生駒市の往馬坐伊古麻都比古神社火祭りの主役はクライマックスを所作する火取り神事の松明だが、神さんに捧げる重要な神饌がある。
ヒノゴクと呼ばれる特殊な神饌は日の御供とも呼ばれるもので、社務所の前に集まった三人の長老によってひとつひとつ丁寧に作られていく。
主材料はコモグサ。細工しやすいように湯釜に入れて柔らかくする。
ホカケに吊るしたコモグサを一本ずつ綺麗なものを選んで束にして亀の甲の形に編んでいく。
頭、四本の足はコモグサを輪にようにして編んで模る。
五つ(ひとつは予備)作られた亀の造形物はヒノゴクの土台になる。
この上にカワラケ皿を置いて、四隅には竹串を挿して二つ割のブリキ筒枠を支え安定させる。
そして、米を1/5混ぜたモチ米を蒸した蒸飯を筒の中に少しずつ入れていく。
蒸飯が満杯になると周りを下から一本ずつコモグサを巻きつけて編んでいく。
上まで編むと筒をそろりと抜き取る。
円柱状になった蒸飯をヒノゴク膳に載せて、息がかかってはならぬと上からサトイモの大きな葉を被せはみ出たコモグサを調整してできあがる。
最後に亀の頭の部分に柳の木で作った箸を挿して完成する。
出来上がった神饌のヒノゴク四つを前日に作られた大御幣、火松明と共に床の間に飾られる。
(H19.10. 5 Kiss Digtal N撮影)
ヒノゴクと呼ばれる特殊な神饌は日の御供とも呼ばれるもので、社務所の前に集まった三人の長老によってひとつひとつ丁寧に作られていく。
主材料はコモグサ。細工しやすいように湯釜に入れて柔らかくする。
ホカケに吊るしたコモグサを一本ずつ綺麗なものを選んで束にして亀の甲の形に編んでいく。
頭、四本の足はコモグサを輪にようにして編んで模る。
五つ(ひとつは予備)作られた亀の造形物はヒノゴクの土台になる。
この上にカワラケ皿を置いて、四隅には竹串を挿して二つ割のブリキ筒枠を支え安定させる。
そして、米を1/5混ぜたモチ米を蒸した蒸飯を筒の中に少しずつ入れていく。
蒸飯が満杯になると周りを下から一本ずつコモグサを巻きつけて編んでいく。
上まで編むと筒をそろりと抜き取る。
円柱状になった蒸飯をヒノゴク膳に載せて、息がかかってはならぬと上からサトイモの大きな葉を被せはみ出たコモグサを調整してできあがる。
最後に亀の頭の部分に柳の木で作った箸を挿して完成する。
出来上がった神饌のヒノゴク四つを前日に作られた大御幣、火松明と共に床の間に飾られる。
(H19.10. 5 Kiss Digtal N撮影)