なにも知らないで買ったCDが良かったら、昨年は来日してくれて、素晴らしい演奏に会うことがもできた。その時に来年には新しいアルバムが出るそうですよと教えてくれた人がいたけれどそれがこのアルバムなのでしょう。
来日した時のオリジナル・トリオ(こちらは3名の名前を冠したトリオだった)とは別メンバーの自己カルテットでのアルバムです。
1曲目、とても均整のとれたピアノ・ソロから始まって、それにまずうなります。わずか1分の演奏でその才能がわかるというか。
2曲目ベースのおとがとても良い。テナーが入ってくると、こちらも芯の通ったフレージングで、とても正調なジャズを演ってくれている感じです。
3曲目がソプラノ、4曲目がクラリネットとどれも同じくらい上手い、そしてプレーヤーの個性がどれからも伝わります。
5曲目ピアノのアドリブがまさい最高級と言いたくなるほど、8曲目のピアノ・ソロでも同じように感じます。
最初のアルバムでもしかしてこの人いいかもと思い、ライブで凄いと思い、このアルバムでこの人の才能を確信しました。
この人も夏の会議で100人の検討入りです。
CAPTURING THIS MOMENT MICHEL REIS
Michel Reis (p)
Stefan Karl Schmid (ts, ss, cl)
Robert Landfermann (b)
Jonas Burgwinkel (ds)
1. Image #4
2. Half Asleep Beneath The Stars
3. Capturing This Moment
4. Pastral
5. Galapagos
6. Image #1
7. Forest Scene
8. Fleeting Reality
9. Twin Lakes
10. Image #3
11. Distant Constellations
12. Corner of the Sky
13. Image #7
14. Dry Winds And Dead Sands