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『チケット・トゥ・パラダイス』

2022年11月12日 | 映画(た行)
『チケット・トゥ・パラダイス』(原題:Ticket To Paradise)
監督:オル・パーカー
出演:ジュリア・ロバーツ,ジョージ・クルーニー,ケイトリン・デヴァー,
   マキシム・ブティエ,ビリー・ロード,リュカ・ブラヴォー他
 
さすがにもうそんなに客は呼べないでしょう。
と思いつつ109シネマズ大阪エキスポシティへ。
 
監督は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』(2018)のオル・パーカー。
 
デヴィッドとジョージアは20年前に離婚した元夫婦。
共に結婚したことを後悔し、円満に別れたとは言いがたく、顔を合わせればいがみ合ってばかり。
 
そんなふたりが愛してやまないのが一人娘のリリー。
ロースクールの卒業式にやむをえずそろって出席、娘の卒業を祝う。
弁護士になるリリーは、就職前の最後の休暇を楽しむべく親友レンと一緒にバリ島へ。
 
そこでリリーが出会ったのが、島で海藻の養殖に携わる青年グデ。
卒業旅行からひと月余りしか経たないうちにリリーから届いたメールを見て、
デヴィッドとジョージアは唖然呆然。
なんとリリーは弁護士にはならずにグデと結婚し、ずっと島で暮らすと言うのだ。
 
自分たちと同じ過ちを娘が犯すのを阻止したい。
そのために共同戦線を張ることにしたデヴィッドとジョージアは、
この結婚に反対していることをリリーに悟られないよう、
しかしリリーが結婚をやめるように作戦を考えるのだが……。
 
ジュリア・ロバーツは55歳。
そりゃ今も綺麗ではあるけれど、リュカ・ブラヴォー演じる今カレのポールは34歳。
並ぶと親子とは言わないまでも、どう見ても歳の差を感じます。
プロデューサーとして彼女自身も加わっているのですから、これは控えてほしかった。
私の大の苦手な「オバハンの妄想」です。
冒頭の彼女と彼のキスシーンなんて、かなりキモくて笑えません。(--;
 
けれどこのポールがイケメンのパイロットながらマヌケ。
空気の読めないサプライズ好きで、相手として絶対ありえない。
だからまぁコメディになって許せる範囲内ではあります。
 
非現実的ですよねぇ。
ロースクールを卒業したばかりの女子が南国の島に行って恋に落ちる。
イケメンの好青年に今まで結婚話はなかったのかいなと思うし、
渡島してから1カ月ちょいで現地の人たちと現地語で会話できるようになるって。
コミュニケーション能力に長けた女子なのかもしれませんが、
いきなり150人も親戚ができるんですよ。やっていけますか。
しかも結婚に当たって犬歯を削る風習があるような島で。
 
ところどころは笑いながら、しかし無理!と思いながら観ていましたが、
前列にいたおばちゃん二人連れはものすごく笑っていました。へ〜。
そないに笑うほどオモロイか?
冷めた感想ですみません。でもフツーには面白かったですよ。(^^;

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