めいすいの写真日記

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映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」

2015-02-13 | 映画

「KANO 1931海の向こうの甲子園」は、1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に初出場し、決勝まで勝ち進んだ
日本人、台湾人(漢人)、台湾原住民の混成チームによる嘉義農林学校野球部実話に基づいた台湾映画です。

2014年2月に台湾では100館以上で公開され、興行収入10億円の大ヒットを記録しました。日本では2015年
1月24日より公開されています。

 この映画、家の近くのシネコンでは上映しておらず、2月11日(祭日)に浦和に出かけていったら、
20分前なのにチケットが売りきれ、さらに都落ちして13日に東上線の若葉駅前に行き、やっと見る
ことが出来ました。

一度も試合に勝ったことのない嘉義農林学校野球部は新任監督近藤兵太郎のスパルタ 訓練を受けるうちに
甲子園出場の夢を抱くようになり、やがて台湾予選を勝ち抜き、「大きな船に乗って神戸に上陸」夏の甲子園に
出場します。

甲子園でも、”諦めないプレイ”で大観衆を感動させ勝ち進みます。
決勝戦、名門・中京商業との戦いに敗れはしましたが、KANO球児達の戦う姿に観客席からは「天下の嘉農」
との歓声が沸き起こり、大合唱となりました。この大合唱は実際にあった話のようです。

 

嘉義駅前のロータリーのセット。ここで台湾中等学校野球選手権大会(台湾予選)での優勝パレートが行われました。
現在は、この円形部分は噴水になっていて、その中央に当時のエース呉明捷の銅像が建っています。

この映画は実話であり、歴史に残る快挙を支えた人間ドラマが数多く写しだされるのに感動します。
また、選手達のその後の社会における活躍も立派であるのに心奪われました。

なお、映画では、このパレードの途中、水利技術者の八田與一(はったよいち)が設計・建設した灌漑用水路
嘉南大圳(かなんたいしゅう)の烏山頭ダムからの放水の場面が映し出さされ、選手達が用水路に向かい
八田與一が登場するのが印象的です。干害で苦しむ、広い台南平野を穀倉地帯に変え、台湾で一番有名な日本人
が登場することは素晴らしい。