アルゼンチンの若手ピアニストの2作目だそうですが、初めてあいました。
1曲目ゆったり流れる河のような、周りの景色がわずかずつ変わっていくのをながめるようなゆったりした気分です。
2曲目はオリジナル、このピアニストの左手のタッチがとても柔らかで、ブロックコードがまろやかに流れると、これほど柔らかい感じははじめてです。
自然と耳がその和音を追ってしまいます。
3曲目は軽快な4ビート、このようなのも出きるということでしょうが、右手はけっこう強いタッチで弾いています。
3曲以外はオリジナルで内ジャケットにはそれぞれの曲名とミャンマーらしい仏教寺院の写真が載っています。撮影したのが同じ名字の女性のようですので、2人でした旅行のそれも精神的な思い出を綴っているのでしょうか。
ジャケ写真もその影響なのでしょう。ちょっと違和感有るかも知れませんが、内ジャケの写真はしゃれています。
その意味からも静かなゆったりした曲がとても落ち着いた気分にさせてくれるアルバムです。
テクを見せる感じで有りませんし、フレーズもそれほど多彩と言えませんが、それを超える左手のタッチが素晴らしい、最後のソロでは、曲を崩さずに弾くことで、このピアニストの一番良いところが聴けました。
唐突ですが1曲目、2曲目を聴いていたら、飛行機の着陸するときのイメージが沸いてきました。そんなにしょっちゅう飛行機に乗りませんが、着陸の気分はあまり良いものではありません。いつもこの曲を聴きながら、このような気分で着陸してくれたら、いいなとイメージしました。
Manare / MANUEL OCHOA
MANUEL OCHOA piano
EZEQUIEL DUTIL bass
RODRIGO REPARAZ drmus
1 The Very Thought Of You
2 Tranquilo...
3 Time After Time
4 Himno A La Familia
5 Vida Secundaria
6 Una Cancion
7 Manare
8 Blues(Homenaje A Cedar Walton)
9 The Nearness Of You
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