ジャック・リチャーをシリーズにした本は2024年までに28作出ているそうだけど、そのうち翻訳されたのが14タイトル、ほとんど読んでいてこの作品は2002年発表のものらしい。作品の発表と翻訳出版の時期がばらけているので、ちょっと戸惑う。今回読んだものとか、一つ前の「消えた戦友」など、リチャーいきがいいと思ったら、執筆的には初期に近いものだった。
話はリーチャーの亡兄ジョーの基恋人のシークレット・サービスから次期副大統領の警護の依頼を受けるはなしで、元部下のニーグリーが助っ人にはいるのが良い。
読み始めて2頁目からちょっと
「いつやればいい?」と尋ねた。
「できるだけ早く」彼女は言った。
リーチャーはうなずいた・ボックス席から立ちあがる。
「十日後に連絡する」という。
「返事を伝えるために?」
リーチャーは首を横に振った。「結果を伝えるためだ」
と2ページ目から事件は始まって、わかりやすい文章でどんどん展開していくのは気持ちが良い。後半シークレット・サービスや警察の組織の健闘場面があって、そこだけちょっとかったるかったけど、リーチャーは強い。
残りが10冊以上あるってどうするんだろう。
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