夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

17回目の『トップガン マーヴェリック』

2022年08月26日 | 映画(た行)
もうええっちゅうねんと言われそうですが、ほかにネタがない(笑)。
17回目の『トップガン マーヴェリック』は109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を鑑賞。

MX4D版では吹替版が意外と良いことに気づかされ、
4DX版は風吹く水飛ぶで冷えすぎて寒さに震え上がりました。
シアタス心斎橋のグランシアターで4,000円払って鑑賞し、
なんばパークスシネマではライブ音響上映を2回経験。

いろいろ試しましたが、やっぱりエキスポのIMAXシアターは最強です。
先々週から『トップガン マーヴェリック』も1日1回ながら再上映。
よほど人気らしく、いつもチケット発売と同時にドドーッと売れています。
エグゼクティブシートは早々と完売という実態。

ところで、せっかくこんなにも観ているのだから、
少しぐらい英語を聴き取りたいと思いました。
『ボヘミアン・ラプソディ』のときに知った、スクリプトまるごと載っているサイト。
『ボラプ』のときにはたいそう参考になったので、本作もと思ったら。

誰が作っているサイトなのか知りませんが、本作に関しては結構ボロボロだと思うんです。
だって、1頁目からしてもうおかしい。
「マッハ」と言っているのに、そのサイトには“Mach”じゃなくて“Mark”と書いてある。
“Mach”なんてどっちみち私には発音できない単語ですが、“Mark”じゃないことぐらいはわかる。

出撃前にハングマンがルースターに掛ける台詞、「ぶちかませ」のところ、
“Give 'em hell”なんてそのスクリプトには影も形もありません。
無事生還したマーヴェリックがバーを訪れ、ジミーに「ペニーはいつ戻るか言ってたかな」と聞くところは、
“Did he say when he'll be back?”になっています。いやいや、“she”やろ。

俗語だか略語だかわからない意味不明の単語が並んでいる頁も多いんです。
映画の公開直後からスクリプト丸ごと載せられていたのは凄いのですけれど、
正しいスクリプト完全版が見たい。どこかに落ちていないか探し中。

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『バイオレンスアクション』

2022年08月25日 | 映画(は行)
『バイオレンスアクション』
監督:瑠東東一郎
出演:橋本環奈,杉野遥亮,鈴鹿央士,馬場ふみか,森崎ウィン,大東駿介,太田夢莉,
   猪塚健太,箭内夢菜,兵動大樹,くっきー!,佐藤二朗,城田優,高橋克典,岡村隆史他
 
飲み友だちの兄さんとここで落ち合って、本などの貸し借りをすることになっていました。
昼間、本作の評判が非常に悪いようだけどホンマに行くのかと兄さんから連絡あり。
だけどほかに観るものもないし、私は世間の評判に関わらず観るほうだし。
で、予定どおり、109シネマズ箕面へ。
 
原作は小学館の漫画配信サイト『やわらかスピリッツ』に連載中のコミック。
 
簿記検定2級合格を目指して専門学校に通う菊野ケイ(橋本環奈)は実は凄腕の殺し屋。
彼女が所属する殺し屋組織“ぷるるん天然娘特急便”のアジトは、会員制ラーメン店を装っている。
 
あるとき、関東最大のヤクザ、伝馬組で内部抗争が勃発。
現三代目組長(佐藤二朗)が退いたら次期組長に収まろうとしている者がふたり。
伝馬組配下の木下組組長(高橋克典)と国津組組長(兵動大樹)だ。
 
木下は一刻も早く三代目を亡き者にしようと画策。
自分が飼い慣らしたアヤベ(大東駿介)に三代目の金をくすねさせ、弱体化させようとしている。
と同時に国津も殺してしまおうと、ケイを雇う。
 
国津組に乗り込んでいとも簡単に仕事を片付けたケイだったが、
伝馬組で経理を担当するテラノ(杉野遥亮)が木下の策略に気づき、
アヤベが隠していた金をすべて持ち逃げすることに成功。
怒った木下はありったけの手下を連れてテラノを追いつつ、再びケイを雇うのだが……。
 
ハードルが下がっていたおかげか、それほどつまらないとは思いませんでした。
これよりつまらん作品なんてなんぼでもあるし。
 
キャストがかなり楽しい。
特に最近の私の注目株、馬場ふみかがラーメン店の店長で可笑しい。
ケイに想いを寄せる専門学校同級生・渡辺に鈴鹿央士。ケイたち殺し屋を運ぶドライバーに岡村隆史
ケイの同僚・だりあ役は太田夢莉。初めて見る女優だと思ったらNMB48の元メンバーか。
ショートカットがよく似合って羨ましい。
木下の片腕的存在、金子役には森崎ウィン。キレた殺し屋・ミチタカ君役の城田優はぶっ飛んでます。
 
CGを駆使したアクションはイマイチ。真面目なのかふざけているのかわからない。
女子の殺し屋を主人公にした作品では『ベイビーわるきゅーれ』のほうが断然よい。
でも、期待を持たずに観に行くのは意外と大事。睡魔に襲われなかった点でオッケーです。
 
が、続編は要らんよ。(^^;

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ライブ音響上映で『犬王』も観る。

2022年08月24日 | 映画(あ行)
16回目の『トップガン マーヴェリック』をライブ音響上映で鑑賞後、
今度は同じシアターで『犬王』のライブ音響上映。
しかもこれは歌詞字幕付きの無発声“狂騒”応援上映です。

コロナ前のさまざまな映画の応援上映とは違い、声援は無し。
『犬王』にハマって10回以上鑑賞済みだという友人も来ると聞いていたので、
到着後に「もう着いてる?」とLINEして会場で落ち合いました。
お手製の団扇を見せてくれましたが、上映前の周囲はいたって静かだったから、
はたしてその団扇を振り回せる雰囲気になるんだろうかと訝る私。

ところが、始まってみて驚いた。
確かに無発声だけど、多くの人がサイリウムは持参していて、ノリノリ。
私の隣席の人なんて松葉杖を突いた怪我人なのに、めちゃ楽しそう。
私ひとりドン引き状態ですみません。(^^;
これはもう少し後方の席に座ってみんなの姿を見るのが正解でしょう。

無発声でもじゅうぶんに楽しい上映会でしたが、
発声できるようになったらこの何十倍も楽しいだろうなぁ。
そんな日が戻ってくることを望みます。

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ライブ音響上映で『トップガン マーヴェリック』を観る。

2022年08月23日 | 映画(た行)
数年前までわりと頻繁にあった爆音映画祭
それが、コロナのせいなのか縮小された印象です。
爆音という響きがコロナに悪そうな感じなのですかねぇ。
いつしかライブ音響上映なるものとして開催されるように。

ここまでに14回観た『トップガン マーヴェリック』
あと何回観てもいいのですが、さすがに通常版じゃ物足りない。
連日なんばパークスシネマまで足を運び、15回目と16回目を鑑賞しました。

まずはライブ音響上映初日、わりと前方の列の端っこ席で。
抱え持っている鞄の中までずしずし言うほど音が響きます。
スマホがブルっているのか判断がつかなかったぐらい(笑)。

翌日はもう少し後方の列だけどやっぱり端っこで。
2日続けて体験すると、前方の席より後方の席のほうが断然いいですね。
って、今ごろ気ぃついたんかい。すみません。

まぁしかし、109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXレーザーGT版に敵うもの無しかもしれません。
音のみならず、横にも縦にもデカいスクリーンが最強です。

で、今週も予約してしまった、IMAXレーザーGT版を。
早めにチェックしたのに、エグゼクティブシートはとっくに売り切れ。
でも、このIMAXシアターに関しても、エグゼクティブシートより後ろの席のほうがさらによかったりします。

ところで『ボヘミアン・ラプソディ』は初めて観てから30回目までどれぐらいかかったのだろうと調べたら、ほぼ2年でした。
1回目から16回目まで3カ月ということは、30回は超えそう。

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『ハウ』

2022年08月22日 | 映画(は行)
『ハウ』
監督:犬童一心
出演:田中圭,池田エライザ,野間口徹,渡辺真起子,長澤樹,モトーラ世理奈,深川麻衣,
   田中要次,利重剛,伊勢志摩,市川実和子,田畑智子,石橋蓮司,宮本信子他
 
なんばパークスシネマにて、15回目の『トップガン マーヴェリック』を鑑賞後、
1本だけで帰るのは駐車場代がもったいないので本作も鑑賞。
 
原作は脚本家の斉藤ひろしによる同名小説。
私は名前を存じ上げなかったのですが、古いところでは『秘密』(1999)、『きみの友だち』(2008)、
なんとも凄いヒット作の嵐。そんな脚本家を知らずにすみませんでした。
 
で、犬童一心監督となれば、ヒットは約束されたもの同然。
けど、最近の犬童監督には昔のような輝きを感じられないようにも思います。
本作も極めてビミョー。
 
市役所に勤務する赤西民夫(田中圭)は、婚約者(深川麻衣)にあっさりフラれる。
結婚式場は予約済み、35年ローンの一戸建てだって買ったところだったのに。
 
課長の鍋島史郎(野間口徹)は傷心している民夫を家に誘う。
聞けば鍋島の妻の麗子(渡辺真起子)は保護犬の世話をしており、
そのうちの1匹である白い大型犬を飼わないかと民夫は勧められる。
 
元の飼い主の非情な都合で声帯を切られて声を出すことができない犬。
鳴こうとすれば「ハウッ」という声にならない声が出るだけ。
飼うことをなんとなく断れずに押し付けられた格好だったが、
民夫は「ハウ」と名付けてその犬を引き取る。すると民夫の生活は一変。
 
ハウと過ごす時間が楽しくてたまらない民夫。
しかしある日、散歩に出かけた先で民夫がうたた寝した折、ハウがいなくなってしまう。
なんとハウは青森行きのトラックに飛び乗っていたのだ。
 
そうとは知らない民夫は、麗子たちの協力を得てハウを探すが見つからず。
月日が経ち、ハウは死んだものと断定され、民夫はあきらめるよりほかなくなる。
その頃、ハウは民夫のもとへ戻りたい一心で走り続けていて……。
 
ハウのロードムービーですね。
ハウが旅先で出会うなかで印象深いのは、宮本信子演じる傘店の老女。
店主だった夫(石橋蓮司)を亡くし、店があるのはシャッター商店街の中。
次々と閉店するご近所さんを見て心が折れそうになるけれど、
亡父が「雨が降らなくなることは絶対にない」と言っていたのを思い出し、
なんとか傘店の営業を続けています。そこを訪れるハウ。
 
また、夫からDVを受けてシェルターに逃げ込んだ女性をモトーラ世理奈が演じています。
ハウには人の痛みがわかり、それぞれを癒してくれる。
 
いい話だと思いますが、DV男が追いかけてきてナイフを振り回すシーンなどは少しやりすぎの感。
あんな深い傷を負って大丈夫なシスター、マジで大丈夫か。(^^;
こいつのことなんて助けなくていいんだよハウ、と思ってしまいました。
 
民夫のもとにハウが戻ってハッピーエンド、と思うじゃないですか。えーっ、違うの!?
こういう話は大団円であってほしい。ありきたりでいいから。
 
私のツボはまたしても野間口徹
民夫から結婚がボツになったことを聞いた瞬間に「俺、そういうのひとりで抱えるのムリ」と、
「はーい、みんなちょっと聞いて。赤西くん、結婚ダメになったから」と言っちゃうとこ、好きです(笑)。
 
大団円じゃなくて残念でガックリきましたが、心に残った台詞もいろいろあります。
最愛の飼い猫を亡くした同僚(池田エライザ)との会話中の、
「悲しみが消えてなくなることはないと思う。その悲しみを上手にしまい込むしかない」みたいな台詞とか。
 
悲しんでいる人を励ますつもりかもしれないけれど、
上から目線で「遅かれ早かれ命はなくなるもの」とか「いいかげん乗り越えろ」とか、
「とっとと次の犬を飼えばいい」というようなことを言う人。
おつきあいしたくない。

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