「何事のおわしますかは知らねども、かたじけなく て涙こぼるる」西行法師。
伊勢神宮を訪れる人の多くは、西行法師の思いが率直な気持ちであることが多いのではないでしょうか。
かくいう私もその中の一人です。
今年は20年に一度の「式年遷宮」と呼ばれる神様のお引っ越しの年。このための工事が要所、要所でおこなれていました。
まずは外宮を訪ねました。
外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ・・・食物・穀物を司る神)を祀り、豊受大神宮とも呼ばれます。
第一鳥居。周辺の森が歴史を感じさせます。鳥居は、真ん中から入らず、少しどちらかによって入るのが基本だそうです。
外宮は左側通行というので、左寄りから入ると言うことでしょう。一礼して入ります。
せんぐう館。遷宮のための資料館。1300年にわたって続けられ、今回62回を迎える式年遷宮の記念館。平成24年4月開館。
正宮(しょうぐう)
内宮の正宮と規模や造りは、ほぼ変わりませんが、鰹木が内宮より1本少なく、千木が外削(先端が垂直に切られている)になっているとのこと。
多賀宮。豊受大御神の荒御霊を祀っている。
土宮。大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)を祀る別宮。
風宮。風の神を祀る別宮。
北側御門口。中央に「左側通行」の立て看板がありました。
現在立て替え中の社殿に、装束神宝を新調してご神体を移す式年遷宮の「遷御(せんぎょ)」の儀は、外宮は10月5日午後8時
暗闇の中で行われます。