険金支払いをグッと減らすことができる。
そう熱弁をふるうマイケルに、
会社側は、プロファイリングが本当に役立つと証明できるなら
雇ってもいいと答える。期限は4週間。
マイケルは保険調査員のシリと組み、不可解な事故の調査に挑む。
人間の想像力って凄いなぁと思います。
本作に出てくる数々のバカげた死に方。
調査を進めるうち、そんなアホな人びとに対して、
マイケルが「ある種の尊敬の念」を抱き始めるのは
なんとなくわかるような気がします。
だって、こんなこと、普通はチャレンジしようとは思いません。
高層ビルに嵌め込まれたガラスが強化ガラスであることを証明しようと、
ガラスに体当たりして、ガチャン、パリ~ン。そのまま転落死。
自動販売機から飲み物をくすねようとして、
取り出し口に手を突っ込んだところ、抜けなくなってもがいていたら、
自動販売機が倒れて下敷きに。
オンボロ車にロケット・エンジンを積んで発進したら、そのまま飛んだ。
ヘヴィメタバンドのメタリカ(ホンモノが出演)のコンサート会場に行き、
チケットがないので塀を乗り越えたら、
塀の向こうは相当な高さの絶壁だった、などなど。
全編、プロファイラーのドキュメンタリーを製作中の学生が
手持ちカメラで撮影しているという設定なのも楽しいです。
卓越した想像力と、バカげた思いつきって、紙一重かも。