Stefano Cocco Cantiniというサックス奏者はまるで知りませんが、ジャケットが綺麗なのと最後の曲が“Estate”でBrazirian何とかという曲名もあるので拾いました。
でもベースは知っています。Paolond DAlla Porta、フレスやBebo Ferra とのデュオでとても安定したベースを弾く人です。だから間違いないでしょう。
そして2曲目のウォーキングベースなど、円やかな音なのにしっかりとラインを弾いてくれます。その後のベースソロはそれだけで、このアルバムを拾ってよかったと思います。
ギターはアコーステックでブラジルテースト、ソプラノは艶のあるメロディアスな演奏で、これはしゃれたクラブで流れているとかなりカッコイイ、耳はきちんとアドリブラインを追っていながら、邪魔にならない上品さがあります。
3曲目は少しトリッキーな音から始まりますが、その後のアコギとソプラノのやわらかいデュオは素直な暖かい夜がまじかに迫っているような感じで、これからの夜に最適です。
4曲目はドラムスをバックにPorutaのしっかりしたベースソロの後、アコギのブラジリアンなメロディ、ソプラノはあくまで歌う感覚です。
5曲目はきっちりした早めの4ビートこれはジャジーな“Manhattan”という曲でドラムスのManhu Rocheも揺れるようところとタイトな部分しっかりしています。
6曲目はテナーですが、こちらの音はしっかりハード、好感の持てるストレートな音です。このようにストレートにテナーを吹くならば、アルバムの作り方が違うのではと思うほどの太い音のテナーです。
このアルバム、ジャケットを見ると録音風景にM・ペトルチアーニが映っています。ペトルチアーニに捧げられたアルバムのようです。
そういう意味で1曲1曲がとても丹精に感じます。
8曲目、ソプラノのメロディはメロディアスで、それは派手でなく、例えばリーブマンの静かな部分を選んだ感じです。
9曲目の“ESTATE”はベースとソプラノのデュオでしっかりと締まります。
季節はとても柔らかくなり、外にいても、身を守ることより、次の展開が気になるような楽しい気分。ほほを伝う風があまりに気持ちよく、横にいる君の手を、ついとってしまいそうです。
noccolina al mare / Stefano Cocco Cantini
Stefano Cocco Cantini - soprano and tenor sax
Manhu Roche - drums
Nelson Veras - acoustic guitar
Paolino Dalla Porta - double bass
1 Brazilian Like
2 Averti Tra Le Braccia
3 Love Letter
4 Brazilian Suite
5 Manhattan
6 Il Lago Dei Cigni
7 Home
8 Niccolina Al Mare
9 Estate
ダッラ・ポルタ参加、かなりそそられますね。
それ以上にそそられることがあります。
このアルバムの「Brazilian Like」「Brazilian Suite」「Manhattan」はペトちゃんのオリジナルですね。
ジャコ同様、最近彼は作曲家としても非常に注目されて来ているので、そういう作品の先鞭となるものとしてとても興味があります。
あ、そうそう、2周年おめでとうございます。
ブログはマイペースに限りますよ。
ブログ3年寿命説など忘れて下さい(笑)。
失礼します。
私は良く解らないアルバムを買うことが多くなりました。blogの記事のねたにしたいと思うことが基になりますが、いいかどうか疑問ですよね。
でもこうゆうアルバムにも会うので面白いといえば面白い。
ジャケではペトちゃんがピアノの前に座っている写真があり、それだったら1曲ぐらい入ったらと思います。
なかなかしゃれたアルバムに仕上がっています。
つうことで、、パソコンが新しくなりました。
まだ、ちゃんと、つながってませんが、、
でも、読める!!
寂しい春に別れをつげられる!
>> つうことで、、パソコンが新しくなりました。
それはめでたい。これからビールで乾杯させてもらいます。