いろんなところで評判が良いので聴いてみました。
リズムはティエリー・ラングとずっと演っているベースHeiri Kanzigとふるいアルバムで叩いているMarcel Papauxの強力部隊です。
初めて聴くかと思っていたら、同じメンバーの前作記事にしていました。
結構硬質、強い主張で学生の弁論大会の様で良いのだけれど一寸きついと書いていました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061109
今回それがそソフトになって、大人になった感じです。
奏者3人の名前を冠したピアノトリオはスイスでずっと一緒に演奏しているのでしょうか、とてもコンビネーションの整った演奏です。
1曲目ヨーロッパ風のでだしですが、フリーっぽくなっても、しっかりした主張があり2曲目ピアノのアドリブも芯のあるフレーズです。
3曲目、非4ビートで情景描写の様な演奏です、前作にこのような演奏有ったでしょうか。
5曲目、大変美しいピアノからベースソロが重なっていくとても良い曲です。
“Somme song”っていう曲名ですが、ベースのフレーズ、ジャレットのMy Back PagesでのC・ヘイデンのベースみたいです。Somme songってこのことじゃないでしょうか。
6曲目は一変してギミックをいれたロック調の曲でアクセントになってます。
7曲目、雰囲気のあるピアノの響きとフレーズがとてもモダンな曲です。
10曲目、アルコのベースの上に静かなピアノの情景描写、ピッチカートにしたベースの低音とピアノの高い音関係が美しい。
11曲目はハクエイの最初のアルバムの曲に似ています。フランスで4つ星を取ったアルバムですから聴いているかも知れないなどと想像してしまいます。
12曲目は静かにトラデショナルみたいなエンディングです。
前作とずいぶん雰囲気の変わったアルバムですが、大人になったこちらの方が好みです。
BEYOND THE CIRCLE / Jean-Christophe Cholet
Jean-Christophe Cholet(p)
Heiri Kanzig(b)
Marcel Papaux(ds)
1. Beyond the circle
2. Contre sens
3. Exercice
4. Morgan Lynn
5. Somme song
6. In Flagranti
7. Indian's step
8. Melopea
9. Monte Grona
10. No concertation
11. Rek Rap
12. Pabl
http://t.co/mvusSXdxu7
なんとかして出かけたいとおもっています
この情報はぴていたのですが、このアルバムに結びつきませんでした。
ピット・インにはいけるけれど、どうしよう、カルデラツッオも今悩んでる最中です。
日曜日はハクエイです。