『リトル・マエストラ』
監督:雑賀俊郎
出演:有村架純,釈由美子,蟹江敬三,篠井英介,筒井真理子,
上遠野太洸,松本利夫,前田吟,井上道義,小倉久寛他
今年の2月初めに石川県で先行公開。
その後、大阪はシネ・ヌーヴォで上映されていたようなのですが、全然知らず。
8月末にTSUTAYA DISCASでタイトルを見るもあまり興味を惹かれず。
同時期にレンタルした別作品に収録されていた予告編を観たら、ばりばりストライク。
やっぱり「映画×音楽」は、私は外したらあかんなぁと思いました。
ところで主演の有村架純ちゃん、最近見た若手女優の中でいちばんカワイイかも。
と思って調べてみたら、過去にも見ているじゃないですか。
『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)では玉山鉄二とつきあう女子高生役。
う~ん、きっと可愛かったんだろうけれど、顔までは覚えていません。
最近では『あまちゃん』でキョンキョンの少女期役を演じたそうで。
可愛さとか格好よさって、役柄によって変わるものですねぇ。当然か。
彼女は伊丹市出身ということも知り、もう忘れることはないでしょう。
過疎化が進む港町、石川県羽咋郡志賀町福浦。
数十年つづくアマチュア楽団“漁火オーケストラ”は、お世辞にも上手とは言えないが、
近々おこなわれるコンクールへの出場を楽しみに練習を重ねている。
ところが、楽団をまとめる指揮者の吉川が急逝。
コンクール出場どころか、楽団解散の危機に陥ってしまう。
楽団員で唯一、東京の音大出身者であるみどりがふと思いついたのは、
吉川がよく話していた孫娘の美咲のこと。
現在高校生の美咲は、過去に事故に遭ったために楽器の演奏はできないが、
天才指揮者と崇められているらしい。
さっそく美咲に連絡を取り、はるばる福浦までやってきた美咲を迎えに行ったところ、
そこにいたのは茶髪に厚化粧、派手な服を着たイマドキの女子高生で……。
実は高校のブラスバンド部の指揮者であるに過ぎない美咲は、
どうせコンクール本選になんて出られるわけもない“漁火”のこと、
みんなに夢だけ見させて、自分はバイト代をもらえるならば、
天才指揮者のふりをしてやってもいいと言います。
喜ぶみんなを前にして今さら本当のことも言えず、了承するみどり。
わりと早いうちにこの嘘はバレてしまい、荷物をまとめて去りかけていた美咲ですが、
町の長老タツ爺の話を聞いたみどりは、美咲が本当に天才指揮者であることを感じ取り、
バスを追いかけて引き止めます。
騙されたと傷つき怒る楽団員たち以上に、
これまでの家庭や学校の暮らしの中で傷だらけになっていた美咲。
その彼女が心のうちを晒し、誠意を持って楽団員たちと相対したとき、
エドワード・エルガーの『威風堂々』がすばらしい演奏となります。
見ていて照れてしまうようなクサさもありますが、やっぱりイイ。
前田吟演じるタツ爺の圧倒的な存在感にもお見それしました。
蟹江敬三や篠井英介など、偏屈ながら心優しい漁師たちが頼もしい。
楽譜は、作曲者からの、そして、指揮者からの手紙。
宛先もきちっと決められたら、想いはきっと届く。
監督:雑賀俊郎
出演:有村架純,釈由美子,蟹江敬三,篠井英介,筒井真理子,
上遠野太洸,松本利夫,前田吟,井上道義,小倉久寛他
今年の2月初めに石川県で先行公開。
その後、大阪はシネ・ヌーヴォで上映されていたようなのですが、全然知らず。
8月末にTSUTAYA DISCASでタイトルを見るもあまり興味を惹かれず。
同時期にレンタルした別作品に収録されていた予告編を観たら、ばりばりストライク。
やっぱり「映画×音楽」は、私は外したらあかんなぁと思いました。
ところで主演の有村架純ちゃん、最近見た若手女優の中でいちばんカワイイかも。
と思って調べてみたら、過去にも見ているじゃないですか。
『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)では玉山鉄二とつきあう女子高生役。
う~ん、きっと可愛かったんだろうけれど、顔までは覚えていません。
最近では『あまちゃん』でキョンキョンの少女期役を演じたそうで。
可愛さとか格好よさって、役柄によって変わるものですねぇ。当然か。
彼女は伊丹市出身ということも知り、もう忘れることはないでしょう。
過疎化が進む港町、石川県羽咋郡志賀町福浦。
数十年つづくアマチュア楽団“漁火オーケストラ”は、お世辞にも上手とは言えないが、
近々おこなわれるコンクールへの出場を楽しみに練習を重ねている。
ところが、楽団をまとめる指揮者の吉川が急逝。
コンクール出場どころか、楽団解散の危機に陥ってしまう。
楽団員で唯一、東京の音大出身者であるみどりがふと思いついたのは、
吉川がよく話していた孫娘の美咲のこと。
現在高校生の美咲は、過去に事故に遭ったために楽器の演奏はできないが、
天才指揮者と崇められているらしい。
さっそく美咲に連絡を取り、はるばる福浦までやってきた美咲を迎えに行ったところ、
そこにいたのは茶髪に厚化粧、派手な服を着たイマドキの女子高生で……。
実は高校のブラスバンド部の指揮者であるに過ぎない美咲は、
どうせコンクール本選になんて出られるわけもない“漁火”のこと、
みんなに夢だけ見させて、自分はバイト代をもらえるならば、
天才指揮者のふりをしてやってもいいと言います。
喜ぶみんなを前にして今さら本当のことも言えず、了承するみどり。
わりと早いうちにこの嘘はバレてしまい、荷物をまとめて去りかけていた美咲ですが、
町の長老タツ爺の話を聞いたみどりは、美咲が本当に天才指揮者であることを感じ取り、
バスを追いかけて引き止めます。
騙されたと傷つき怒る楽団員たち以上に、
これまでの家庭や学校の暮らしの中で傷だらけになっていた美咲。
その彼女が心のうちを晒し、誠意を持って楽団員たちと相対したとき、
エドワード・エルガーの『威風堂々』がすばらしい演奏となります。
見ていて照れてしまうようなクサさもありますが、やっぱりイイ。
前田吟演じるタツ爺の圧倒的な存在感にもお見それしました。
蟹江敬三や篠井英介など、偏屈ながら心優しい漁師たちが頼もしい。
楽譜は、作曲者からの、そして、指揮者からの手紙。
宛先もきちっと決められたら、想いはきっと届く。