めいすいの写真日記

いつもご訪問ありがとうございます
500万アクセスを達成しました

我が街の紹介13・・・・名刹「宝幢寺」、襖絵と中庭の公開

2008-11-29 | 志木市・・・・我が街の紹介
 先週に引き続き、宝幢寺 (埼玉県志木市柏町1-10-22 TEL:048-471-0064) を訪れました。今日は日本画家である小林正路さんの描いた襖絵・・・・「朝霧」、「竹林」、「紅梅」、「白梅」、などと中庭を初めて一般公開する日です。



 玄関を入ると、すぐに唐様の窓があり、紅葉している中庭が見渡せます。これまで何回も宝幢寺には来ていますが、初めて見る光景です。



 夕方、中庭がライトアップされました。

 ところで、今日の一般公開の中心は襖絵です。


 
 小林正路さんは日本画家として活躍しましたが、日本画の巨匠、河合玉堂の門下生であったといいます。また、「日展」系の画家ということです。WEBで調べたところ、埼玉県出身の画家となっていました。
 しかし、今日、宝幢寺を訪れた際の説明では埼玉県志木市の出身ということで、我が街にずっと暮らしていたということです。若い頃小さなアトリエを持っていたということなのですが、そのアトリエは我が家のすぐ近くにあったということには驚きました。
 小林さん大正12年生まれということです。小林さんが青年の頃、私は幼少だったのですが、家の周辺はちょっと高台になって森や田が広がり、道の両側には高い杉の木が生えていて、蛍も飛び交うという、たいへんに美しい風景だったのです。アトリエをここに構えた理由がよく分かります。今は、家がびっしりと建ち並び、そのような面影はまるでありませんが・・・・・。
 また、絵を教えていたという人の名前を聞くと、私の知っている人の名前が出てきたりもします。ものすごく身近に感じる人となりました。

 この絵は「朝霧」。妙義山の朝。霧に包まれて上る朝日を描いているとのことです。間近で見ると美しさは際だってきます。
 下地は、プラチナ箔で、岩絵の具(日本画に用いる鉱物質の絵の具。藍銅鉱・孔雀石・珊瑚・瑪瑙などを粉にして精製して作る。)を用いているとのことです。岩絵の具は、いつまでも色あせないといいます。



 この絵は「竹林」。お寺の裏庭にあった竹林をイメージして書いたそうです。
 同じく下地は金箔で、日本画の手法で描かれており、やはり岩絵の具が用いられているとのことです。

 他にも、襖絵はあったのですが、その紹介は、またの時にしたいと思います。
 いずれにしても、こうした立派な日本画の襖絵が何枚もあるということは、我が街の誇りといえるでしょう。
 
PENTAX K20D + SIGMA 30mm F1.4DCで撮影 、2枚目のみPENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

  にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 志木情報へ  「にほんブログ村」人気ランキングに参加しています。バナー(左のボタン) をクリックしていただければ幸いです。