外川は江戸時代初期に紀州の崎山治郎右衛門によって築かれた港町。外川沖はタイやヒラメの釣り場でもあります。
碁盤の目の街並は、すでに江戸時代に作られていました。
当時の石畳の道はコンクリートのブロックに変わりましたが、通りの名前の銘板が埋め込まれています。
港に至る道はかなりの急坂です。
朝ドラ「澪つくし」は外川がロケ地。主人公かをる(沢口靖子)の見合い話が進み、3日後に結納という時、異母姉妹で姉の律子が、恋人惣吉
の乗る利根川丸が遭難したというラジオの放送があった(実は律子の作り話)と、かをるに告げます。血相を変えて家を飛び出すかをる。
外川駅で降り、この急坂を駆け下りて浜に出るシーンが印象的です。
ちょっと、整備されていない横道がありました。
傾いている、かなり年代物の倉庫?が目にとまりました。
外川漁港、奥に「千騎ヶ岩」。 この岩は、源義経が千騎の兵をもって立て篭もったところから、この名が付いたといわれています。
外川港から市街へは登り道。
外川の街の商店街では目刺しを作っている家がありました。
榊原豆腐店(銚子市外川町2-10927、TEL0479-22-9557)は明治42年(1909年)創業の老舗店。
「一心通り」の起点にあります。普通の豆腐の他、「豆乳プリン」など各種豆腐を作っていました。
「豆乳プリン」は店先のベンチで食べられます。ほかに銚子電鉄で販売している豆乳ジェラートの豆乳を作っているとのこと。
「豆乳プリン」には、「藻塩にがり」を使用しているとの説明をしてくれました。
藻塩にがりは、ホンダワラという海藻を長時間煮詰めて採取されます。
ヨード分が多く、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ミネラルが豊富です。
一般的なにがりに比べて、塩分濃度が低く、まろやかなうまみがあります。
「大納言豆乳プリン」は、250円。「黄な粉は細かく、喉に入った時むせやすいので注意して下さい」と言われました。
なかなかの味で、大納言(小豆)とともに食べると美味。でも黄な粉には、やはり、むせました。