旅の終わりは、越中八尾 (富山県富山市八尾町)。
9月1日から3日まで行われる「おわら風の盆」は、あまりにも有名です。
この写真は昨年の「おわら風の盆」の時に知人のTさんが撮影したものですが、3日間で30万人の観客が八尾を訪れるというのは凄いことだと思います。
こちらは、「おわら風の盆」の銅像。私たち二人は「越中八尾観光会館」(曳山展示館)に入りました。
曳山展示館に入ると、八尾にある6台の曳山のうちの3台が飾られています。日本三大曳山祭というと祇園、高山、秩父ということになっているようですが、私はこれらの曳山は見たことがありません。
展示されている高さ7~8mもある曳山を見て、彫刻や色彩など、その素晴らしさに驚嘆しました。どうしてこうした立派な曳山を造ることが出来たのだろうか?これらの展示を見ていくうちに八尾の街というのは、絹織物の生産で栄え、富山藩の財政を支えていた裕福な街であったということが説明文などを読むうちに分かってきました。
館内ガイドの古川さん にお聞きしたところ、 「おわら風の盆」がこの地に生まれたことも街が裕福だったことと無縁ではないとの話でした。また、「おわら風の盆」の踊りや演奏には、子供の頃から鍛練を積んでいることも教えてもらいました。美しい踊りや見事な演奏がなければ、これだけの人は集まらないと思います。それには、日々の練習を厳しく積まなければならないのは自明の理です。
最近は、有名な日本舞踊の方が振り付けを担当したり、、歌舞伎の三味線の名手の方などが、八尾を訪れるので、「おわら風の盆」に関わる人の腕に磨きがかかっているようです。
また、「越中八尾観光会館」で季節を問わず、「おわら風の盆」などの踊りが見られるようになっていました。
古川さんが特別に三味線を運んできて演奏してくれました。その音色はこれまで聞いたことのない音でした。ええっ!三味線の音って、こんな切れ味鋭い音がするの?という感じです。
八尾の街には500から600丁の三味線があるといいますが、テンポ、音程が良いので、おそらく古川さんは指折りの名手だと思います。その演奏を直接聞くことが出来、幸運だったと思いました。バスの中にビデオカメラやPCM録音機を置いてきてしまったのが悔やまれました。持ってきていれば、このブログに載せることが出来たのに・・・・・。
それから、「蚕と八尾展示室」に入りました。これは、絹織物の生産で栄えた八尾の街の「まゆ街道マップ」。
八尾の絹織物の歴史を知ることが出来る資料や展示品があり、古くから養蚕のための学校や試験所などが開設され、絹織物の生産が進んでいたことが分かります。昔から教育の程度が高く、八尾の街は今も、教育関係者が多いそうです。
観光会館を出て、八尾の街を歩いてみました。ちょっとした路地にも風情があります。
石畳の坂道、5月には昼、美しい曳山が、夜、曳山に取り付けられた沢山の提灯が街を飾り、9月には「おはら風の盆」で賑わいを見せる様子を思い描いてみました。
この後、北陸道をひた走り、上越新幹線で長岡から東京へ。
「五箇山合掌集落の伝統芸能と日本海味覚の旅」は、ずいぶんと多くの場所を巡ったような気がします。充実した二日間でした。
PENTAX K20D +SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影
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9月1日から3日まで行われる「おわら風の盆」は、あまりにも有名です。
この写真は昨年の「おわら風の盆」の時に知人のTさんが撮影したものですが、3日間で30万人の観客が八尾を訪れるというのは凄いことだと思います。
こちらは、「おわら風の盆」の銅像。私たち二人は「越中八尾観光会館」(曳山展示館)に入りました。
曳山展示館に入ると、八尾にある6台の曳山のうちの3台が飾られています。日本三大曳山祭というと祇園、高山、秩父ということになっているようですが、私はこれらの曳山は見たことがありません。
展示されている高さ7~8mもある曳山を見て、彫刻や色彩など、その素晴らしさに驚嘆しました。どうしてこうした立派な曳山を造ることが出来たのだろうか?これらの展示を見ていくうちに八尾の街というのは、絹織物の生産で栄え、富山藩の財政を支えていた裕福な街であったということが説明文などを読むうちに分かってきました。
館内ガイドの古川さん にお聞きしたところ、 「おわら風の盆」がこの地に生まれたことも街が裕福だったことと無縁ではないとの話でした。また、「おわら風の盆」の踊りや演奏には、子供の頃から鍛練を積んでいることも教えてもらいました。美しい踊りや見事な演奏がなければ、これだけの人は集まらないと思います。それには、日々の練習を厳しく積まなければならないのは自明の理です。
最近は、有名な日本舞踊の方が振り付けを担当したり、、歌舞伎の三味線の名手の方などが、八尾を訪れるので、「おわら風の盆」に関わる人の腕に磨きがかかっているようです。
また、「越中八尾観光会館」で季節を問わず、「おわら風の盆」などの踊りが見られるようになっていました。
古川さんが特別に三味線を運んできて演奏してくれました。その音色はこれまで聞いたことのない音でした。ええっ!三味線の音って、こんな切れ味鋭い音がするの?という感じです。
八尾の街には500から600丁の三味線があるといいますが、テンポ、音程が良いので、おそらく古川さんは指折りの名手だと思います。その演奏を直接聞くことが出来、幸運だったと思いました。バスの中にビデオカメラやPCM録音機を置いてきてしまったのが悔やまれました。持ってきていれば、このブログに載せることが出来たのに・・・・・。
それから、「蚕と八尾展示室」に入りました。これは、絹織物の生産で栄えた八尾の街の「まゆ街道マップ」。
八尾の絹織物の歴史を知ることが出来る資料や展示品があり、古くから養蚕のための学校や試験所などが開設され、絹織物の生産が進んでいたことが分かります。昔から教育の程度が高く、八尾の街は今も、教育関係者が多いそうです。
観光会館を出て、八尾の街を歩いてみました。ちょっとした路地にも風情があります。
石畳の坂道、5月には昼、美しい曳山が、夜、曳山に取り付けられた沢山の提灯が街を飾り、9月には「おはら風の盆」で賑わいを見せる様子を思い描いてみました。
この後、北陸道をひた走り、上越新幹線で長岡から東京へ。
「五箇山合掌集落の伝統芸能と日本海味覚の旅」は、ずいぶんと多くの場所を巡ったような気がします。充実した二日間でした。
PENTAX K20D +SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影
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