夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『MASTER マスター』

2017年11月14日 | 映画(ま行)
『MASTER マスター』(原題:Master)
監督:チョ・ウィソク
出演:イ・ビョンホン,カン・ドンウォン,キム・ウビン,オ・ダルス,
   オム・ジウォン,チン・ギョン,チョ・ヒョンチョル,チョン・ウォンジュン他

土曜日、晩ごはんを京都で摂る予定だったので、ついでに朝から京都入り。
シネマイレージサービスが改悪されたから(しつこくてすみません(笑))、
もう行ったらへんと思うのに、シネマイレージ会員サービス週間につき、
鑑賞料金がずっと1,100円なんです。抵抗できずにTOHOシネマズ二条へ。

TOHOシネマズ二条へ行くのはまだ二度目です。
学生時代を京都で過ごしたとはいうものの、二条の辺りは縁がない。
スマホもないから地図をプリントアウト、
阪急で箕面から烏丸へ、地下鉄に乗り換えて二条まで。
今回は料金が安い経路を選択しましたが、JRと地下鉄の二条駅は直結しているので、
どちらで行っても目の前がTOHOシネマズの入るBiVi二条。便利です。

2008年に発覚した「チョ・ヒパル詐欺事件」という実話が基
韓国犯罪史上最大規模の金融投資詐欺事件といわれているそうです。
ネズミ講で儲けに儲けたとんでもない詐欺師役にイ・ビョンホン
当然、彼が目当てで観に行ったわけですが、
今回格好よかったのは、なんといってもカン・ドンウォン。詐欺師を追いつめる捜査官役。
それと、ハッカー役、モデル出身のキム・ウビンがめっちゃカワイイです。

投資会社“ワン・ネットワーク”の会長チン・ヒョンピルは、
巧みな話術とカリスマ性で多くの庶民を魅了、多額の資金を集めることに成功。
その実態は単なる詐欺ビジネスだが、政界財界とも強い繋がりを持ち、
彼に捜査の手が伸びると、警察上層部からただちにストップがかかるため、
これまで誰もが見て見ぬふりをしてきた。

そんな現状を許せない知能犯罪捜査班の班長キム・ジェミョンは、
警察庁長官チョン・ウォンジュンに捜査の許可を求め、
班員シン・ジェンマらとともに行動を開始する。

キムは、チンの側近で“ワン・ネットワーク”の電算室長を務める天才ハッカー
パク・ジャングンに接触すると、チンを逮捕するための捜査に協力すれば、
パク自身の罪は見逃してやると持ちかける。
パクは話に乗ったふりをして、電算室にいる親友ギョンナムに連絡。
会社の金をくすねる計画を立てるが、キムにはそんなこともお見通しで……。

いや~、面白かった。こんな詐欺事件が本当にあったとは驚きです。
イ・ビョンホン演じるチンがどこまでも悪党。なんぼほど稼ぐつもりなんだか。
チンに寄り添う美人ボス、キムママがまた悪い。
周囲にいる誰も信用できないって、悪党のツライところ。

そんななか、悪知恵はじゅうぶん働くのに、どこか抜けていて可愛いパク。
彼とオタクのギョンナムのやりとりがかなり笑えます。
私が顔を見ただけで笑ってしまうオ・ダルスもチンに手を貸す弁護士役で出演。
相変わらず隙だらけでこれまたワラける。

キム役のカン・ドンウォンは今までタイプじゃないと思っていましたが、
タイプかそうでないかがほとんど役柄と髪型によるものだと再認識。
これはめちゃくちゃカッコイイです。
彼は『ゴールデンスランバー』(2009)の韓国版に出演予定らしく、楽しみです。

知恵の絞り合いを見るのは痛快。

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