昨日あたりから、影の濃さがハンパない
助手席にのって買い物へいった時なんか
街路樹の影が、黒々と道路に何本も伸びていて
陽のあたっている所は、白くハレーションを起こしている
駐車場の警備員さんは、完璧に影の中に溶けてしまって
目の前にくるまで全く見えず....................
突然のっそりと影が動き出したもんだから、まじでギョッとした
そしてクラッとめまいを起こす、灼熱地獄たすけて~
どんがらと雷雨が激しいらしいけど、ここだけは殆ど降らない
聞えてくるだけ、時折ぽそぽそ降るだけ.............
ひでっている
いっつもそうだ、何故かこの辺だけ雨雲が避けていってしまう
関東の地図をみると、東京都には下に飛び出してる地域がある
ちょうど「イタリア」のブーツ型そっくりに.............
その「つま先」の、ちょっと右あたりが我が家だ(たぶん)
天気図をみると、そのへんだけ雨雲が無いか薄いのだな~いつも~
被害も多くでていることだから不謹慎だけど、ちっとは降ってほしいと思う
蝉の断末魔の季節がやってきた、恐怖だ
今月の初めは、例年より蝉の鳴き声が少なくて静かだった
変だね~って言ってたら、油蝉やミンミン蝉、日暮も聞えてきて
そのうち夜通しギャンギャン大騒ぎになった................
夜の繁華街なんか行くと、明るい街灯のある樹は大絶叫になっていて
耳をつんざく有様だけど、それでも何となく安心した
早起きのオットはアタシが起きる前に、蝉の仏さんを片づけてくれる
ベランダとか玄関を出た所とか、ゴミ出しついでに(笑)掃除してくれる
ありがたい
だけど真夜中に聞えてくる、最後の断末魔までは消せない
なんでも天に召される前に、ひとしきり断末魔のように鳴くそうで
夜中に聞えるのは「それ」なんだそうで、それを知ってからというもの
怖くて怖くて
お盆の夜中なんて眠れなくて、耳を塞いで半泣きしてた
しかも読んでた本は、井伏鱒二の【黒い雨】だったし
10代の頃から4回目くらいだろうか、これを読むのは
久しぶりだったけど、こんな内容だったっけ?とすこし変な気分で
話の軸になる「男性」が、なんだか滑稽だ、変な人だ、って初めて気づいた
悲惨な描写に気をとられ、前回(十数年前)までは気づかなかったのか
アタシも大人になったって事だろうか、わからんが............
残暑がはじまった