JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ちょっとよれよれ QUERIDO BILL / ALFREDO REMUS

2007-06-17 00:58:30 | 聞いたけどCDどちらでも




ショップの棚に新しく並んでいて、ピアノ・トリオで、TRIBUTO BILL EVANSとあるので、まるで知らないながら、拾ってみました。2005年の録音のようです。
3人の名が冠されたアルバムですが、かなりの歳と見えるベーシストのALFREDO REMUSとMANUEL FRAGAという中年のピアニスト、OSCAR GIUNTAという若いドラマーのトリオです。
新品なのにプラケースに入ったライナーがよれよれです。なんだこれはと思いましたが、遠くアルゼンチンからよれよれで来たことを考えれば、まあ許してあげます。




1曲目“You Don't Know What Love is”はビル・エバンストリビュートとしては、少し明るいクラシカルなピアノの感じで始まりました。
ベースに関しては私的にはぎりぎり、音だしのタイミングも、ちょっとビヨーンとした音もにがて系ですがぎりぎりです。
2曲目の“Beautiful Love”はピアノも結構激しくて、ドラムスの若々しい掛け合いもあってなかなか聴かせます。“Jazzolega”というところのライブの録音で、2曲目はお客を乗せたいところです。
3曲目は静かなバラッドでさすがライブの曲並びです。となるとライブにいるように楽しんだ方が良いかも知れません。
4曲目のベースソロはスライドの音だしとピッチが好みでないのですが、その分ピアノのほうは硬質な音できっちりしたタイミング、ドラムスもしっかり叩くので、そちらに気を行かせます。
7曲目はピアニストのオリジナル、8曲目オールブルースはやはりロン・カーターを思いだしてしまいましたが、このライブのとりなのでしょうか、力の入ったピアノとドラムスです。
9曲目“Bille's Bounce”でアンコールか、ピアノが疾走します。ベースがちょっとお歳でついていくのがつらい、ベースがちょっとよれよれなのでピアノを聴くアルバムとしておきましょう。

QUERIDO BILL / ALFREDO REMUS

Alfredo Remus bass
Manuel Fraga piano
Oscar Giunta drums

1 You Don't Know What Love Is
2 Beautiful Love
3 Time Remembered
4 You Must Believe in Spring
5 Nardis
6 Skylark
7 Querido Bill
8 All Blues
9 Billie's Bounce

コメント (2)
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漆黒の夜でなく FRED HERSCH / Night & the Music

2007-06-15 21:47:20 | 聞いてますCDおすすめ
持っているフレッド・ハーシュのアルバムで凄いと思っているのは“Let Yourself Go”というソロコンサートのアルバムです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061122

ソロピアノで曲を完全に表現するような、孤高感を感じるピアニストだと感じます。
確かにソロも素晴らしい(ソロ活動も多い)のですが、トリオでも聴きたいと思っていたところ、新しいアルバムに出会いました。
1曲目“SO IN LOVE”での、ベースとドラムスのサイド陣のテクとリズムを、まず認識します。ピアノのサイドで、彩をつける技術が素晴らしい。そしてピアノのメロディがまた格別です。ピアノだけに耳を傾けても、ソロを聴くほど完成しているし、リズムを選んで聴いても、そして併走する二つを聴く事でも満足できる質の高い演奏です。
2曲目はオリジナル、やわらかくありながら、キリッとしたタッチのピアノで硬質なフレーズを弾ける稀有なピアニストでないでしょうか。
3曲目もオリジナルでそこはかとなく落ち着いたメロディーが美しい。
4曲目ベースとピアノの短いインターバルの後“YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC”色々な演奏を聴いてきましたが、これは夜だからといって漆黒の闇でない気分。夜に外を歩いていても、意外といろんなところが見えることに驚くように、夜の広がりを感じる演奏です。
5曲目はMONKの“BOO BOO'S BIRTHFAY”という曲、知りませんでしたがいかにもMONKという曲、このピアニストMONKを弾くと本当に、曲のとらえて上手い、前出ソロアルバムでもBLUE MONKを演奏しています。
7曲目“HOW DEEP IS THE OCEAN”,テーマが静かに流れ始め、静かに深く海洋に下りていくようなメロディは絶品でないでしょうか。ため息のでるようなピアノの流れというのが有るのです。この演奏には驚きました。
この素晴らしい曲を受けるように8曲目の最初のピアノ、出だしも美しく、この2曲どなたかの睡眠導入アルバムに充分以上に匹敵できると思います。
9曲目もハーモニーとピアノのタッチ、ドラムスの美しさ、安定したベースの音と素晴らしい、このトリオしばらく続けて欲しい。

Night & the Music / FRED HERSCH

Fred Hersch piano
Drew Gress bass
Nasheet Waits drums

1 So in Love
2 Rhythm Spirit
3 Heartland
4 Galaxy Fragment/You and the Night and the Music
5 Boo Boo's Birthday
6 Change Partners
7 How Deep Is the Ocean
8 Gravity's Pull
9 Andrew John
10 Misterioso

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耳の矯正  MONTREUX Ⅱ / BILL EVANS

2007-06-14 21:57:26 | 聞いてますCDおすすめ
前に、“WHAT'S NEW at F”というJ・スタイグとE・ゴメスのアルバムを聴きました。結構すばらしい演奏で、元祖を聴こうと思うのですが、LPなので、車の中とはいかず、まずはこれにしました。
色々なピアノトリオを聴いていて、これはいいと思うアルバムはよいのですが、ウーンと唸ってしまうようなアルバムの事を書くと、大好きな人に、この良さが解らないのかと言われそうで心配になります。
そのような時は、これは凄いピアノ、私はこんなんが好きなんだ、というアルバムを聴いてジャズに対しの自信を矯正しているように思います。
それがサックスの場合はコルトレーンであるように思います。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060919

この前聴いたアルバム“WHAT'S NEW at F”の為か、E・ゴメスばかり聴こえてきます。ちょっと乱暴すぎないと思うほど、車のスピーカーでは音が割れてしまうほどの鳴らし方です。
“ALFIE”のハーモニー、B・エバンスだなあと思う瞬間です。
4曲目“HOW MY HEART SINGS”の自信に満ちたメロディ・ライン、ドラムスのブラシが良い感じです。最後の“PERI'S SCOPE”でのジャズ・ピアノの醍醐味。そこで初めて生まれたかのようなフレーズが生き生きとあふれ出し、その奥にはもっとすばらしいものも隠しているような安心感があります。そしてそれを引き出すように鼓舞するベース、ドラムスが実力以上に煽るというライブの最後のすばらしさがあります。
テクの凄さはもちろん、それ以上の集中と高揚、“WHAT'S NEW”に行く前にたまたま聴いたアルバムですが、ここのところ困ったと思うアルバムが多かったので、これで矯正できて、気分がスッキリしました。
困った、というアルバムがたまったしまいました。静かにしまいこむのでしょうか。



MONTREUX Ⅱ / BILL EVANS

BILL EVANS piano
EDDIE GOMEZ bass
MARTY MORRELL drums

1 INTRODUCTION~VERY EARLY
2 ALFIE
3 34 SKIDO
4 HOW MY HEART SINGS
5 ISPAEL
6 I HEAR A RHAPSODY
7 PERI'S SCOPE




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何処から見ても Displaced / Neil Cowley

2007-06-12 22:08:40 | 聞いたけどCDわからない
中古屋さんで結構長く置いてあって、HMVでは新しいのが並んでいるので拾ってみました。全曲ピアニストのNeil Cowleyという人のオリジナルです。曲想と演奏は、キース・ジャレットの演奏に似ていま。メロディの繰り返しながら、心の中心に入っていくようなところを狙った感じです。ところがそこのところに問題ありです。
どの曲もテーマ部があるのですが、これは良いというテーマがありません。
演奏ではベースのエフェクトなどe.s.t的な演奏もあり、最後の曲などは完全にe.s.tに聞こえます。
ところがe.s.tにある圧倒的な美しい部分がないのです。e.s.tの最大の魅力、破壊的な部分もあるけれど、素晴らしいリズム感覚に乗った美旋律、そこまでのものが見つかりません。
このアルバムは何処から見ても、演奏的な一面しか見えないように感じました。

Displaced / Neil Cowley

Neil Cowley piano
Richard Sudler bass
Evan Jenkins drums

1 Little Secrets
2 How Do We Catch Up
3 Displaced
4 Pair Of Teeth
5 She Eats Flies
6 Degree In Intuition
7 That's My Space
8 Clown Town
9 Pinball Murder Count
10 Kenny Two Steps
11 Mourn
12 Pilar To Post
13 Taller Than Me
14 How Do We Catch Up - (The Entity Mix)
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フェンダーローズの威勢 UNIT / ADAM MAKOWICZ

2007-06-11 20:36:39 | 聞いてますCDいいと思う
UNIT / ADAM MAKOWICZ

Adam Makowicz fender piano fender bass piano
  Czeslaw Bartkowski drums percussion

1 The Song From The Valleys
2 War Song
3 The Songs From The Hills
4 Drinking Song
5 Sacred Song
6 Seven for Five
7 Suggestion
8 Blues
9 It'sNot Bad
10 Cherokee

ポーランドのミュージシャンは知らない人ばかりですが、(他も一緒か)気になると買うことにしています。
突然エレピで始まってビックリです。凄腕のピアニストAdam MakowiczがドラムスCzeslaw Bartkowskiとデュオしたもので、1973年録音です。
アルバムを手にしたときはベーシストがいないので不思議に思ったのですが、聴き始めて了解です。そのようなことが出きるかどうか解りませんが、Makowiczがピアノソロと同時にベースラインも弾いています。
クレジットにフェンダーベースとあって4曲目ではしっかり同時に鳴ってているので多重録音でもあるのでしょう。
5曲目はかなりエフェクトを効かせた曲で、ドラムスとのデュオですから、キースとデジョネットの“ルータ・アンド・ダイチャ”と凄く似ています。ダイチャが1971年の録音ですが、絶対意識していると思います。大好きだからそれは良しです。
6曲目、出だしはフェンダーですが途中に挟まれるアコピアノがやはり美しく感じます。一つ一つの音がキラキラ流れる様です。
9曲目もエフェクト処理と普通のフェンダーの組み合わせでKomedaの“It's Not Bad”
もう少し生ピアノが聞きたいところですが、時代もあるのでしょうがないでしょう。
しかし最後の曲では生ピアノでチェロキーのテーマをゆったり弾き出しうっとりさせ、それがラグに変わっていくあたり素晴らしく、きちんと満足できました。
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親戚の子 nuits logiques / norbert lucarain

2007-06-10 20:39:02 | 聞いてますCDいいと思う
前に記事でみて、気になっていたアルバムですが、なかなか出会えない。久しぶりに行った銀座のショップにあったので拾ってきました。フランスの2007年のアルバムで、リーダーがヴィブラフォン、コントラバスとドラムスのトリオです。
出だしのハーモニーとマレットさばきにゲイリー・バートンを研究しつくした感じをうけます。
3曲目、コミカルなボイスで始まる曲では、昔、生ベースを弾いていたスティーブ・スワローの深い音を思わせます。
4曲目ではヴァイブの左手からのハーモニーは幻想的なバートンのそれに似ていますし、右手の短いパッセージもはっとします。バックで支えるドラムスもボビー・モーゼスのように感じます。
だからといって、このアルバムもしくはグループがG・バートンの真似だったり、トリビュートみたいかというと、全然違います。
2曲目などで、エフェクターを使って、まるでギターのようなサウンドはちょっと驚きました。
6曲目メセニーみたいに聞こえるメロディーは打楽器のヴァイブでどのように出しているのでしょうか。
7曲目などは、それがきわまる形で、ここまですると好みが分かれるところですが、力強いドラムスと低いベース音でいやではありません。
9曲目ベースの音とラインがたまりません。
ゲイリー・バートンの初期の“ダスター”や“イン・コンサート”が好きな人は、あのサウンドと似ているからでなく、あのサウンドの持つエネルギーを同じようにヴァイブで現代に作っていることを感じると思います。
甥っ子や姪っ子に久しぶりに会ってみると、良く知っているその親と同じ事をするので、おかしいやら、うれしいやら、親しみを感じるのに似ています。

nuits logiqes / norbert lucarain

NORBERT LUCARAIN(vib)
NICOLAS MAHIEUX(b)
CHRISTOPHE LAVERGNE(ds)

1 Nuit Logique 1
2 Nuit Logique 2
3 Zikidibang
4 Poussieres Des Toiles
5 Coda Zikibang
6 Le Trublion Et La Soucoupe Volante
7 Les Echos Du Silence
8 Noctambule 2
9 Air Pour Les Amantes




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MeybeはMeybeじゃない  GOLDEN LAND / ANDRE CECCARELLI

2007-06-09 23:32:10 | 聞いてますCDいいと思う
ショップへ行くと、陳列がアルファベット順になっているところと、楽器別になっているところがあります。楽器別だと、まずじっくりピアノのところを見て、ちょっとホーンへいって、ベースをまぁしっかり見て、ドラムスなどをのぞくということをします。そのドラムスの所で出合ってちょっとビックリした一枚。
Andre Ceccarelliのアルバムですが、ピアノはEnrico Pieranunzi,ベースがVan de Geynという、エンリコの“ライヴ・イン・パリス”と同じメンバー、それにsaxが加わるという、期待充分なアルバムです。
1曲目繊細なドラミングにPieranunziのしっとりした響き、力強いベース、この組み合わせが安定した形と、美を生み出していることに驚きます。最近のPieranunziではこのアルバムが良いと感じます。
(ところでお読みになる方には失礼ですが、最初に書いた記事から2重に書いております。本日新しく、結構良いヘッドホンを購入しアルバムを聞きなおして感想が変わってしまいました。無責任ですが、それもあわせて前とそのあと、括弧を付けて表示してみます。馬鹿らしければどちらか選んでくれて結構です。)
このアルバムピアノトリオの部分とそれにサックスが加わった部分、それに女性ヴォーカルの加わった部分の3つのsetから成ります。
2曲目はサックスのel-malekがくわわってハードになり、ピアノもちょっと硬質に替わります。(疾走感のあるバップで気持が高ぶります。)
3曲目は女性ヴォーカルが入りますが、その後のサックスのほうが好みです。このように聴くsaxも久しぶりです。
4曲目はトリオでたぶん即興に演奏しているように思います。リフレインでエンディングしてサンプリングもいれて形を作った感じです。途中のPieranunziのソロが捨てられないで収録した感じです。
5曲目は女性ボーカルのスタンダードでこちらのほうがsaxもマッチングして落ち着きますが、女性の高音域が安定していないし、低音で割れるので好みではありません、(と書きましたが、別のソースで聴きなおすとちゃんと枠に入っていました、kontomanouのファンの方失礼しました。音割れないし、線が細くなる事が有りますが音程もしっかりしています。)ちなみにカーステレオではいけないですね。6曲目はドラムスのソロで、此れは専門家がいるので何も書くことありません。
7曲目は幻惑するようなスローバラッドです。(ゆったりとしたサックスは伸びやかで力強い)
8曲目は4ビートのハードバップ、このアルバムでは一番オーソドックス(ぐいぐい乗せるsaxが気持ちよい曲)saxの入った曲としては一番。Pieranunziのソロもずんとする素晴らしさ。
9曲目はヴォーカルで歌った曲をピアノトリオで、幻想的なゆったりした演奏、ピアノタッチを楽しむ曲です。(ベースのソロも落ち着きを加えます。)
10曲目はピアノトリオで本領発揮のハードバップ。最初の曲とこの曲は気に入っています。(力強い芯のある4ビートです。)
最後の曲はうねるサックスのフレーズから入る4人の名前がクレジットされた曲で即興で吹き出したものにリズムをつけたと思う曲。
曲名も“Meybe Sunday Night”とついてます。
このアルバム素晴らしくうまいピアノトリオがサックスと女性ヴォーカルをいれていて、凄くいいと思ったり、なんだかなーと思ったり、ハードでかっこいいと思ったり、簡単に録音したんじゃないと思ったり、ちょっとMeybeな、私的には、好きなところが凄いアルバムでした。
(聴きなおしてその内容が深く伝わると最初のにつけた私の題“ちょっとMeybeな”は当たらなくなり”かなり方向性もしっかりしたアルバムと感じます。緊迫を作れるこのグループがリラックスの味を入れていく事を目指したように感じるアルバムです。そんなんで最初につけた題“ちょっとMeybeな”は当たっていないので“MeybeはMeybeじゃない”にしましょう。
CeccarelliのドラムスとかPieranunziのピアノを選んで聴いても大変素晴らしい、その聴き方もあるアルバムだと思います。


GOLDEN LAND / ANDRE CECCARELLI

Andre Ceccarelli(ds)
Enrico (p)
Hein Van Geyn(b)
David E--Malek(sax)
Elisabeth Kontomamou(vo,3.5)

1 Love Whipers
2 Five Plus Five
3 Golden Land
4 Free Three
5 I’m Through With Love
6 1er Nvembre
7 Though Dreamers Die
8 This Side Up
9 Golden Land
10 Just One Thought And A Half
11 Maybe Sunday Night




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ジャケに似て PIANO MAN / PHILIPPE SAISSE

2007-06-08 20:23:01 | 聞いてますCDいいと思う
なかなかしゃれたジャケで中古屋さんで拾いました。良くみてみると、日本のプロデューサーの作ったアルバムのようです。ジャケを見てみると、“日本の新たな音楽発進基地としてトレンディなジャズを届けてきたWARDECORDSが主催するセション企画アルバムの記念すべき第1弾”だそうですが、凄いですね知りませんでした。しゃれた気品があるアルバムだと思います。
1曲目“All The Things You Are”、短いハーモニカの後ベースソロにすぐ入るしゃれたアレンジで、ピアノソロに替わると形の良いキリッとした感じです。ハーモニカは長くシールスマンを聞いているので、少しハードにした感じです。
表題作にしている“PIANO MAN”歌ものなので充分ハーモニカで歌わせて、その後の手数の多い、見たら楽しいだろうドラムスとピアノのかけあいです。
3曲目の“Everything I Have's Yours”は美しいフェンダーローズのハーモニーでハーモニカのテーマになるとアコピ変えてしっとりしたバラッドです。
4曲目の“Killerjoe”ハーモニカの響きはクインシー・ジョーンズがこの曲wpアレンジした時にやはりハーモニカを使ったのを思い出します。ピアノのソロはジャジーでシャープな切れ味です。
5曲目“Maiden Voyage”正攻法のしっかりしたピアノソロが気持ちよく、バックにフェンダーローズをかぶせるあたりしゃれてます。
6曲目はフェンダーローズの軽やかな“Flu Me To The Moon”選曲は日本人プロデューサーと思う曲が並びます。
7曲目好きな“Suger”はハーモニカが入ると思ったら、ピアノトリオでファンキーな演奏でした。日本盤にはないような、黒地に白い楽譜と鍵盤が効いた、しゃれたジャケットに似てアレンジのうまい日本作品でもおしゃれに感じるアルバムでした。

PIANO MAN / PHILIPPE SAISSE

PHILIPPE SAISSE piano Fender Rhodes
GREGORE MARET harmonica
UGONNA OKEGWO bass
THERRY ARPINP drums

1 ALL THE THINGS YOU ARE
2 PIANO MAN
3 EVERYTHING I HAVE IS YOURS
4 KILLER JOE
5 MAIDEN VOYAGE
6 FLY ME TO THE MOON
7 SUGAR


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“やさしく歌って” は演っていないけど  BLUE / DOCTOR 3

2007-06-06 22:15:19 | 聞いてますCDいいと思う
いつもお邪魔するCRISSさんのところは、情報が詰まっている時と、これは聴きたいとアルバムがドンと出るときがあります。
CRISSさんいわく睡眠導入音楽として我が家では活躍中と有ります。睡眠導入音楽といえるのはかなりの推薦間違いなし。休みに仕入れに行きました。
プレーヤーのことなどはCRISSさんのところが正確なので私何も書くことがありません。どうぞそちらで知識を仕入れていただくとして、こちらは戯言です。

http://blog.goo.ne.jp/crissmorgan/d/20070602

1曲目カーペンターズで有名な“CLOSE TO YOU”で始まりますが、とことんペースを落とすことで、逆にジャジーな雰囲気をつくると、途中のピアノの単音がどきりとするほど語りかけてくるのです。
2曲目はちょっとキースの昔を思わせる演奏で、ベースソロもその雰囲気です。
4曲目はJames Taylorの“FIRE AND RAIN”ジェームス・テーラーってかなりJAZZマンに演奏されているようなきがしますが、フォーク分野でしょうが、曲としては結構骨太に感じます。
6曲目Damien Riceの“THE BLOWER'S DAUGHTER”という曲は、本当に語りかけるようにこのテンポで弾いて調和が取れている事、素敵な演奏です。
8曲目ジェームス・テーラーの“DON'T LET ME BE LPNELY TONIGHT"もテンポを変えずにやさしく語りかけるところ、アルバムが統一されていて安定感があります。
9曲目の映画、シンドラーのテーマもピアノの響きがそこはかとなく、ここまでは起きていられませんよぅ。
演奏は語るようにゆったりとしたものがほとんどですが、どこまでもフレーズを深くしていくというのではなく、時に鋭く、時に淡く日常を愛でるようです。
全然別の歌ですが、思い浮かんだ題がロバータ・フラックの“やさしく歌って”
“Killing Me Softly whit His Song”歌詞内容は違うかも知れませんが、このテンポで語りかけるようにと思っていたら浮かびました。題名としてはぴったりだと思いますので、このピアノトリオだとどうなるか聴いてみたいきがします。

DOCTOR 3 / BLUE

danilo rea piano
enzo pietropaoli bass
fabrizio sferra drums

1 Close to You
2 Cannonball
3 My Funny Valentine
4 Fire and Rain
5 Un giorno dopo l'altro
6 The Blower's Daughter
7 Theme from "To Kill a Mockingbord"
8 Don't Let Me Be Lonely Tonight
9 The me from "Schindler's List"


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組み合わせは you are in my heart / KRZYSZTOF POPEK

2007-06-05 21:41:43 | 聞いたけどCDどちらでも
フルートのJazzアルバムを選んで買ったのは、JAZZを聴き始めた中学生の頃にハービーマンの覚えがあります。それはオムニバスで、少しで飽きて、sj誌で売りに出しました。もちろんそれ以後、多くの奏者に会ってきて、私自身フルート吹こうかなと思ったこともあり好きな音色です。ジェレミーは別にして、ユーゼフとか、ムーディーとか、もちろんドルフィーなんかですが、フルートでアルバムを選ぶことは最近なくなりました。
ところがポーランド買いをしたこのアルバムはメイン、アルト・フルートでした。アルトフルート以外がフリューゲルホーンとピアノトリオ、ソフトなサウンドが予想されます。
ホーンの2人のポーランド人以外は足のアルバムで有名なPORTERにFRIESENそれにエバンス最期の相方Joe La Barberaという強力布陣になっています。
ドラムス違いでハードバップのアルバムが出ているようなので、相性がいい組み合なのでしょう。
ハードバップというよりグループサンウドの効いた軽やかなアルバムです。
アルトフルートとフリューゲルホーンの音程が近くて、ユニゾン的な面白みを感じさせる演奏です。
2曲目“Hello,Young Lovers”オーソドックスな演奏ですが、ピアノのポーターが演奏を締まったものにしています.
4曲目もホーンの音と、アルトフルートの音が柔らかなので、ソフトに感じますが、実際にはホーンのほうは結構ハードに吹いています。グループのサウンドとして中間的な演奏に聞こえます。
5曲目ケニー・バロンの曲は軽くしゃれていい感じです。
8曲目ではちょっとハードな乗りが有りますが、全体的には思ったよりおとなしい演奏という感じを受けました。
2006年の録音にしては、驚きがあまりない感じは有りました。

  YOU ARE IN MY HERT / Krzytof Popek

Krzysztof Popek alto flute
Piotr Wojtasik trumpet, fluegelhorn
Randy Porter piano
David Friesen bass
Joe La Barbera drums

1 Visions of Gaudi
2 Hello young lovers
3 Virgo
4 Tomato kiss
5 Cook's bay
6 You are in my heart
7 oyage
8 ust groovin'


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