夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『亜人』

2017年10月09日 | 映画(あ行)
『亜人』
監督:本広克行
出演:佐藤健,玉山鉄二,城田優,千葉雄大,川栄李奈,
   山田裕貴,浜辺美波,品川祐,吉行和子,綾野剛他
声の出演:宮野真守

日曜日は伊丹で映画というのがこのところの定番になっていましたが、
土曜日に前述の『僕のワンダフル・ライフ』を観てしまったがために、
伊丹では観る映画が2本に足りず、ちょっとしんどいけど西宮まで。
というわけで、TOHOシネマズ西宮にて。

原作は桜井画門の大人気コミックだそうで、当然未読。
アニメ化もされているんですね。観たいけど、そこまで手が回らない(笑)。
監督は“踊る大捜査線”シリーズの本広克行
考えてみれば“踊る大捜査線”を一生懸命観ていたのって、もう20年前。
あのころ活躍していた人たちはみんな立派にオジサマorオジイサマ。

研修医の永井(佐藤健)は、ある日トラックに轢かれて死亡。
ところがその直後に息を吹き返し、国内3例目の亜人であることが判明。
厚生労働省は、亜人の保護という名目で永井を捕らえると、
極秘の施設で非人道的な実験を繰り返す。
亜人は不死身ではあるが、死なないことを除けば普通の人間と同じ。
感情も感覚も通っているのに、切り刻まれ、毒を盛られ、何度も殺される永井。

そこへ1例目の亜人とおぼしき佐藤(綾野剛)が2例目の田中(城田優)を連れて現れる。
佐藤も長年人体実験に利用されていたが、脱出。
田中が捕らえられた折りには救出しに来たらしい。
厚生労働省および国家への復讐を果たすべく、2人でテロを計画していた。

永井を仲間に引き入れようと、佐藤は実験台から永井を解放するが、
佐藤の思想に賛同しかねる永井は、人類の側に立つことを決意。
なんとか施設から抜け出すと、山中へと逃げ込む。
すでに亜人が逃亡したとのニュースが流れるなか、
一人暮らしの老婆(吉行和子)が知ってか知らずか匿ってくれる。

後日、永井の妹・慧理子(浜辺美波)が入院する病院に亜人が現れたとのニュースが。
たまたま病室を訪れていた厚生労働省の亜人担当職員・戸崎(玉山鉄二)の部下・下村泉(川栄李奈)によって
慧理子は救われたが、妹を拉致すれば永井が現れると思って佐藤が仕掛けてきたにちがいない。
永井は慧理子を迎えに病院へと向かうのだが……。

原作ファンの意見は知りませんが、単純に面白い。
亜人が守護神のような幽霊を出すところなどは
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』と同じやがなと思いましたが、
こっちのほうがずっとスピード感があって無駄はない感じ。
永井のボソッとしたつぶやきなどは一応笑えて、飽きませんでした。

びっくりしたのは、すっぽんぽんの綾野剛。佐藤健も同様。
どこでどうやったらあんな凄い肉体がつくれるのですか。
あそこまで鍛えなくてもええやろと思いますが、
綾野剛のどちらかといえば細そうな見た目であの腕が出てきたら、思わず惚れる(笑)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする