『帰ってきた宮田バスターズ(株)』
監督:坂田敦哉
出演:渡部直也,大須みづほ,佐田淳,ユミコテラダンス,山本愛生,栗原駿,水野祐樹,宮崎美子他
ダッチワイフの映画をシアターセブンで観た後は、上階の第七藝術劇場でこれ。
本作も舞台挨拶付きの回を鑑賞しました。
2019年に製作された20分の短編『宮田バスターズ(株)』が話題になり、
クラウドファンディングで資金を集めて翌年『宮田バスターズ(株) 大長編』を製作。
さらにそれを再編集したのが本作なのだそうです。
坂田敦哉監督は1999年生まれ。ってついこの間やん!などと私は思ってしまうのですが、
ホンマについこの間でしょ。若っ。嘘みたい。楽しい。
宮田バスターズ株式会社。
宇宙生物が飛来して事故が多発する今、電話一本で駆けつけてくれる宇宙生物駆除専門の会社。
社長のミヤタ以下5人の社員は業務に明け暮れる毎日を過ごしていたが、
最近は駆除作業に伴う器物破損が問題視されて苦情も寄せられるように。
とあるコンサルティング会社が光線銃なるものを発売し、宮田バスターズへの駆除依頼が激減するのだが……。
手作り感いっぱいです。憎めない作品ではあります。
ただ、思ったよりも笑えるシーンは少なくて、ちょっと残念。
最初の短編のインパクトが強かったので、面白くしようという思いが空回りしちゃった感。
力が入りすぎたのかもしれません。
手作りと聞くと、ついつい『JUNK HEAD』(2017)と比べてしまう。
あのマニアックさはないために、ちょこっとしたシーンもグロくて雑に思えてしまいます。
楽しんで作っている気持ちは伝わってきますから、今後も応援したい。