プレジデント社より出ている雑誌「dancyu」は創刊以来買っていて、全部で150冊ぐらいになったら、すべて水につかってしまうという事故にあって、すべて棄ててしまった。
レシピが載っているのでこれで何種類かの料理を覚えたし、作るたびに確認できて重宝していたのに、CDの方は洗って聞けるようになったけれど、こちらは今もって残念。
それでもはや毎月買うのはやめたけれど、おもしろそうだと買って楽しむ。
その「dancyu」最新の特集が「人生最古の一食 1,000円で何をたべるか?」となっている。
それで先日、家の近くで食べたおそば1,200円で唸ってしまったのだ。夜はペスカトーレが1,600円でまた唸ってしまった。
孤島に持っていく一冊とかと同じような企画だけれど、別に最後の食事が1,000円でなくても良いじゃないか。
財布の中に2,000円あれば2,000円使っても最後なんだから、3,000円だって良いんじゃないか。
神田「藪そば」のせいろを食って死にたいと言っても、藪のせいろ700円はいいけれど、お茶の水まで家から往復1,040円かかってしまうのはどうしてくれるのだ。
平日、仕事中の昼食は1,000円より遙かに安いものをたべているのに最後がこの値段かと肩が落ちる。
ただこのような基準をつくられてしまうと、無視することもできないので、あれこれ考えるのだけれどどうも思い浮かばない。
平日食べている昼飯を死ぬ前に食べたいとは思わないし、食べたいと思って食べに行くものは1,000円は超えてるのだ。
雑誌では以下の人が私の食べたい、最後の一皿を書いて、その内容と値段はというと
糸井重里さん 「浪花屋総本店」の、焼きそばとたいやき 650円
ギャル曽根さん 「幸味亭」の、すき焼きランチ 900円
小野瀬雅生さん 「豊野丼」の、海鮮丼 700円
岩井志麻小子さん「桑」の、じゃがバターチーズ 600円
東貴博さん 「ごちそう屋 小山」の、ネギのとろとろスープ 800円
角田光代さん 「ゆず」の、メンチカツとまぐろ納豆の定食 930円
小泉武夫さん 「からすみ茶屋まつくら」の、生からすみ丼定食 800円
渡辺真理さん 「三溪園茶寮」の、きつねそばとみたらしだんご 850円
久住昌之さん 「中華そば みたか」の、ラーメンと竹の子、ビール 1,050円 OUTじゃん
小山薫堂さん 「石臼挽き蕎麦 東間」の、蕎麦湯 850円
中尾彬さん 「嘉賓」の、カキソース和えソバとおかゆ 800円
とうことですが、ネギのとろとろスープというのは最後じゃなくて一寸食べてみたいです。