前月に訪れた榛原笠間のSさんは隣村の榛原雨師のゾーク(造営)を教えてくださった。
おかげさまで取材することができた。
そのお礼もあって再訪した。
雨師のゾークに今まで見たこともなかった鯛2尾を曳綱に吊るすことを知った。
斎主の墨坂神社宮司の話しによればここら辺りではそういう在り方が一般的でよく見るというのだ。
もしかとして笠間のゾークもそうだったのか、である。
答えはあった。
鯛2尾はオスとメスの2尾。
見た目は判らんと笑って答える。
雨師丹生神社のゾークで見られた間に吊るす数珠銭も同じようなものだった。
また、笠間では大掛かりで豪華な飾り付けをした宝船があったという。
前々回のゾークのときに地区を周回した宝船は帆かけ船のような仕掛け船で御供も載せたフロート船だったようだ。
前回のゾークは平成25年10月27日。
ちなみに雨師は4月3日であったが、ここより数キロメートルしか離れていない地区に大宇陀の五津(いつ)がある。
ここでも20年の一度の祭典であるゾークは3月27日にしていたと云う。
終わってはいるが場所でも確かめておきたいと出かけてみた。
五津のバス停留所付近の辻より狭い道を登ったどんつきに鎮座していた神社は天神社。
こころが鳥居前に建つ灯籠には天満宮の社名である。
調べてみれば鎮座地は天神山。
まさに天満さん。

階段を登って参拝する。
社殿下に建つ牛の像は2体。

真新しい紅白の紐で顔を覆っている。

牛に嵌める鼻尾のようだ。
ちなみにSさんが云った他所のゾーク。
榛原角柄高龗神社のゾーク(斎主墨坂神社宮司)は平成27年11月8日に終わっていた。
「宇陀市メディアネット」が収録した動画で紹介しているが、曳綱の儀式や宝船などは報じていなかった。
また、吉野町三茶屋より北方にある大宇陀栗野の岩神社においても鯛吊りや宝船があったように語る。
調べてみれば平成23年11月に20年に一度のゾークを斎行されたようだ。
これもまた「宇陀市メディアネット」が収録した動画で紹介している。
映像に登場する宝船は見事だ。
小型船を利用した造りは紅白の幕に大きな御幣を中央に、御供を数杯の桶に積んで曳行されていた。
後続には稚児行列が続くが、太鼓は見られない。
当地も同じように中央に数珠銭、2尾の鯛が曳綱に吊っていた。
当神社行事に吉野川に出向くオナンジ参りや33枚の葉で数える参拝のお垢離取りがある。
その件は前週に伺った榛原石田在住のU先生から聞いた。
また、少し離れる地域に桜井市の吉隠(よなばり)でもゾークをしているらしい。
直近だというから4月10日の日曜のようだ。
当地は三社あるが、どの社殿なのか現地を訪ねなければならない。
ちなみに隣村の安田の談山神社のゾークは2年後になるらしい。
他所でもまだまだあるらしい。
(H28. 4.15 SB932SH撮影)
おかげさまで取材することができた。
そのお礼もあって再訪した。
雨師のゾークに今まで見たこともなかった鯛2尾を曳綱に吊るすことを知った。
斎主の墨坂神社宮司の話しによればここら辺りではそういう在り方が一般的でよく見るというのだ。
もしかとして笠間のゾークもそうだったのか、である。
答えはあった。
鯛2尾はオスとメスの2尾。
見た目は判らんと笑って答える。
雨師丹生神社のゾークで見られた間に吊るす数珠銭も同じようなものだった。
また、笠間では大掛かりで豪華な飾り付けをした宝船があったという。
前々回のゾークのときに地区を周回した宝船は帆かけ船のような仕掛け船で御供も載せたフロート船だったようだ。
前回のゾークは平成25年10月27日。
ちなみに雨師は4月3日であったが、ここより数キロメートルしか離れていない地区に大宇陀の五津(いつ)がある。
ここでも20年の一度の祭典であるゾークは3月27日にしていたと云う。
終わってはいるが場所でも確かめておきたいと出かけてみた。
五津のバス停留所付近の辻より狭い道を登ったどんつきに鎮座していた神社は天神社。
こころが鳥居前に建つ灯籠には天満宮の社名である。
調べてみれば鎮座地は天神山。
まさに天満さん。

階段を登って参拝する。
社殿下に建つ牛の像は2体。

真新しい紅白の紐で顔を覆っている。

牛に嵌める鼻尾のようだ。
ちなみにSさんが云った他所のゾーク。
榛原角柄高龗神社のゾーク(斎主墨坂神社宮司)は平成27年11月8日に終わっていた。
「宇陀市メディアネット」が収録した動画で紹介しているが、曳綱の儀式や宝船などは報じていなかった。
また、吉野町三茶屋より北方にある大宇陀栗野の岩神社においても鯛吊りや宝船があったように語る。
調べてみれば平成23年11月に20年に一度のゾークを斎行されたようだ。
これもまた「宇陀市メディアネット」が収録した動画で紹介している。
映像に登場する宝船は見事だ。
小型船を利用した造りは紅白の幕に大きな御幣を中央に、御供を数杯の桶に積んで曳行されていた。
後続には稚児行列が続くが、太鼓は見られない。
当地も同じように中央に数珠銭、2尾の鯛が曳綱に吊っていた。
当神社行事に吉野川に出向くオナンジ参りや33枚の葉で数える参拝のお垢離取りがある。
その件は前週に伺った榛原石田在住のU先生から聞いた。
また、少し離れる地域に桜井市の吉隠(よなばり)でもゾークをしているらしい。
直近だというから4月10日の日曜のようだ。
当地は三社あるが、どの社殿なのか現地を訪ねなければならない。
ちなみに隣村の安田の談山神社のゾークは2年後になるらしい。
他所でもまだまだあるらしい。
(H28. 4.15 SB932SH撮影)