JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ミントを浮かべて  WHO CARES / Jerome de carli 

2007-06-04 21:03:51 | 聞いてますCDいいと思う
ちょっと汗ばむ季節、良く晴れた昼下がり音楽を聴きながら、普通ビールが飲みたいとなるところ、聴いているアルバムの雰囲気がちょっと違う。
紅茶を熱く入れて、たっぷりな氷のグラスに注いだアイス・ティー。そこにミントの葉を浮かべたという感じです。
スイスのJerome de carliというピアニストの2003年録音のピアノ・トリオ・アルバムです。
1曲目バリー・ハリスの曲を清涼とした音でよくスウィングします。フレーズも流れがあり上品です。
2曲目はオリジナル、右手の高い音域でのメロディラインがとても美しい曲、ベーシストのgiorogios antoniou と ドラムスのmichael leuenbergerのリズムもピアノのレベルにあった演奏です。と書いたものの初めての人達です。
3曲目の“east of the sun”のテーマを美しいトーンで弾いて、その後のアドリブを小気味良く弾くと、さわやかの風が吹いている感じです。
4曲目はgweshwinの“Who Cares”さわやかさに優美がが加わりました。
テンポ良くスウィングしながら上品です。ミントの香りで優雅です。
5曲目は女性に捧げた静かな曲、6強目はリズムを強調した曲です。
7曲目はゴット・ファザーのテーマですが次の8曲目と、ちょっと強さを強調していて、私的にはいまいちでした。
メロディのとても美しい、さわやかでしっかり弾けるとても魅力ありピアニストです。
気持ちよい午後にミントのさわやか、アルバムを聴いているとちょっと激しいところもあり、ミント入りのティー、ちょっとウォッカなんか入れたらどうでしょうかとも思います。ってそろそろ夕方です。
昨日のお話しであるました。

  WHO CARES / Jerome DE CARLI

Jerome de carli piano
giorgios antoniou bass
micael leuenverger drums

1 bish bash bosh
2 gisbe
3 east of the sun
4 who cares
5 avsong for elin
6 inspiration
7 speak softly love
8 gummiball
9 if i were bell
10 i've got a crush on you


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太い線と大きな点 evolution/revolution / Martin Bejerano

2007-06-03 21:00:56 | 聞いてますCDおすすめ
blog仲間のnaryさんが記事に書いていて、是非聴きたくて拾ってきました。出だしちょっと聴いて即決でした。
Martin Bejeranoという人のピアノトリオアルバム2006年の録音ですが、最初blueNoteかと思うジャケでした。
1曲目ちょっと聴いただけで決めた曲がまずは凄い。疾走するメロディーが主体となって展開しますが、タイムも微妙に変えながら音楽が変かしていくように感じます。曲としても素晴らしいのですが、”Blues Evolution”という題名です。
途中の曲はおいておいてアルバムタイトルは“evolution/revolution”と成っています。そして最後の曲が“Blues Revolusution”2曲ともピアニストMartin Bejeranoのオリジナルですが、この2曲がその表題通りに感じる曲と演奏で、このピアニストただものでありません。
タイトルをつけた“evolution/revolution"は”進化/革命”でよいのでしょうか。それをbluesの題材にした実に意欲作だと思います。
“進化と革命”という二語の関係は学術的にも重要なテーマのよう感じます。私が書けるような事でありませんが、進化は時間の流れに伴う適応の変化であり、革命は変化の爆発的な圧縮による展開と思います。学者じゃないので学術的反論はご勘弁下さい。
そしてこのアルバムの最後の曲”Blues Revolution”にはそのことを私は感じます。1曲目の流れとこの曲演奏変化は表題名が大変意識的だと感じました。
このアルバムEvolutionの線的bluesとRevolutionの点的Bluesを感じるのです。
そうなると1曲目の曲から最後の曲までがそれを繋ぐ表現に感じるのは、こじ付けですが、この2曲で素晴らしいアルバムです。
そうなると途中の曲ですが2曲目”Lover Man”をやわらかく弾き始めるのは剛の力があるから出来ることと感じさせる余裕です。3曲目はオリジナルでCubanoとあるラテンタッチの曲ですが安定したピアノ、幅広い鍵盤の中を縦横にどの場所でも力を発揮できる技量を感じます。4曲目“You Don't Know What Love Is”5曲目“Solar”7曲目“BouncingWith Bud”はスタンダードに対する真摯な取り組みで、選曲と、演奏の組み立てなど、キース・ジャレットを意識しているのではないかと思います。
ピアニストのことばかりですが、このドラムスLudwig Afonsoという人もスタンダードなどでのプレーはデジョネットみたいで、それも真似なんかでなく安定したプレースタイルに感じて好感が持てます。
ピアニストの技量とセンスは5曲目の”Solar”でも旧聞感じます。ここでのEdward Perezのベースソロも素晴らしい。
1曲目から最後の9曲目までの点と線などといいましたが、このアルバム聴くほどにその間が違和感なくつながっていくようそして一つ一つがしっかりしたコアであると感じました。

evolution/revolution Martin Bejerano

Martom Bejerano piano
Edward Perez abss
Ludwig Afonso drums


1 Blues Evolution
2 Lover Man
3 Cubano Arrepentido
4 You Don't Know What Love Is
5 Solar
6 Truth & Illusions
7 Bouncing With Bud
8 Monk's Dream
9 Blues Revolution


コメント (2)
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7人 PILGRIMAGE / MICHAEL BRECKER

2007-06-02 18:38:33 | その他


今年の2月にとっても親しくしていた人が、私たちにとっては突然に亡くなりました。子供の所属したサッカーチームで、マネージャーを一緒にやっていた奥さんたちが大変気が合って、旦那も含めた4組の8人が10年以上も付き合ってきました。
一緒に旅行をしたりもした8人でしたが、なんと一番若いカップルの奥さんが、病気で急逝してしまいました。
なんだかその人がいないことが不思議なような日々をすごしてきましたが、今日は揃ってお墓参りに行って来ました。その人数が7人。





大好きだったサッポロ黒ラベルをあけて供えて昔話をしていると、空にしたカンが濡れた墓石の上でゆっくりと動き出し、彼女が一緒に話しに参加しているように感じました。
8人いたはずの人間が7人になって、墓参りの後は広東料理を皆でいただきました。
2人のこどもを抱えた旦那が元気なのでホッとしました。
7人の食事は昔ながらの明るい雰囲気と、彼女の思い出が溶け合った、まるで8人が揃っているように感じます。
帰ってきてこのアルバムを聴いています。このパーソネルの中の一人が今いまいません。でも演奏では、凄く力強くプレーが聴けて、ある時間がたった今、いないという事より、その思い出が勝ってきたように感じます。
このアルバムをどうとあまり書く気は有りませんが、2曲目の長いフレーズのソロが力強く、3曲目もブレッカーのソロは強いし、メセニーが没頭するようなソロと、デジョネットのドラムスが熱く好きです。
4曲目のブレッカーの火のついたソロに強力リズム隊が応じるところ圧巻だと思います。
9曲目“聖地への旅”は巡礼の意味で、実体としての身体がなくなっても、その演奏の精神は普遍であり、その存在感を残されたものに感じさせる演奏に感じます。
同じように、1人の実体は、欠けてしまいましたがホンワカとした8人の感じが今日の日にありました。   再度の合掌。

PILGRIMAGE / MICHAEL BRECKER

        Michael Brecker (ts,EWI)
        Pat Metheny (g)
        Herbie Hancock (pf) on 01.05.08.09.
        Brad Mehldau (pf) on 02.03.04.06.07.
        John Patitucci (b)
        Jack DeJohnette (ds)

1 The Mean Time
2 Five Months from Midnight
3 Anagram
4 Tumbleweed
5 When Can I Kiss You Again?
6 Cardinal Rule
7 Half Moon Lane
8 Loose Threads
9 Pilgrimage

コメント (4)
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ナイト・フライト・ミュージック  MUSIC / WOLFGANG HAFFNER

2007-06-01 22:15:10 | 聞いてますCDいいと思う
今日は関西空港経由の仕事になりました。あさ9時のフライトで行って帰りは10時すぎの外は真っ暗のフライトとなりました。
こんな夜のフライトにはぴったりなアルバムでスムースフュージョンというのでしょうか、素晴らしく軽快なメロディです。リーダーのWolfgang HaffnerのドラムスとホーンをバックにアルトサックスのNorbert Nagelのソロ、トム・スコットとかの感じです。
ドイツで1996年から1999年にかけて録音されたものでよくここまで多彩なメンバーが集まったというアルバムです。
2曲目Chuck Loebのギターが効いたBrandon Fieldsのソプラノサックスがソフトなバラッド。
3曲目はTill Brnerのフリューゲルホーンに、私としてはうれしいMitchel Formanのフェンダーローズのソロです。スムースと書きましたが、ソリストがしっかりしていて、感じはソフトですがソリッドでいてしっかりしたフュージョンです。
4曲目はJorg Reiterのアコピアノで始り、ソプラノサックスはケニーGみたいですがこちらの方が好きです。Chuck Loebのスケールの大きなギターソロが現在の15,000feetの上空にあっています。
どこかのblogで見てジャケットを覚えていましたが、内容は全然想像しませんでした。この手のアルバム内容がわかっていたら拾わなかったかもしれませんが、昔良く効いていた大好きなトム・スコットなどを思い出して、これも久しぶりで楽しい。
基本的にはWill Leeのベースとリーダーのドラムスのリズムにサックスとギターが絡み、ブラスアンサンブルが入る正統フュージョンでミュージシャンがうまいので安心して聴いていられます。
7曲目は、フュージョンリズムにちょっと飽きてきたかなと思うところミシェル・フォアマンのアコーステックピアノにChuckのギターがジャジーな良い曲です。
8曲目はAndy Snitzerのテナーサックスが、9曲目ではCharlie Marianoのアルトがそれぞれの持ち味ありでJAZZ的です。
10曲目、いただいている、おつまみ付きスパークリングワイン500円、すでになくなっていますが、気持ちもよくなっています。
11曲目はTony Lakatosが良いメロディをソプラノサックスで吹きます。
千葉上空から着陸態勢に入ると12曲目Chuck Loebがアコーステックギターを弾く静かな曲、フォアマンもアコピアノでゆったりした気分です。
ゆったりと街の灯りの中に降りていくフライトと音楽は約1時間、見事ソフトランディング、ナイト・フライト・ミュージックでした。

MUSIC / WOLFGANG HAFFNER

Wolfgang Haffner - drums, keyboards
Jorg Reiter - piano
Patrick Scales - bass
Mitchel Forman - Fender Rhodes, Piano
Norbert Nagel - alto sax
Peter Tiehuis - guitars
Marcio Doctor - percussion
Andy Haderer - trumpet, flugelhorn
R・iger Baldauf - trumpet, flugelhorn
Lothar van Staa - tenor sax, flute
Will Lee - bass
Kim Waters - soprano Sax
Chuck Loeb - guitars
Till Brner - trumpet, flugelhorn
Norbert Nagel - flute
Brandon Fields - soprano + alto sax
Phil Upchurch - guitar
Ernst Str・r - loop programming
Tony Lakatos - soprano sax
Rogerio Jardim - vocals
Frank Chastenier - keyb., Fender Rhodes
Andreas Bl・l - guitars
Andy Snitzer - tenor sax
John Goldsby - bass
Charlie Mariano - alto sax
Jeff Golub - guitar
Christian Diener - bass
Jo Barnikel - keyboard

1 Coconut Kiss
2 Into The Light
3 Simple Life
4 Dreamland
5 Warm Breeze
6 Miami Beach
7 Far From Home
8 Spring-Roll
9 Cool Blue
10 Right On
11 Night Move
12 Tha Day After
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