5月1日はある人の誕生日でライブをしていますが、こちらも気になる誕生日があります。
仕事では新年度の4月が、まずまずのスタートで、それに衣替えもある程度すんで、気分が楽なので、ちょっと午後からお休みを取って奥さんと会っています。
渋谷で良いイタリアンの平日ランチなので1,050円、デカンタを頂いても2,000円でした。
前から見たいと言っていた展覧会も5月6日までなので行きました。
ルノワール+ルノワール展といって画家ルノワールとその息子映画監督のジャン・ルノワールを二人並べた展覧会です。
美術史的には珍しく家庭的に幸せな生涯をすごしたルノワールだから、出きる展覧会ですが、なかなか面白い企画です。
特に映画監督ジャン・ルノワールとルノワールが結びついていなかったので驚きました。映像が会場で上手く流れていて、息子ジャンがルノワールの絵画をいかに映像で表現していくことを目的にしていたかが良くわかります。
ジャン・ルノワール
ピクニック
大いなる幻影
ラ・マルセイエーズ
ゲームの規則
浜辺の女
フレンチ・カンカン
恋多き女
その他多くの作品がありますが、若い頃に価値ある作品としていくつか見たと思います。それが今日有名画家と結びつき、なお且つ絵画と映像が並んで見ることが出来てとても納得できました。
受けた印象を無責任にのべるなら、ルノワールの作風が一貫して変わらない(テクの模倣時代はある)という印象でこれは安定した生活環境のせいなのでしょうか。
もう一つはジャン・ルノワールのいかにも映画監督、カット割りなしの長回しのフィルムがあり、現代と違う映像の、別の凄さにおどろきました。
渋谷で買ってきたケーキを頂いた後、明日は仕事ではありますが、でもとてもゆったりとした気持ちになっています。そこにピッタリな音楽をききながら、何もないゴールデンウィークの予定をいかにしようかなどと思っているところです。
めったに帰らない息子が帰ってくることだけが決まっているような休暇前です。
さてポール・デスモンドのほうは何も言うことがない、良いところが一番凝縮されていた時代のビクターに残された、ジム・ホールとの共演アルバムです。
高い澄んだ伸びる音と溢れるメロディーは、何時聴いても、何度聴いても感想は同じでうっとりするということになります。
実はラスト・リーダー作を最近聴いていてその記事をすでに書いたのですが、本日はこちらが先になりました。
元気なこちらが先なってしまいました。
さてある人の誕生日祝いなので、デパートを歩きますが、何でも高くて手が出ません。こちらは値札をみてあきれるばかり、何も選べぬまま、それぞれの母親の、母の日のプレゼントを選ぶのは例年のこととなりました。
もはやあきらめて、私はショップに時間を貰い、休日用のアルバム4枚をしいれました。
夕食は動いているズワイガニを買ってきて、そのまま鍋に放り込みいただきました。これが美味、たっぷりした実が上品な甘さで二人で1杯とても満足しました。
easy living / paul desmond
Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Gene Wright (b) Connie Kay (ds) A-1,A-2,B-1
Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Gene Cherico (b) Connie Kay (ds)A-3,B-4
Paul Desmond (as) Jim Hall (g) Percy Heath (b) Connie Kay (ds)A-4,B-2,B-3
1 When Joanna Loved Me
2 That Old Feeling
3 Polka Dots and Moonbeams
4 Here's That Rainy Day
5 Easy Living
6 I've Grown Accustomed to Her Face
7 Bewitched, Bothered and Bewildered
8 Blues for Fun
ジム・ホールのリーダーアルバムは数枚持っていますが、どちらかというとこのアルバムのように誰かと組んでいる時のジム・ホールのほうが聴く割合は多いような気がします。
ジム・ホールって実に多くの人と共演していて、良いもの多いですね。
daikaさんの守備範囲、広いですね。
ビクター盤は、10年位前にオリジナル盤で買い揃えました。まだその当時は4000円以内で良盤が手に入りました。
デスモンドは大好きなプレーヤーで、艶やかで、色気があってこのごろ良く聞きます。