台湾への旅、第4日は台湾随一の景勝地である太魯閣渓谷の観光です。
太魯閣渓谷は、台湾を代表する景勝地で、国家公園になっています。険しい断崖は珊瑚礁の海底が隆起したもので、
立霧渓が何万年もの間に浸食を繰り返して出来た渓谷です。岩肌はすべて大理石で、大理石の産地としても知られています。
渓谷沿いの公路は、手掘りにより1960年に完成しました。
しかし、岩石は風化が進み、もろくなっていて崩れやすく、しばしば崩落し、不通になります。
今も新たなトンネルを作ったり、ルートを変えたりする工事が行われています。
渓谷を通る東西横貫公路は台湾東部最大の都市花蓮と台湾第2の都市台中を結ぶ重要な道路ですが、
バスやトラックは通行することが出来ません。
写真は長春祠 公路建設の難工事に携わって亡くなった212名の霊が祀られています。
首長岩。右手の岩がインディアンの酋長の横顔に見えます。
高い断崖絶壁が続きます。周辺は「九曲り」といい、見事な景観が続きます。
私たちは、この付近を歩きましたが、落石が多いとのことでヘルメットを借りて歩きました。
下に見えるトンネルは東西横貫道路、ここをバスは通ります。
慈母橋 立霧渓と老西渓との合流点に架かる橋。公路建設で働いていた息子と弁当を届けに来た来た母親が激流に流され、命を落とす悲劇が起こった場所。
この後、列車で花蓮から台北に戻りました。そして台北から九份へ。
台北から45Km、約1時間のところにある九份。山の斜面にあり、長い坂道の両側に商店街があり、賑わいがあります。
高台から見る海の景色や赤い提灯に照らされた夜景も美しい魅力のスポットといわれています。
しかし、九份は雨の多いところとして知られ、時には31日間に30日雨(霧雨も含む)が降ることもある街です。
案の定、台北を出発したときは雨が降っていなかったのに、土砂降りの雨。傘を差しましたが、体中がぬれてしまいました。
詳しくは 「めいすいの海外旅日記 台湾 第4日」 をご覧下さい。