JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

一筋縄 3+3 ROMANO SCLAVIS TEXIER

2012-05-24 22:59:09 | 聞いてますCDいいと思う



一筋縄というのはどんな縄なのだ。縄はたいがい一筋だから、普通の縄とどう違うのだと考えてしまった。

困ったときは辞書を引く事を増やしているので、辞林21で引いてみた。
意味は普通の方法、尋常な手段ということで、 尋常な縄ではないようだ。

たいてい一筋縄の後にいかないと否定がついて、普通の方法ではうまくいかないとなるわけで、普通でないやり方がついて回る事になる。
この縄が一本ならよいのだけれど、何本にもなると、たとえば6人もこのような人がいると6筋縄でいかなくなるわけで、こんな事を考えているのも凄い人たちが集まったものだというアルバムがラベル・ブリュからでた。
なんどかコンビを組んで昔からラベル・ブリュとつきあってきた面々が又集まったという感じです。
アフリカに行った思い出を演奏したアルバム「LE QUERREC」は3人のアルバムで今回はその3人が人選した3人がいくつかの曲に参加しているから、これは3筋縄だろうな。

1曲目はそれぞれにソロをとってそろい踏みみたいな感じだけれど、全体のサウンドがおもしろい。
2曲目はラヴァとトラヴィスの2管とベースが東欧風にからみあう演奏
3曲目、グエン・レらしいメロディはグエンの曲で、変な言い方だけれどこの人本当にベトナム人だ。
4曲目はソプラノ・サックスとリズムの3人の演奏、5曲目ではボヤンZが入るカルテット、ボヤンが一番おとなしい演奏に聞こえます。
7曲目ペットとギターが入り、ラバァが何とも自由に吹いています。
8曲目、聴く方はアレッと思うのはサックスとクラが3重に録音されているからです。
10曲目エレピが入ってウエザー・リポートみたいなリズム、レがエキゾチックなメロディを弾き、トラヴィスはソプラノでウエザーのサウンドを彼ららしくやっていると題名をみれば“.Griot Joe”、ザヴィヌルへのトレブユートだったのです。
最後は一寸哀愁ある3拍子を3人で、かなりのお年になっている3人は張りということでは少し落ちているけれど、でもこのサウンドをつくるのだから3筋縄ではいかない。

3+3 ROMANO SCLAVIS TEXIER

Aldo Romano(ds)
Louis Sclavis(cl,sax)
Henri Texier(b)
+
Enrico Rava(tp)
Nguyen Le(g)
Bojan Z(p)

1.Vents Qui Parlent
2.Ravages
3.Idoma
4.Nous Trois
5.Seeds
6.Rituel Trois
7.Bayou
8.Mohican
9.Moins Qu'une Ombre
10.Griot Joe
11.Valse L'ame
コメント (1)
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