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『カルキ 2898-AD』

2025年01月19日 | 映画(か行)
『カルキ 2898-AD』(原題:Kalki 2898-AD)
監督:ナーグ・アシュウィン
出演:プラバース,ディーピカー・パードゥコーン,アミターブ・バッチャン,カマル・ハーサン,シャッショト・チャタルジー他
 
109シネマズ箕面にて今年初の“おひとりさま”の次にボリウッドテルグ語作品。
そもそもタイトルの“カルキ”が何か知らず、調べました。
ヒンドゥー教の神ヴィシュヌの10番目にして最後のアヴァターラ」と言われてもピンと来ないけど、
“アヴァターラ”とは「不死の存在」や「化身」を指すのだそうです。うん、ますますわからん(笑)。

聖なる地“クルクシェートラ”での戦いが終焉を迎えた頃、
ヴィシュヌの8番目の化身クリシュナの怒りを買ったアシュヴァッターマンこと導師グルの息子ドローナは、
クリシュナから不死身の呪いをかけられ、生きることも死ぬこともできずにさまよう。
呪いが解かれるのは、6000年後に生を受けるはずのカルキを救うとき。

それから6000年経った西暦2898年、地球は200歳のスプリーム・ヤスキンによって統治されている。
ヤスキンは空に浮かぶ巨大要塞“コンプレックス”を築き、コンプレックスで暮らせるのは特権階級のみ。
また、ヤスキンの命を保持するためには妊婦の血清が必要で、
妊娠可能な女性を拉致してはコンプレックスで監禁して妊娠させ、血清を集めていた。
不妊女性は妊婦の世話をする奴隷として仕えさせられる。

ある日、奴隷のうちのひとり、スマティが妊娠していることがわかる。
ヤスキンが望む血清は妊娠期間120日を経た妊婦のものだが、どの妊婦も120日もたず、血清の抽出後は死亡。
ところが不妊のはずのスマティはすでに150日に入っている。

彼女の子宮にいる胎児こそカルキ。
カルキの誕生が近いと知った不死身のアシュヴァッターマンは覚醒し、スマティを守ろうとする。

一方、コンプレックスで暮らす日を夢見る賞金稼ぎのバイラヴァは、
コンプレックスから逃亡した妊婦に高額の賞金がかけられていると知って追いかけるのだが……。

ヒンドゥー教の神やインドの叙事詩『マハーバーラタ』を多少なりとも知っていないとワケわからん。
わからないのにそれなりに面白いのはどういうことなんでしょうね。さすがボリウッド。

“バーフバリ”シリーズのプラバースといえばボリウッドのスーパースター。
彼がバイラヴァを演じていますが、ウザいのなんのって。
賞金を狙ってスマティを追い回すせいで、スマティを匿う反乱軍の村シャンバラにヤスキンの部下が乗り込み、戦いに。
実は彼は太陽神の子カルナなのですが、本人はそのことに気づいていません。
あるとき突然変身して、戦いが終わるとバイラヴァに戻り、またスマティを捕まえて賞金を稼ごうとします。

どうにも話が終わりそうにないと思ったら、これも“to be continued”かよ!
昨年観たボリウッドのほとんどが「続く」ですからね。頭の中で話がこんがらがります。

『砂の惑星』みたいで、『マッドマックス』のようなノリもあり、要塞を見れば『エリジウム』も思い出す。
『ブレードランナー』『スター・ウォーズ』に通ずるところもあり。めっちゃお金がかかっていそうです。

忘れないうちに続きをお願いします。

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