夜な夜なシネマ

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『犯罪都市 PUNISHMENT』

2024年10月06日 | 映画(は行)
『犯罪都市 PUNISHMENT』(英題:The Roundup: Punishment)
監督:ホ・ミョンヘン
出演:マ・ドンソク,キム・ムヨル,イ・ドンフィ,パク・ジファン,キム・ミンジェ,
   イ・ジフン,キム・ドゴン,イ・ジュビン,キム・シンビ,イ・ボムス他
 
同日に公開となった作品はいろいろあって、結局全部観るのだけれど、
どれを優先して観ようかと考えたとき、どれよりも観たかったのが本作です。
北摂の劇場では字幕版の上映回数が少ないのはなぜだ。
マ・ドンソクを見るならマ・ドンソクの声で見たいじゃあないか。
というわけで、仕事帰りになんばパークスシネマまで車を飛ばしました。
 
“犯罪都市”シリーズも第4弾まで来ました。監督は毎回変わっても楽しさは変わらないのが嬉しい。
 
今回は前作から3年が経過したという設定らしい。
ソウル地方警察庁広域捜査隊に所属する剛腕刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)は、
彼の右腕として働くキム・マンジェ(キム・ミンジェ)以下同班のメンバーを従え、
フィリピンで韓国人青年が殺された事件の捜査に乗り出す。
 
これまで同班が携わってきた事件はもっぱらヤクザ絡み。
今回の事件はそうとは思えないから点数も稼げないと、上司は他部署に任せるように言うが、
どうやら違法オンラインカジノをめぐる国際的IT犯罪組織が跳躍しているらしく、
背後に大物がいると感じたソクトは捜査の続行を主張し、サイバー捜査隊と手を組む。
 
すべてのオンラインカジノを仕切ろうとしていたのは、
若かりし頃からITの天才と呼ばれているチャン・ドンチョル(イ・ドンフィ)。
彼はフィリピン拠点を元傭兵のペク・チャンギ(キム・ムヨル)に任せていたが、
チャンギはかつて特殊部隊で人を殺しすぎてクビになったという経歴の持ち主で……。
 
いや〜、いつもどおり面白い。
悪役が銃をぶっ放そうがナイフを振り回そうが、ソクトは常に拳ひとつで勝負。
強さが半端じゃないから、絶対勝つという安心感のもと観ていられます。
 
ソクト率いる班の絆は誰にも断ち切れないと思うほど、信頼し合っていて皆◯。
サイバー捜査隊の女性刑事を演じるイ・ジフンとその後輩男性刑事キム・ドゴンも可愛い。
 
そして何が可笑しいって、毎度毎度ソクトにおだてられて乗せられる朝鮮族の元マフィア、チャン・イス(パク・ジファン)。
ソクトももう少しぐらい彼を良い目に会わせてあげてと思います(笑)。
 
いつまで続ける気か知らないけれど、マ・ドンソクがいる限り続けてほしいシリーズです。

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