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『エイリアン:ロムルス』

2024年09月19日 | 映画(あ行)
『エイリアン:ロムルス』(原題:Alien: Romulus)
監督:フェデ・アルバレス
出演:ケイリー・スピーニー,デヴィッド・ジョンソン,アーチー・ルノー,イザベラ・メルセド,
   スパイク・ファーン,エイリーン・ウー,ダニエル・ベッツ,トレバー・ニューリン他
 
109シネマズ箕面にて。
 
子どもの頃から長らくホラー作品を避けてきたせいで、“エイリアン”シリーズは基本的に未見なのです。
ようやく観るようになったのが『プロメテウス』(2012)から。
これはシリーズ第1作『エイリアン』(1979)の前日譚で、
『エイリアン:コヴェナント』(2017)はその『プロメテウス』の続編という位置づけでした。
 
本作は第1作と第2作『エイリアン2』(1986)の間に起きたことという想定なのだそうです。
“エイリアン”シリーズがいったい何作あったのかも知らない私はそう聞いても?ですが、
全然知らなくても楽しめるのではないかと思います。グロいけど(笑)。
 
レインが暮らすジャクソン星は、劣悪な環境にある。
ウェイランド・ユタニ社の鉱山で働くことに疲れ果て、労働契約期間を満了した今、ユヴァーガ星への移住を希望するが、
契約内容が変わったとかで、この先5~6年は移住を認めないと理不尽に言われてしまう。
 
レイン同様にジャクソン星での日々に不満を持つタイラーほか3人から呼び出されて行ってみると、
タイラーたちはジャクソン星の軌道上で漂流するユタニ社製の宇宙船を見つけたと言う。
放置されたままのこの宇宙船に乗ればユヴァーガ星にたどり着けるはずだと。
 
レインには弟分のアンディがいる。アンディはユタニ社製の旧式アンドロイド。
宇宙船のシステムには人間は侵入することができず、アンディならそれができるから、
いくら旧式で頼りないアンディであっても、今回はその力が必要。
 
こうしてレインとアンディ、タイラー、ビヨン、ナヴァロ、妊娠中のケイの計6名は宇宙船へ。
ユヴァーガ星に到達するための燃料を探していると、休眠していたエイリアンが覚醒して……。
 
鑑賞後にいろいろ読んでみると、レインとタイラーがかつて恋人状態にあったり、
レインの亡き父親がアンディの任務として「レインの安全確保」をプログラムしていたり、
“エイリアン”シリーズを観ている人のほうがうんと楽しめそうではあります。
 
それでも、『ドント・ブリーズ』(2016)や『蜘蛛の巣を払う女』(2018)のフェデ・アルバレス監督の力量は確かだから、
画面から一時も目が離せず、ドキドキしながら最初から最後まで。
 
アルバレス監督はウルグアイモンテビデオのご出身。
スペイン語圏とポルトガル語圏の作品が大好きな私ゆえ、この監督の作品も好きなのかなぁと思いますが、どうなんでしょ。
ちなみにこの監督、好きな映画を問われて『オールド・ボーイ』(2003)を挙げていらっしゃいます。
そりゃそれを挙げる監督は面白いやろと思わずにはいられません。
 
最後に登場するデカすぎるエイリアン、オフスプリングが実写で撮影されていると知ってビックリ。
ルーマニアのバスケットボールの選手で、身長2m31cmですと。ひょえー。

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