1曲目、中音のゆったりしたピアノからユニゾンのベース、そしてドラムスが入るとベースのパターンが変わって優しいメロディのイン、このグループ前の作
「You Had Me at Goodbye」は2年前、中国での仕事に疲れ果てていた時に、随分癒されたアルバムでした。
その仕事とは関わりがなくなったので、2曲目シンプルというか簡単なメロディで癒されるとかそこまで考えない、突き詰めない。
3曲目、哀愁あるメロディはスパニシュを少し吹くんで、録音場所がオスロ、レインボー・スタジオで、録音、ミックスはもちろんerik kongshaugだからそれだけで雰囲気は解るかもしれません。
4曲目は抽象的なテーマで5曲目は内省的な曲、鋭い線を廃したというか、ジャケの絵の雰囲気、このデザイン前作も同じだった、中も裏もこんな絵が象徴します。
7曲目、絵の雰囲気よりかは明るく感じる美しい曲は、これを演奏している人たちの感情の表現というか、それは主張とはちがって強調しているようには聞こえない。
感情というか、気持ちというか、それを続く8曲目。
あご肘ついて景色を眺めているような、そんな淡々としたところがあっても良いんじゃないかと思わせる、少し不思議なアルバムです。
what took you so long / espen eriksen
Espen Eriksen (p)
Lars Tormod Jenset(b)
Andreas Bye(ds)
1 All Good Things
2 Third Stop
3 On The Sea
4 Fall
5 We Don't Another Hero
6 Passing By
7 Could It Be Magic
8 Dusk Of Dawn
9 Komeda
10 Osla