夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』

2017年11月15日 | 映画(ま行)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題:Thor: Ragnarok)
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース,トム・ヒドルストン,ケイト・ブランシェット,
   イドリス・エルバ,ジェフ・ゴールドブラム,マーク・ラファロ他

TOHOシネマズ二条にて、前述の『MASTER マスター』の次に。
別に2Dでよかったのですが、時間が合うのがIMAX3D版でした。
3D用メガネを持参したのに、IMAX用ではなかったから字がずれる。(^^;
上映開始後に100円を払って、IMAX用を受け取りました。
役に立たないものをわざわざ持参して、私ってアホ。

“アベンジャーズ”でさんざん見ているソー。
1作目の『マイティ・ソー』(2011)はDVDで観た記憶があるけれど、
2作目の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)はどうだったか覚えていません。
もしかしてもしかしたら観ていないのかも。クリス・ヘムズワース、好きなのに。
だとしたら話についていけるかなと心配になりましたが、全然平気。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の2年後という設定。

アスガルドの王子、雷神ソーは、アベンジャーズの一員となって以来、
地球を守る戦いに忙しかったが、しばしアベンジャーズのメンバーと離れて行動中。
久々にアスガルドへ帰還してみると、死んだと思っていた弟ロキが生きていた。
ロキとともに父オーディンを探すと、“ドクター・ストレンジ”に遭遇。
ドクター・ストレンジからオーディンの居場所を教えられ、ようやく父と再会。

オーディンは、ラグナロク(=世界の終わり)が迫っていると語り、
さらに、ソーとロキには姉ヘラがいると知らされてビックリ。
死を司る女神ヘラはある理由からアスガルドに激しい憎しみを抱いているらしく、
彼女はアスガルドを滅ぼすつもりだと言い残し、オーディンは亡くなる。

と、突然、ソーとロキの前に現れたヘラ。彼女に負けるわけなどないと思っていたが、
尋常でない力を持つヘラにいとも簡単に吹き飛ばされ、辺境の惑星サカールへ。

サカールで賞金稼ぎの大酒飲み女ヴァルキリーに捕らえられたソーは、
サカールの統括者グランドマスターに売り渡される。
グランドマスターは、賞金稼ぎが連れてきた人物を娯楽のために闘わせているのだ。
娯楽の格闘大会でチャンピオンを倒せば、
何でも言うことを聞いてやるとグランドマスターから言われ、ソーは挑戦。
ところがチャンピオンとして現れたのは、アベンジャーズのメンバー“超人ハルク”で……。

おもしろいです。
マーベル・コミックのヒーローものは、哀しみに満ちていた『LOGAN/ローガン』は別として、
結構笑えるシーンが多いものですが、本作は特に笑えます。
冒頭のロキが演出する劇のシーンで、ソーを演じるのがクリス・ヘムズワースの実兄ルーク・ヘムズワース、
ロキを演じるのがマット・デイモンというのもすごく楽しい。マットはノークレジット。
ようこんなアホな役を引き受けたなぁと、この素敵な遊び心がたまりません。

そのほか、ソーとロキの掛け合いや、博士の姿に戻ったハルクの情けなさ。
“アイアンマン”トニー・スタークネタも可笑しい。
3Dメガネをかけたまま131分ってキツイなぁと思っていたのに、あっちゅうま。
もういっぺん観てもいいなぁと思うぐらいの楽しさでした。
浅野忠信ケイト・ブランシェットに速攻で殺されるのは悲しいけど(笑)。

レッド・ツェッペリンの“移民の歌”でノリノリに。最高!
ほいで次からはソーは片眼になるのですね。
次の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』もめちゃ楽しみ。

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