『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(原題:Spider-Man: Far From Home)
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド,サミュエル・L・ジャクソン,ゼンデイヤ,コビー・スマルダーズ,
ジョン・ファヴロー,マリサ・トメイ,ジェイク・ギレンホール他
仕事でなんだか疲れ果て、まっすぐ帰ろうかと思ったけれど、
この日は1日、ファーストデー。
フリーパスを用いてTOHOシネマズまで観に行くのは止めるとしても、
家の近所の映画館で観ずに帰るのはもったいないんとちゃうん?
で、思いっきり帰宅の動線上にある109シネマズ箕面へ。
観に行ってよかったと素直に思えた作品です。元気になれた。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で敬愛するアイアンマン/トニー・スタークを失い、
しかしピーターはなんだかんだで青春まっただ中の高校生。
スーパーヒーローとしての活動よりも、好きな女の子との時間を大切にしたい。
ピーターがスパイダーマンであることを知っている親友ネッドや、片想いの相手MJ、
そのほか科学好きの仲間や先生たちとヨーロッパを旅行することになったピーター。
純粋に旅を楽しみたいピーターは、スパイダーマンのスーツすら持たずに出かけようとする。
しかし鞄を開けてみれば、メイおばさんが「念のために」と押し込んだスーツが。
スパイダーマンスーツを着なければいけない機会など訪れるはずもないと信じたかったが、
どんな問題が発生したのか、元S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーに旅先で捕まる。
仕方なく話を聞くと、“エレメンタルズ”という自然の力を操る敵がヨーロッパ各地に出没、
猛威を振るっていると言い、異次元から来たヒーロー“ミステリオ”に引き合わせられる。
ピーターは同級生らの目を盗みながらミステリオと共闘、
エレメンタルズに立ち向かうのだが……。
初代スパイダーマンはトビー・マグワイアでした。
良い役者だとは思っていましたが、好みの顔かと問われるとおそらくわりと苦手。
だからスパイダーマンにまったく思い入れがなかったのでしょうね。
ヒロイン役のキルスティン・ダンストも典型的なハリウッド美人顔で頬骨が高い。
日本人からするとちょっぴり「おばさん顔」に見えてしまう。
代わってアメイジング・スパイダーマンのアンドリュー・ガーフィールドもタイプじゃない。
ヒロイン役のエマ・ストーンにもなんだか飽きてきて。
そして今のスパイダーマンはと言えば、トム・ホランドだって別にタイプじゃない。
でも、息子を見守る母親の気分にさせられるのは彼です。
想いを寄せるMJも、美人というよりはカッコイイ同級生。同性ウケしそう。
そんなわけで、これまでのスパイダーマンの中で確実にいちばん応援したくなる。
単なるスーパーヒーローものではなく、青春ものとして面白い。
ヒーローにはなりたい、人類を救いたい。
でもそれよりも好きな女の子とただただ一緒に居たいんだよ。
人類か彼女か、その間で揺れ動くピーターがカワイイ。
ジェイク・ギレンホールがわりと好きなので、
スパイダーマンと協力するヒーローとして登場するなんてと喜びましたが、
なんだよこのミステリオ、めっちゃ悪い奴やんか。(^^;
アベンジャーズネタも結構登場して楽しい。
やっぱりアベンジャーズを知っている人のほうが楽しめるかな。
AC/DCの“Back in Black”もかかって気分はアゲアゲ。
みんな大好きだ〜!