
ショップの棚に、見たことのないキースのアルバムがありました。ECMから新しいアルバムがリリースされたばかりだから、ブートかなとおもったら、イタイアのインパルスから昨年リリースされたものでした。
新しい音源でも入っていないかなと買ってみましたが1973年から1976年までに録音された、5つのアメリカン・カルテットの録音から選曲された3枚セットものでした。
全て既にリリースされている音源のようです。アメリカン・カルテットのアルバムは9枚か10枚リリースされていると思いますが、実は2枚しか持っていない。1曲目“Bop-Be”から流し始めたけれど、これがとても新鮮に感じました。
こんなに聞きやすかったけとか、デューイってこんなにうまかったっけとかおもいながらこれは懐かしいような、新しく気づいたような感じです。

曲の並べ方が録音順ではなくて、その意図は解りませんが、アルバムとして、まとまるように並べ替えたのでしょう。
どのアルバムから選んだか観ていたらとっても得したようなことが一つ。
CD-1の2曲目“ Victoria”という曲、5分のとても美しいキースのピアノ・ソロです。
これがどのアルバムに収録されているのか解らない。インパルスのアメリカンカルテット全部で9枚ぐらいあるけれど最初解りませんでした。
これは1974年に録音されたアルバム「Backhand」のイタリア販売だけに収録さらたものでした。
ですから今度のイタリア・インパルスならではの選曲でした。
まあこの1曲だけの為にこのアルバムを買うファンは少ないだろうけれど、なんかお得が一つついた感じです。
へヴィーなファンの方には「The Impulse Years」がBOX9枚ででているので、そちらに行くのが良いでしょう。
CD 1
1 Bop-Be
2 Victoria
3 Prayer
4 The Rich (And The Poor)
5 Mysteries (Take 1)
6 Shades Of Jazz (Take 1A)
7 Southern Smiles (Take 2)
8 Introduction And Yaqui Indian Folk Song
CD 2
1 De Drums (Live/1973/Village Vanguard (Complete Version))
2 Konya
3 Rainbow
4 Mushi Mushi
5 Gotta Get Some Sleep
6 Death And The Flower
7 Inflight
CD 3
1 Still Life, Still Life (Live/1973/Village Vanguard (Complete Version))
2 Blue Streak
3 Sister Fortune
4 Backhand
5 Rose Petals (Take 4B)
6 Silence
7 Melting The Ice (Live/1973/Village Vanguard)