午前中の横浜火力発電所の見学に続き、午後は電気の史料館(神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4-1 045-394-5900 )へ。
ちょっと不便なところにあるようだが、JR川崎駅からは無料シャトルバスが出ているようだ。
入るとロビーには皇居の二重橋の橋燈が飾られている。明治26年に点灯されて以来90年間利用されていたという。青銅製で装飾がとても素晴らしい。これを見て「日本橋」の親柱も背が高い青銅製の立派な装飾のものが設置されていたのを思い出した。
こちらは、「日光金谷ホテル」の自家発電設備である。明治初期に開業した本格的な西洋風リゾートホテルであるが、明治41年に水力発電設備を導入したというから驚きである。機械はドイツ製であり、40年間利用されたそうである。
そういえば女房が、この「日光金谷ホテル」に一度行ってみたいと言っていた。今でもその格式を守っているということだろう。左側が水車、右側が発電機。
エジソンの電気自動車。100年前から電気自動車はあったということである。当時はタイヤがまで発明されていなかった。そのため、サスペンションはしっかりと付いている。 宮内庁が購入し、大正天皇をお乗せすべく試運転中に物珍しげに近寄ってきた老婆を跳ねてしまったという。これが本邦最初の自動車交通事故である。車も濠に転げ落ちてしまい、こんな危険な乗り物には陛下をお乗せすることは出来ないと計画は取りやめになったとか。
戦後すぐに使われたというパン焼き器と電気コンロ。箱の中にパン生地と電線を二本中に入れるとパンが出来るという話であるが本当に出来るのだろうか? コンロの方はよく見た記憶がある。
いわゆる昭和30年代から始まる高度成長期の「三種の神器」(テレビ、洗濯機、冷蔵庫) 、それに炊飯器、トースター、レコードプレーヤー。洗濯機の手回しハンドルによる水絞り器が今となっては面白い。これらの電気機器により、主婦の労力は大幅に軽減されることになる。
昭和45年頃の電子卓上計算機、右側にそれまで使われていた手回しのタイガー計算機。先輩達はリズミカルにこの手回し計算機を使用し、掛け算を行っていた。
左側の計算機は、職場に一台入ってきた時は便利なものが出来たものだと感心した。今は高性能のパソコン。技術の進歩は速い。
千葉火力発電所の1号タービン発電機。まさに、技術の固まりの機械で、ジェットエンジンに通じるものがあり、迫力満点だ。
50万ボルトの送電線に取り付けられるV吊型懸垂ガイシ装置(1988年から使用開始)。現在は100万ボルトの送電も行われるようになっているそうである。そのガイシは規模が大きくなり部屋には飾れないそうだ
一時間程度の駆け足での見学だったので、エジソンの発明した品々など見逃してしまったものもある。しかし、電気関係の貴重な史料を見せていただき勉強になったと思う。
PENTAX K100D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影
ちょっと不便なところにあるようだが、JR川崎駅からは無料シャトルバスが出ているようだ。
入るとロビーには皇居の二重橋の橋燈が飾られている。明治26年に点灯されて以来90年間利用されていたという。青銅製で装飾がとても素晴らしい。これを見て「日本橋」の親柱も背が高い青銅製の立派な装飾のものが設置されていたのを思い出した。
こちらは、「日光金谷ホテル」の自家発電設備である。明治初期に開業した本格的な西洋風リゾートホテルであるが、明治41年に水力発電設備を導入したというから驚きである。機械はドイツ製であり、40年間利用されたそうである。
そういえば女房が、この「日光金谷ホテル」に一度行ってみたいと言っていた。今でもその格式を守っているということだろう。左側が水車、右側が発電機。
エジソンの電気自動車。100年前から電気自動車はあったということである。当時はタイヤがまで発明されていなかった。そのため、サスペンションはしっかりと付いている。 宮内庁が購入し、大正天皇をお乗せすべく試運転中に物珍しげに近寄ってきた老婆を跳ねてしまったという。これが本邦最初の自動車交通事故である。車も濠に転げ落ちてしまい、こんな危険な乗り物には陛下をお乗せすることは出来ないと計画は取りやめになったとか。
戦後すぐに使われたというパン焼き器と電気コンロ。箱の中にパン生地と電線を二本中に入れるとパンが出来るという話であるが本当に出来るのだろうか? コンロの方はよく見た記憶がある。
いわゆる昭和30年代から始まる高度成長期の「三種の神器」(テレビ、洗濯機、冷蔵庫) 、それに炊飯器、トースター、レコードプレーヤー。洗濯機の手回しハンドルによる水絞り器が今となっては面白い。これらの電気機器により、主婦の労力は大幅に軽減されることになる。
昭和45年頃の電子卓上計算機、右側にそれまで使われていた手回しのタイガー計算機。先輩達はリズミカルにこの手回し計算機を使用し、掛け算を行っていた。
左側の計算機は、職場に一台入ってきた時は便利なものが出来たものだと感心した。今は高性能のパソコン。技術の進歩は速い。
千葉火力発電所の1号タービン発電機。まさに、技術の固まりの機械で、ジェットエンジンに通じるものがあり、迫力満点だ。
50万ボルトの送電線に取り付けられるV吊型懸垂ガイシ装置(1988年から使用開始)。現在は100万ボルトの送電も行われるようになっているそうである。そのガイシは規模が大きくなり部屋には飾れないそうだ
一時間程度の駆け足での見学だったので、エジソンの発明した品々など見逃してしまったものもある。しかし、電気関係の貴重な史料を見せていただき勉強になったと思う。
PENTAX K100D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影