夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『氷菓』

2017年11月10日 | 映画(は行)
『氷菓』
監督:安里麻里
出演:山崎賢人,広瀬アリス,小島藤子,岡山天音,
   天野菜月,眞島秀和,本郷奏多,斉藤由貴他

三連休初日の「文化の日」。
映画を2本観てからダンナとヨドバシカメラで待ち合わせて冷蔵庫を購入する予定。
23年前に買ってまだ壊れてはいない、だけど製氷機だけ作動しなくなった冷蔵庫。
遅かれ早かれ完全に壊れるだろうと、冬の間に買うことにしました。
で、混みそうな梅田の街なかへ車に乗って行くのは嫌だとダンナが言うから、
私が車に乗って行き、ダンナは私が映画を観終わる頃に電車で梅田へ来ることに。

本作は8:40からTOHOシネマズ梅田で上映開始。
最近、梅田へ車で行くときに利用する有人駐車場へ向かうべく、7:55に自宅を出発。
かつてオービスを光らせた新御(しんみ)の対向辺りでは、
休日の朝、よくネズミ捕りをしています。
バレバレやん、こんなところでネズミ捕りに引っかかる奴、アホやと思っていました。
そして私がそのアホに(泣)。
このごろネズミ捕りをしているのを見かけなかったから、油断していたんですよねぇ。
気づいたときにはすでに遅し。

おまわりさん、イケメン。「お時間を取らせてすみません」、
「失礼ですが年齢はおいくつでいらっしゃいますか」とやたら丁寧。
もう私が気になっているのは何km/hオーバーなのかということだけ。
えっ、84km/h、ということは24km/hオーバーで止めてくれたんや。
自分でメーターを見たときは余裕で90km/hを超えていたから、ありがたや。
また免停を覚悟しましたが、紙が赤くない。青だなんて、幸せ。
で、「高くて申し訳ないのですが」と示された納付書の金額は15,000円。
安っ。だって免停くらったときはなんだかんだで90,000円ぐらい払いましたもん。
払います払いま~す!

「お気をつけて」とイケメンおまわりさんに見送られ、
車に乗ったらなんだか懐かしいイントロ。
「忘れてしまいたいことが今の私には多すぎる」、円広志の『夢想花』。
笑いました。とっとと忘れて飛んでやる。

オービスを光らせたのが2010年の冬でした。
それから何事もなくほぼ7年経ち、今度こそゴールド免許だと思っていたのに。
きっと私、死ぬまでもうゴールド免許はムリっ!(泣)

こうしてスピード違反で捕まり、時間は取られましたが、
『夢想花』に救われて、運転には差し支えなく8:25に梅田に到着。
さて、ようやく本題です。

原作はお気に入りの作家、米澤穂信の同名青春学園ミステリー。
その著作の中では私はそれほどお気に入りでもないけれど、
TVアニメ化などもされて一般的には人気の“古典部”シリーズ。

神山高校に入学した折木奉太郎(山崎賢人)。
省エネを主義とする彼は、部活などするつもりはなかったが、
海外にいる姉から廃部寸前の古典部に入るようにと命令が下る。
姉にだけはどうしても逆らえず、渋々入部することに。

奉太郎が入部しなければ部員ゼロになると聞いていたのに、
部室に足を踏み入れてみると、やはり新入生の女子がいた。
彼女は名家のお嬢様、千反田える(広瀬アリス)。
また、奉太郎の様子を見に来た親友、福部里志(岡山天音)も、えるに誘われて入部。
里志のことが好きだと公言している伊原摩耶花(小島藤子)まで。

好奇心旺盛なえるに頼まれ、いくつかの謎を解いてみせた奉太郎。
するとえるは、かつて古典部に在籍していた彼女の叔父を巡る謎を解いてほしいと言いだし……。

どちらかと言えば面白いです。
ただ、山崎くんはあまりコメディはお得意でないと見ました。
演じているご本人は苦手だと思っていないかもしれませんが、
喋りや表情の間(ま)というのかなぁ、若干ずれていて笑えない。
ま、本作は笑わせるのがメインではないので、『斉木楠雄のΨ難』よりは合ってます。

声のみ出演の奉太郎の姉に貫地谷しほり。声だけで彼女とわかります。
そんなに特徴のある声だとは思っていなかったので意外。
回想シーンに登場するえるの叔父に眞島秀和、その叔父の若かりし頃に本郷奏多
古典部の過去を知る教師に斉藤由貴
不倫相手パンツかぶり騒動の後にも映画ではよく見かけます。
すでに撮っていたのだから交替するわけにはいかないか。(^^;

そして今、某レビューサイトを見て驚いた。
ものすごい低評価なんですね。そんなに悪くもないですよ。
ネズミ捕りに引っかかったショックからは脱出できたのですから(笑)。

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