めいすいの写真日記

いつもご訪問ありがとうございます
500万アクセスを達成しました

日フィル 「第九交響曲」特別演奏会(1)トッカータとフーガニ短調

2015-12-27 | コンサート

今日はベートーヴェンの「第九」を聞きに、東京芸術劇場に行きました。
小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー管弦楽団、

午後2時30分の開演、少し早めの2時頃につきました。
今回は女房の友人が合唱のソプラノの一員として出場するということで
入場券の購入を頼まれたようです。
入場券はA席でしたが、2階の舞台の袖の上の一列の座席RB A列17番
この席は普段はC席のようです。アリャリャ・・・

「第九」の演奏に先立ち、
パイプオルガンの演奏が行われました。曲目はバッハ作曲トッカータとフーガニ短調、
ヴィエルヌ作曲交響曲第1番よりフィナーレ
とにかくパイプオルガンのすぐ近く、演奏者の斜め後ろから見るので指の運びやベースの足の運びなどがよく見えて、
パイプオルガンを聴くには意外に良い席ではあります。
 東京芸術劇場のパイプオルガンは外観は近代的な装飾が施されていて、かなり巨大です。調べてみたら、なんと
126のストップ、9000本のパイプがあるようです。
 演奏者は石丸由佳さん、若さが感じられます。

 ところで、NHKの「らららクラシック」という番組がありますが、先月、11月28日(土)に放送されたのが「パイプオルガン
2000年の歴史」、ふいごを使い、風を使い音を出すバイブオルガンが簡単なものから、パイプが何千本もある、巨大な
パイプオルガン、現代のモーターで風を送るものまでの仕組みを紹介しました。
 大型のバイブオルガンには鍵盤が3段、足でふむ低音の鍵盤が一段ある、そしてストップという音を変えるボタンがあり、
その構造は・・・・。との解説もありました。
 そして最後に、さわりに演奏されたのが
①イタリア パスクィーニ作曲「カッコウ」
②バッハ作曲 トッカータとフーガニ短調
③フランス ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番よりフィナーレ
 ①は、カッコウそっくりの音が出ていました。
  そしてなんと今回の演奏と②、③が同じです。そして、演奏の後に「VTRで聞いて、お国柄の違いが分かり、音色の見事さ
と広がり、これだけの迫力、があるのだから、皆さん、ぜひ、パイプオルガンの生演奏を聞く機会があったら聴いてみて下さい」
との話がありました。なんとなく、この番組を日フィルでは意識したのではないかと思われるような気がしますが・・・・。

  トッカータとフーガニ短調は、若い頃からヴァルヒャの演奏をレコード・CDで何回もいているし、どこかで生演奏も聴いたことが
あるような気がします。
  しかし、今日聞いた演奏は音に艶があり、低音はズシーンと来る重みがありました。
  やはり、大きなホールに備え付けられたパイプオルガンはすごいと思います。
 良い演奏で、感動しました。
 ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番よりフィナーレは、パイプオルガンが交響曲もパイプオルガンで演奏できるようにと作られるよう
になり、作曲したものです。
  この曲も、確かに音の重なりがあり、交響曲らしくホール一杯に広がりました。
 でもパイプオルガンは多くのストップがあり、パイプの数も多く、一つ、一つのパイプオルガンは音が異なると思うので音作り
の苦労もたいへんではないかと思われます。

 ところで、ヴィエルムはパリのノートルダム寺院の大聖堂のオルガニストの座を獲得したとのこと。そしてノートルダムでの演奏
中になくなったとのことです。
 一方、石丸由佳さんも、ノートルダムの大聖堂で、ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番を全曲演奏したとのこと。その時の自分の
大聖堂での演奏を、今回、皆さんに味わってもらいたいとプログラムにありました。
 私は、かなり昔にパリを旅行した際、ノートルダムの大聖堂のミサに入れさせてもらい、鐘の音が鳴り、後方からパイプオルガン
の音が聞こえてきたのを鮮明に覚えています。
 音楽会の時は祭壇に向かい、後ろから音色を聞くのでしょうか?どうなるのでしょうね。

 「コバケンの第九」のことを書こうと思ったら、パイプオルガンの演奏のことが長くなってしまったので明日にします。