めいすいの写真日記

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桂林・龍勝棚田の旅(4)・・・・・両江四湖のナイトクルージング

2008-11-13 | 夜景
 桂林市内にある「両江四湖」とは、「漓江、桃花江と木龍湖、桂湖、榕湖、杉湖」を指す。その中心は榕湖、杉湖である。ナイトクルージングで見る夜景はライトアップされ、その美しさは目を見張るものがあった。



 杉湖の日月双塔。ここから、遊覧船は出発する。その美しさは圧巻だ。左が日(太陽)塔、右は月塔



 しばらく行くとクリスタルハウスが見えてくる。ここは中国桂林だということを再認識しなければならなかった。



 ライトアップされた中国風の橋。船はこの中を通り過ぎていく。あまりの美しさに夢中になって頭をぶつけないように、クルーが注意してくれる。



 遊覧船の終点の榕湖の塔。船は杉湖の出発点まで折り返す。3層目は電気が切れちゃった?

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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桂林・龍勝棚田の旅(3)・・・・・龍勝の棚田

2008-11-12 | 旅の写真
 中国に数多くある棚田の中でも、美しいものの一つといわれる龍勝の棚田・・・「龍脊(りゅうせき)・・・平安 壮(チワン)族梯田」。桂林市の北西120kmにあり、バスで2時間半程かかる。「龍勝」の正式名称は「龍勝各族自治県」。ここには、ヤオ族、ミャオ族、ヤオ族、トン族、チワン族などの少数民族が暮らしている。

 棚田の開墾は元(1271~1386年)の時代から始まったというから、日本でいえば鎌倉時代であり、歴史は古い。ほぼ現在の姿になったのは清代ということである。棚田は300m~1000mの間に分布している。



 龍勝棚田の入り口「龍脊(りゅうせき)・・・平安 壮(チワン)族梯田」の文字が見える。有料50元。



 入口から振り返ると、谷の反対側にも、立派な棚田が拡がっている。麓であるのに、小雨が降り、天気が悪く、霧がかかっている。



 ここから標高1300mの展望台まで登っていく。足が悪くて登れない人は「籠」に乗っていく。




 途中には民宿と思われる建物が数多く建っている。少数民族の建物は、一般的には一階は家畜、二階は住居、3階は倉庫ということである。この建物、私には、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」の風呂屋を思い起こさせた。



 田んぼ一枚の面積は狭く、「カエルが飛び跳ねると、3枚の田んぼを越える」と言われるほどである。



 頂上近く、棚田が美しい曲線を描いているのに、霧は深くなるばかりである。
 汗びっしょりになり、頂上の展望台にたどり着いたら、何も見えなかった。棚田の姿が龍に見えるといわれる光景は霧の中である。



 この写真は、展望台で買った写真集の内の一枚。こうゆう形が見えたはずなのに・・・・・・。



 これらの棚田の傾斜は15度から75度に及ぶという。長い年月をかけ、石を並べていく労苦は大変なものであっただろう。ここには、漢民族に山奥まで追い詰められた少数民族の悲哀が感じられてならないのだが・・・・・。

 なお、中国の旅を8回している同行のIさんによると、「龍勝の棚田はあまりにも、有名になりすぎて、観光地化してしまった。元陽の棚田は、まだ観光地化してないので雰囲気がもっと良い。」との話だった。

 詳しくは、「めいすいの海外旅日記」・・・桂林・陽策と龍勝棚田の旅 第3日をご覧下さい。
 
  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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桂林・龍勝棚田の旅(2)・・・・・芦笛岩(鍾乳洞)

2008-11-10 | 旅の写真
 芦笛岩(ろてきがん)は桂林市の西北郊外5kmにある桂林最大の鍾乳洞である。1959年に発見された。
 鍾乳洞の深さは240mで、見学するコースは500mほど。最も高いところで18mある。 洞内には数多くの鍾乳石、石筍、石柱、石幔、石の花が見られる。七色のライトアップにより、色、 形が美しく映え、まさに幻想的である。
 ここ桂林に来るまでは、この鍾乳洞のことを全く知らなかったが、桂林市内の観光のハイライトといえるだろう。



 鍾乳洞の中は、歩道が良く整備されていて歩きやすい。



 七色のライトアップにより、色、 形が美しく映える。



 一番奥に入ったところにある水晶宮殿。この鍾乳洞で一番美しいといわれる場所である。池に鍾乳石が映り、まさに幻想的で、驚きを隠せない。まさに自然が造った宮殿だ。

 詳しくは、「めいすいの海外旅日記」・・・桂林・陽策と龍勝棚田の旅 第2日をご覧下さい。
 
  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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桂林・龍勝棚田の旅(1)・・・・・龍勝の動物たち

2008-11-09 | 旅の写真
 中国、桂林・龍勝棚田の旅。龍勝県で見かけた動物たちは、自然の中で生き生きしているように思えました。



 放し飼いの鶏、写真を撮ろうとしたら素早く逃げて行ってしまいました。



 こちらは、可愛い子犬。広州では犬を食べることがあります。この子犬は大丈夫かな?



「北京ダック」を引き合いに出すまでもなく、アヒルは大切な食材です。道中、アヒルの養殖場をよく見かけました。今回の旅でも食事に良く出てきました。



小平は、「白い猫でも黒い猫でも、鼠を捕る猫が良い猫だ」と言いましたが、こちらは白と黒の模様の猫、鼠を捕るのは上手なのでしょうか?

 走るバスの中からなので、写真には、残念ながら取れませんでしたが、田んぼの中を子豚が二、三匹走り回っているのが見えました。とても可愛らしい。
 ガイドさんの説明では「あの子豚を丸焼きにして食べます」。そうしたら、女性の声で「あーら、おいしそう」。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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ご近所の小さな菊の花

2008-11-03 | 
 11月に入り、菊の花がいたるところで咲いています。ご近所の家々にも菊の花がたくさん植えられて、とても綺麗です。皇室の紋章は「菊」。やはり、日本人にとって「菊」は特別な花といえるのではないでしょうか。



 私の家のすぐそばの急な坂道の壁に垂れ下がって咲いていた小菊の花。



 こちらは黄色い背の低い小さな菊。



 こちらも小さな白い菊。この後、すぐに家の人が一部を切っていきました。家の中に飾るのでしょう。

PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO 3枚目はPENTAX K20D +SIGMA 10-20mmEX DCで撮影

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新国立劇場オペラ「リゴレット」

2008-11-02 | オペラ・バレエ
 11月31日(金)、新国立劇場へヴェルディ作曲「リゴレット」を見に行きました。
 このオペラは、あまりにも有名なアリア「女心の歌」「麗しき人の名は」などで知られ、ヴェルディの中期の傑作です。原作はヴィクトル・ユーゴー「逸楽の王」(1832年)。
 初演は1851年のヴェネツィアのフェニーチェ劇場で、ヴェルディはセンセーショナルな成功を収め、オペラ作曲家としての地位を不動のものとしました。このオペラの主人公は「背中にコブを持つ醜い道化」のリゴレット(バリトン)で「娘への愛」は純粋さを貫くが、心は歪んでいるという設定です。四重唱、合唱を用い、管弦楽では嵐の場面を表現するなど当時としては斬新なオペラでした。新国立劇場では7年ぶりの上演です。

 管弦楽は、ダニエル・カッレガーリ指揮の東京フィルハーモニー管弦楽団。
 合唱は新国立歌劇場合唱団、バレエは東京シティバレエ団

 演出はアルベルト・ファッシーニ。ファシーニはあの映画監督ルキノヴィスコンティのアシスタントからキャリアを積み上げたというだけあって、貴族趣味の豊かな舞台となっています。美術・衣装も素晴らしい。私は新国立劇場でオペラは十数回見ていますが、「アイーダ」は別格としても、この「リゴレット」の舞台の豪華さは、その中で一、二を争うものだと思います。特に第一幕の初めの部分、宮殿の舞踏会で美しい弦のアンサンブルに合わせて踊られるバレエはロマンチックで感動的です。
 出演者は、リゴレットがラード・アタネッリ。ジルダにアニック・マッシス。マントヴァ公爵にシャルヴァ・ムケリア。スバラフチーレに長谷川顕。マッダレーナに森山京子。



 第3幕 ミンチョ河畔の居酒屋 (写真) 
 リゴレットとその娘ジルダが外に佇む。そこに士官姿の放蕩者のマントヴァ公爵が颯爽と登場し「女心の歌」を歌います。モテ男の面目躍如といった雰囲気で、いつ聞いても、心が躍るアリアです。
 公爵は店に入り、亭主スパラフチーレの妹マッダレーナを口説きます。マッダレーナは巧みにあしらいます。さらわれて、公爵から辱めを受けたジルダは公爵の戯れを見て苦しみ、リゴレットはそんな娘に復讐が必要なのだと説きます。この四人の性格と言葉が同時に理解できる「四重唱」も聴き応えがありました。
 リゴレットがスパラチーレに公爵殺しを依頼すると、それを耳にしたジルダが身代わりになることを決意します。あたりは嵐になり、稲妻が走ります。ジルダは建物に飛び込み、刃を受けます。リゴレットは、死体の入った袋を開いて、娘の変わり果てた姿を目にし、「あの呪いめ!」と絶叫します。

 このオペラには、有名な合唱曲はありませんが、いろいろなところで効果的にコーラスが用いられています。三澤洋史合唱指揮の新国立劇場合唱団のコーラスは素晴らしく、日々実力を上げているように思います。
 また、今回は二階席中央ということもあって、オーケストラの音がきわめて鮮明に聞こえたこともあり、東フィルの演奏も楽しめました。一階だとオーケストラボックスから演奏する音が頭の上を通っていってしまうのかも知れません。

 ところで、こうした立派な舞台と貴族趣味の良質な衣装が、すでに新国立劇場には、用意できていているのに、内容も優れた、このオペラが7年目にして、やっと再演されたということは、どうしたことなのでしょうか?
 もっと人気が出て、数多く公開されても良かったのではと思うのですが・・・。やはり、ストーリー展開に残忍なところがあるので、日本人には共感できないところがあるのでしょうか。
 今回、この「リゴレット」公演を見て、私はイタリアオペラを堪能できる、とても優れた公演だと思えたのですが・・・。

 詳細は、めいすいの音楽随想81 オペラ「リゴレット」をご覧下さい。

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秋の美しい実

2008-11-02 | 
 ご近所の庭に美しい実がなっているので、ちょっと写真を撮らせていただきました。



 小紫(小さい紫式部の意味?)。同じような実をつける紫式部があります。小紫は紫式部に比べて、背が低く、実が小さく、枝に沿ってたくさん実をつけます。そこ人気があり、紫式部のほうは、ほとんど見かけないとのこと。
 いずれにしても紫式部という名は、実の美しさから源氏物語の作者、紫式部にちなんで付けられたらしい。



 こちらはピラカンサス。赤い色が見事です。この実を食べに、尾長鳥やひよどりがきて、「ギャー、ギャー」鳴くので、とてもうるさいと、その家の奥さんが言っていました。

PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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正福寺地蔵堂(都内唯一の「国宝」建造物)を訪れる

2008-11-01 | 見学記
 都庁でもらった「東京を旅しよう 東京都文化財ウィーク2008」の分厚いパンフレット。この中で、私が最も興味を持ったのは、都に「国宝」建造物が一つしかないということ。その建造物は東村山市にあり、鎌倉時代に建てられた「正福寺(しょうふくじ)地蔵堂」ということでした。私は、その名前を知りませんでしたので、今日、訪れてみることにしました。
 本当は、明後日11月3日(月)の文化の日に、「地蔵まつり」が開かれ、内部の千体の地蔵が年に一度公開され、東村山市の無形文化財である雅楽「浦安の舞」も行われるということなので、その日に合わせていこうと思ったのですが、残念ながら、どうしても都合がつきませんでした。
 私の家から、電車を乗り継いで1時間ほどで西武新宿線「東村山駅」に着きました。
駅の西口には、「地蔵まつり」の貼り紙があり、外に出ると「地蔵まつり」の旗が道の両側に20mおきぐらいに立っています。
 道の反対側を歩いていた老夫婦が大きな声で話をしています。「『地獄まつり』たあーなんだ。縁起でもねー。」「お父さん、いやですよ。地獄ではなく、地蔵ですよ。地蔵。」 歩いて10分ほどで正門に着きました。
 
 

 「正福寺地蔵堂」の正門。石柱には「国宝 金剛山正福寺千体地蔵堂」とあります。
 「正福寺地蔵堂」は応永14年(1407)に建立された禅宗様(唐様)建築の代表的な建造物です。
 一説には、「北条時宗が、この地に鷹狩りに来ていた時に病に倒れた。しかし、夢枕に地蔵菩薩が現れ、丸薬を飲めば病魔は去るとのお告げがあり、実際に全快したため、飛騨の工匠を招いて、ここに伽藍を造営した。」と伝えられているようです。
 東村山市には「鎌倉街道上道」が通っています。鎌倉街道とは「いざ、鎌倉」と御家人が鎌倉に駈け参じた当時の幹線の道。関東には何本かの道があり、「上道」「中道」「下道」などがあります。
 


  国宝「正福寺地蔵堂」。 同時代の建築である鎌倉の円覚寺舎利殿と規模・形式が良く似ています。円覚寺舎利殿も神奈川県唯一の「国宝」建造物です。この二つの建物を鎌倉街道が結んで言えるといえるでしょう。



 この建物の中には「千体小地蔵尊像」があります。
「正福寺千体地蔵堂と呼ばれているとおり、堂内には、多くの小地蔵尊が奉納されています。一木作り丸彫りの立像で、高さが10cm~30cmくらいのものが大部分です。何か祈願する人は、この像を一体借りて家に持ち帰り、願いが成就すればもう一体添えて奉納したといわれます。
 背面に文字があるものは、約300体でその年号は正徳四年(1714)から享保十四年(1714)のものが多く、奉納者は東村山を中心に、所沢、国分寺、小金井にまで及んでいます。・・・・・平成五年三月 東村山市教育委員会」
 また、堂内には本尊も安置されています。
「地蔵堂の本尊は、木造の地蔵菩薩立像で堂内内陣の須弥壇に安置されています。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ延命地蔵菩薩で、像の高さは127cm、台座部分の高さ88cm、光背の高さ175cm、錫杖の長さ137cm。
 寺に伝わる縁起には古代のものと伝えられ、また一説には、中世のものとも伝えられていますが、昭和48年の修復の際に発見された墨書銘によって、文化八年(1811)に江戸神田須田町万屋市兵衛の作であることが分かりました。・・・・・平成五年三月 東村山市教育委員会」
 近所の人の話を聞くと、「以前は、小地蔵尊は梁に釘を刺して安置されていて、数がとても多く見え、千体地蔵尊というにふさわしかった。しかし、地蔵堂が国宝になってから小地蔵尊はケースの中に集められてしまった。どうも国宝の建造物に釘はいけないということらしい。以前のままで良いと思うのだが・・・・・。」と話していました。また、「地蔵まつりは年々、賑やかになり、人出が多くなっている」とのことでした。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO で撮影

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