ビル・チャーラップは本当に上手いピアニストで一時期必ず買っていたけれど、そういえば最近はあまり聴いていません。
リニー・ロスネスはペデルセンと演奏したケニー・ドリューに捧げたアルバムが大好きでした。でも其の後のドラモンド・グループのはほとんど聴いていなくてこちらもご無沙汰です。
ビリー・ドラモンドさんとはお別れになって、2007年にはチャーラップさんと結婚して、そのころから2人でピアノのアルバムを作る構想を持っていたそうで、それがリリースされました。
新作ということを確認して、一寸試聴して、二つのアルバムのうちこちらを選びました。
選んだのは、一聴し、とてもピアノの響きが良かったからです。
試聴したときはピアノの響き良かったのですが、ここで少しこまりました。
というのも、想像するにこの2人、とても仲が良い、ピアノのことに関してはじっくり話し合って互いだどのように弾くか、どうしたら良いのかよ~く解っているのでしょう。
そしてパーフォーマンスもかなりの量を重ねて、ですから一つの曲を演奏するのに、互いが完全に補い合って、完成度はとても高いのです。
聴けば聴くほど安定したテクニックでショーターやガーシュイン、マリガンやヘンダーソンの曲を聞かせてくれます。
じゃ、なぜ困るのかって、私へそ曲がりだから、あまりに仲の良いところをみているとちょっと恥ずかしい。
ダブル・ポートレートなんて、私今さら、作れません。
それ、出来ちゃうのです。
聴こえるピアノのどちらかがチャーラップで、ロスネスかわかりますが、これが夫婦の充分な合意の後の演奏、完全に補いあっているのです。
という言うよりか、一つの曲を2人で作っている感じです。
これはこれでいいのでしょうが、あまりに通じあっているため、2人で一つの演奏を完成させている感じでうs。
デュオは二人がインタープレーしながら、2人分以上の刺激的な展開をすることが大きな魅力です。
ピアノ同士のデュオでも、ハンコックとコリアとか、コリアとルバルカバの演奏を思い出します。
こっちのアルバムは夫婦2人が協力して、一つの曲を一人以上の完成度に高めた感じです。
それはそれで素晴らしい、ご夫婦のとても素敵な面を見せていただいて、どの曲も完成されていますが、ちょっとぐらい、醜く口げんかした場面とか、私少し曲がっているのです。
とても意思のあった似たもの夫婦、見ているとちょっと刺激少ないかも知れません。
我が家も一緒です。
さて今日は、御無沙汰の年老いた母親のところへ、お昼は4月にいった葉山の中華料理屋さんに、とてもおいしいところです。
すみません取り分けてから写真撮りました。1人前でかなりのボリューム1,600円です。
こちらは棒棒鳥のゴマ冷中華
あと、五目湯面を頼みましたが、これも写真撮るの忘れた。
かなりのボリュームなので、ちょっと組み合わせに注意が必要です。
古い民家を改造したとても素敵なお店で、カウンターの席はこんな感じです。
あまりに素敵なので名前公開してしまいます。
葉山「和楽」 Kazura といいます。
Double Portrait
Bill Charlap piano
Renee Rosnes piano
1. Chorinho (Lyle Mays)
2. Double Rainbow (Antonio Carlos Jobim)
3. Ana Maria (Wayne Shorter)
4. The Saros Cycle (Renee Rosnes)
5. My Man’s Gone Now (George Gershwin/Ira Gershwin/DuBose Heyward)
6. Dancing In The Dark (Howard Dietz/Arthur Schwartz)
7. Inner Urge (Joe Henderson)
8. Little Glory (Gerry Mulligan)
9. Never Will I Marry (Frank Loesser)