東北関東大地震により原子炉内の炉内冷却系統を失ってしまった福島第一原発。
どうなるのか心配していた矢先に、水素爆発で建屋の天井が吹き飛び、一気に危機が表面化してしまいました。そして 「制御不能」、「放射能大量放出も」という活字が新聞の紙面に踊りました。
その後、水素爆発の原因となった使用済み核燃料プールの冷却のための、自衛隊員や東京消防庁のハイパーレスキュー隊のまさに命がけでの挑戦が功を奏し、何とかプールの温度が下がりました。隊員たちには感謝の念を表したいと思います。
一方、復旧への最大の鍵であった1号機~4号機原子炉の本格的な冷却を目的とする外部電源の引き込みも、外国メディアに「フクシマ50勇士」と呼ばれている東電と関連企業の社員たちの地道な努力によって続けられ今日、完了しました。今後は機器の点検をしながら機能回復していくという事です。
福島第一原発安定化への道筋がようやく見えてきたといえるでしょう。
しかし、ジワジワと被害が広がる放射能汚染は、ほうれん草などの野菜、牛乳の国の基準値を超えて出荷停止になりました。さらには付近の海洋汚染も広がりつつあります。
ヨウ素とセシウムの放射能汚染は核融合による生成物ということで、原子炉の圧力容器の水面から一部露出した燃料棒からの放射線かと再び心配になります。
でも15日の水素爆発以降は放射能の汚染は減少傾向にあり、ヨウ素の半減期の現象の似ているとの報道が、今日ありました。
なんとか、放射能のこれ以上の放出は防ぎたい。かなりの被害は出ており、予断を許すような状況には、まだなってはいないけれど、「フクシマ50 勇士」の皆さん、国民の大きな期待を担って頑張って下さい。 そして地震による「さらなる被害の拡大」を、なんとか防いで下さい。世界が注目しています。
ブログランキングに参加しています。
ここをポチッとお願いします。
↓