10月の23日から2泊3日で、東北紅葉を巡るツァーに出かけました。3日ともほぼ快晴と天気に恵まれました。
東北新幹線で盛岡まで、そこからバスで回ります。最初の、訪問地は八幡平。
まずは、日本百名山の1つ八幡平(標高1613m)へ。百名山の中でも最も容易に登れる山の一つといえるでしょう。しかし展望は一流。
右側の階段を上ると展望台があります。
美しい岩手山(2038m)の姿が間近に見られます。こちらも日本百名山。
同じく展望台から、岩木山(1625m)が見えました。写真の中央。「ええっ どこ」といった感じです。頂上にすこし雲がかかっているようです。
こちらも日本百名山。今回の旅では翌々日に岩木山を間近に見ることが出来ました。八幡平から岩木山までは直線距離で90Kmです。
八幡平には良く整備された湿原や沼を巡るハイキングコースがあります。
歩いたコースは、バス停八幡平→八幡平頂上→八幡沼→源太沼→見返り峠→バス停八幡平。のんびり歩いて2時間弱でした。
八幡平は、高山植物の宝庫。7月下旬から8月下旬が最盛期。9月にはリンドウが咲きます。紅葉は10月上旬。
ガマ沼、この沼には多数の火口の後があるということです。後ろは岩手山。
八幡沼の展望台からのパノラマ。この沼にも多数の火口の連なりがあります。この沼を一周しました。左手に見える小屋は陵雲荘。WCあり。
湿原の木道を黙々と歩いて行きます。
湿原内には、池塘が点在します。
これが猛毒のトリカブトだとガイドさんが説明してくれました。
キンポウゲ科の多年草。沖縄県を除く全国に分布します。根子の部分に毒性の強いアルカロイド系アコチニンを含み致死量は
耳掻き一杯程度。花の形が、「鳥が兜」をかぶったように見えることから、この名がつきました。
1986年に週刊誌を騒がせた「トリカブト保険金殺人事件」が発生しています。怖いですね。
出発地点のバス停八幡平に戻ってきたら、はるか彼方に鳥海山(2236m)が見えました。八幡平から鳥海山までは直線距離で120Km。
「こんなにきれいに見えることは、めったに無い、それだけ今日は天気が良い」とガイドさんが力説していました。
鳥海山ももちろん日本百名山。素晴らしい山容ですね。
八幡平の爆裂火口群。このすぐ下に「八幡平の秘湯」が拡がっていて、夜は満点の星の露天風呂が楽しめる
そうです。今時、混浴とのこと。
八幡平の頂上付近は10月上旬から中旬に紅葉が終わってしまったようですが、麓は紅葉の盛りでした。
写真は宿泊した「八幡平リゾートホテル」のテラスから。後方は岩手山。
ホテルに飾られていた「安代リンドウ」。八幡市はリンドウの生産では日本一。「八幡平ブランド」ということです。