めいすいの写真日記

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台湾への旅(4)・・・太魯閣渓谷、九份

2015-02-15 | 旅の写真

台湾への旅、第4日は台湾随一の景勝地である太魯閣渓谷の観光です。

太魯閣渓谷は、台湾を代表する景勝地で、国家公園になっています。険しい断崖は珊瑚礁の海底が隆起したもので、
立霧渓が何万年もの間に浸食を繰り返して出来た渓谷です。岩肌はすべて大理石で、大理石の産地としても知られています。
渓谷沿いの公路は、手掘りにより1960年に完成しました。
しかし、岩石は風化が進み、もろくなっていて崩れやすく、しばしば崩落し、不通になります。
今も新たなトンネルを作ったり、ルートを変えたりする工事が行われています。

渓谷を通る東西横貫公路は台湾東部最大の都市花蓮と台湾第2の都市台中を結ぶ重要な道路ですが、
バスやトラックは通行することが出来ません。

 写真は長春祠 公路建設の難工事に携わって亡くなった212名の霊が祀られています。

首長岩。右手の岩がインディアンの酋長の横顔に見えます。

高い断崖絶壁が続きます。周辺は「九曲り」といい、見事な景観が続きます。
私たちは、この付近を歩きましたが、落石が多いとのことでヘルメットを借りて歩きました。

下に見えるトンネルは東西横貫道路、ここをバスは通ります。

慈母橋 立霧渓と老西渓との合流点に架かる橋。公路建設で働いていた息子と弁当を届けに来た来た母親が激流に流され、命を落とす悲劇が起こった場所。

この後、列車で花蓮から台北に戻りました。そして台北から九份へ。

 台北から45Km、約1時間のところにある九份。山の斜面にあり、長い坂道の両側に商店街があり、賑わいがあります。
 高台から見る海の景色や赤い提灯に照らされた夜景も美しい魅力のスポットといわれています。

 しかし、九份は雨の多いところとして知られ、時には31日間に30日雨(霧雨も含む)が降ることもある街です。
 案の定、台北を出発したときは雨が降っていなかったのに、土砂降りの雨。傘を差しましたが、体中がぬれてしまいました。

 詳しくは 「めいすいの海外旅日記 台湾 第4日」 をご覧下さい。


台湾への旅(3)・・・三仙台、八仙洞、88水害

2015-02-15 | 旅の写真

台湾の旅、第3日は、南の都市、高雄から中央の山地を越えて東側に出て、海岸線を走る移動の旅となりました。
私が前回に旅した時は、まだ東側の道路は舗装もされていなくてバスで走るのはきつい旅だったようです。
遠くに、台湾第2の大きさの島、緑島が見えました。天気の良くない日は、見えないとのことでした。
夏は、レジャーの島として賑わうようですが、その昔は、政治犯や暴力団の人間の監獄があったと言うことです。

 東側から西側の海岸線に抜ける時に、バスの中でガイドさんから聞いた「88水害」の話は驚くような話でした。
またバスからは、大きな「88水害の記念碑」も見えました。

 2009年(平成21年)8月7日から11日にかけて、主に台湾南部で台風8号により、降った豪雨は、おおよそ3日間の間に
世界記録に匹敵する総降水量2000mmから3000mmとなりました。
このため、至る所で土砂災害などが発生し700人もの犠牲者が発生しました。
特に高雄県甲仙郷小林村では、付近の山の深層崩壊に襲われ、村がほぼ全滅し、400名もの方が亡くなりました。

 台湾では、これまでの豪雨は一雨1000mm程度から、1500mm、そして今回の3000mmと増大し、降雨範囲も広くなる傾向にある
ようです。

 日本では、2013年(平成25年)の10月11日に伊豆大島に甚大な被害をもたらした台風26号の土石流災害が記憶に新しいですが、
この時の総降雨量は824mm、死者・行方不明39名であることを考えると、いかに凄まじい豪雨であったことかが分かります。
何よりも、そんなにも雨が降る豪雨があるのか?というのが率直な感想でした。

東の海岸線、古くからの景勝地である三仙台。3人の仙人が岩の上で休んだという伝説があります。

こちらは、八仙洞。大小16の洞窟群。地殻の上昇の過程で波による浸食で出来ました。石器時代の住居跡が発見され、
台湾の第一史跡に指定されています。

詳しくは「めいすいの海外旅日記 台湾第3日」をご覧下さい。