『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)
監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン,カリーナ・カプール,R・マドハヴァン,
シャルマン・ジョシ,オミ・ヴァイディア,ボーマン・イラニ他
シネマート心斎橋でハシゴの3本目。
“ボリウッド4”と称して、他の3作に続いてあちこちで絶賛上映中の模様。
170分の本作、背もたれがもう少し高い梅田ガーデンシネマに移動するか、
はたまたTOHOシネマズ伊丹での公開を待ってマイルを貯めるか悩みましたが、
ええい、今日ここで観てしまえと。
観はじめたら長さも何のそののおもしろさ。
ボリウッド応援団長の大槻ケンヂが「日本をインドにしーてしまえ!」と言うてます。(^^)
そう言いたくなるにもわかります。
原題は“3 Idiots”つまり「3人のバカ」、日本で言うところの3バカトリオ。
3バカがタイプ的にイマイチな顔立ちだとここまで乗れなかったかも。
主役は整った容姿ですが、あとの2人も愛嬌があって憎めない風貌で○。
物語は現在からスタート。
大学時代をともに過ごしたファランとラージューが、点取り虫だったチャトゥルに突然呼び出される。
ビジネスに成功して勝ち組となったのを自負するチャトゥルが言うには、
10年前の9月5日、校舎の屋上で交わした約束を覚えているか。
人生の勝者はどちらか、明らかにしようじゃないか。
ちょうど10年後である今日、会うことになっていたじゃないかと。
約束を交わした相手は超天才の自由人ランチョー。
しかし、そのランチョーは現れず、居場所を知っているというチャトゥルの車に3人は乗り込む。
ここから話は学生時代へ。3バカは上記で会った3人ではないのです。
ファランとラージューはバカのうちの2人なのですけれども。
超難関の名門工科大学ICEにみごと合格したファラン。
中ぐらいの家庭に生まれ育ち、両親は息子が晴れてエンジニアとなる日を心待ちにしている。
ルームメイトとなったラージューは下の下の貧しい家に生まれ、
こちらも将来エンジニアとして稼ぐに違いない息子に多大な期待を寄せている。
入寮当日、妙なパフォーマンスをやらされて困るファランたち。
遅れてやってきたやはり新入生のランチョーはそれを回避。
憤る先輩を即興の発明で撃退し、ただ者ではないところを見せつける。
天才のランチョーはあくまで自由人。
ただただ勉強が好きなだけらしく、点を取る方法しか教えない学長らを真っ向から批判。
成績は常にトップなのだから、学長が腹を立てるもどうしようもない。
そんなランチョーが恋をした相手は学長の娘ピアで……。
書きはじめたら全部書いてしまいそうな勢いなので、この辺で。
例外なく長いインド作品、これまでそんなに得手だったわけではありません。
けれどもこれは本当に楽しくて、過去のインド作品の中でもいちばん好き。
アホな話だけではなく、しんみりさせてくれます。
という一文は『中学生円山』のときにも書きましたね。
だけどスケールが半端じゃないほど大きいです。
いいことばかりじゃないけれど、きっとうまくいく。
勉強に就職に恋、そして家族との対立、どんなにめげてもそこから逃げたりしません。
いろんなシーンで笑い、歌に和み、いっぱい泣かされます。
神に願うのではなく、生きていることに感謝して毎日を楽しむ。
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』にも同様の台詞があったのを思い出します。
茶目っ気と幸せにあふれたオチにもバンザイ。
夢物語だけれど、こう生きられたらいいなと感じ、おおらかな気持ちにさせてくれます。
今年観た中でDVDが出たら買いたいと思ったのは
まずは『HK/変態仮面』(←予約注文済み)でしたが、これも買ってしまいそう。
監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン,カリーナ・カプール,R・マドハヴァン,
シャルマン・ジョシ,オミ・ヴァイディア,ボーマン・イラニ他
シネマート心斎橋でハシゴの3本目。
“ボリウッド4”と称して、他の3作に続いてあちこちで絶賛上映中の模様。
170分の本作、背もたれがもう少し高い梅田ガーデンシネマに移動するか、
はたまたTOHOシネマズ伊丹での公開を待ってマイルを貯めるか悩みましたが、
ええい、今日ここで観てしまえと。
観はじめたら長さも何のそののおもしろさ。
ボリウッド応援団長の大槻ケンヂが「日本をインドにしーてしまえ!」と言うてます。(^^)
そう言いたくなるにもわかります。
原題は“3 Idiots”つまり「3人のバカ」、日本で言うところの3バカトリオ。
3バカがタイプ的にイマイチな顔立ちだとここまで乗れなかったかも。
主役は整った容姿ですが、あとの2人も愛嬌があって憎めない風貌で○。
物語は現在からスタート。
大学時代をともに過ごしたファランとラージューが、点取り虫だったチャトゥルに突然呼び出される。
ビジネスに成功して勝ち組となったのを自負するチャトゥルが言うには、
10年前の9月5日、校舎の屋上で交わした約束を覚えているか。
人生の勝者はどちらか、明らかにしようじゃないか。
ちょうど10年後である今日、会うことになっていたじゃないかと。
約束を交わした相手は超天才の自由人ランチョー。
しかし、そのランチョーは現れず、居場所を知っているというチャトゥルの車に3人は乗り込む。
ここから話は学生時代へ。3バカは上記で会った3人ではないのです。
ファランとラージューはバカのうちの2人なのですけれども。
超難関の名門工科大学ICEにみごと合格したファラン。
中ぐらいの家庭に生まれ育ち、両親は息子が晴れてエンジニアとなる日を心待ちにしている。
ルームメイトとなったラージューは下の下の貧しい家に生まれ、
こちらも将来エンジニアとして稼ぐに違いない息子に多大な期待を寄せている。
入寮当日、妙なパフォーマンスをやらされて困るファランたち。
遅れてやってきたやはり新入生のランチョーはそれを回避。
憤る先輩を即興の発明で撃退し、ただ者ではないところを見せつける。
天才のランチョーはあくまで自由人。
ただただ勉強が好きなだけらしく、点を取る方法しか教えない学長らを真っ向から批判。
成績は常にトップなのだから、学長が腹を立てるもどうしようもない。
そんなランチョーが恋をした相手は学長の娘ピアで……。
書きはじめたら全部書いてしまいそうな勢いなので、この辺で。
例外なく長いインド作品、これまでそんなに得手だったわけではありません。
けれどもこれは本当に楽しくて、過去のインド作品の中でもいちばん好き。
アホな話だけではなく、しんみりさせてくれます。
という一文は『中学生円山』のときにも書きましたね。
だけどスケールが半端じゃないほど大きいです。
いいことばかりじゃないけれど、きっとうまくいく。
勉強に就職に恋、そして家族との対立、どんなにめげてもそこから逃げたりしません。
いろんなシーンで笑い、歌に和み、いっぱい泣かされます。
神に願うのではなく、生きていることに感謝して毎日を楽しむ。
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』にも同様の台詞があったのを思い出します。
茶目っ気と幸せにあふれたオチにもバンザイ。
夢物語だけれど、こう生きられたらいいなと感じ、おおらかな気持ちにさせてくれます。
今年観た中でDVDが出たら買いたいと思ったのは
まずは『HK/変態仮面』(←予約注文済み)でしたが、これも買ってしまいそう。