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映画 Uボート艦内でのアクション「U-571(’00)」

2006-03-05 13:00:35 | 映画
 潜水艦映画として名作と言われるのが、‘81年西ドイツ(まだ東西両ドイツが存在していた)制作の「U-ボート」ですが、私は未見です。
 海を舞台にした戦争映画で印象に残っているのが、「眼下の敵(’57)」で、駆逐艦艦長ロバート・ミッチャムとUボート艦長クルト・ユルゲンスの頭脳戦が満喫出来る映画で、こちらも名作といっていいと思います。

 さて、このU-571は、アクションを主体に一人の士官の成長の軌跡を絡めて描いていますが、登場人物を公平に扱いすぎて、士官の人物造形に物足りなさが残ります。とはいえ、理屈っぽく観なければ楽しめます。特別部隊を編成してUボートに搭載されている暗号機“エニグマ”奪取と戦闘を通じて士官の成長が語られます。Uボートの内部を忠実に再現しているようなので、技術的な面は評価できます。潜水艦乗り組みの経験豊富な元艦長などのアドバイスもあったようです。また、潜水艦乗組員は、コックにいたるまで一通りの機器の操作が出来ることが必要だということで、これは不慮のアクシデントに備えるものだそうです。

 監督したのは、ジョナサン・モストウ、ハーバート大の映画学科で学び、「ブレーキ・ダウン(’97)」がヒット、つづく、この「U-571」のヒットで手腕が認められて「ターミネ-ター3(’03)」の監督に抜擢されました。’06年は、「ターミネ-ター4」を始め3本の制作が予定されています。
            ジョナサン・モストウ
 士官になるマシュー・マコノヒーは、1969年11月テキサス州ウバルデ生れ。「評決のとき(’96)」に原作者のジョン・グリシャムに熱望されて出演した経緯があります。
 このほかに、ビル・パクストン、ハーヴェイ・カイテルですが、そのハーヴェイ・カイテルは、アクター・スタジオに10年間不合格であっても執念で入って演技を習得したとか。
            
         ハーヴェイ・カイテル(左)  マシュー・マコノヒー
 ジョン・ボン・ジョヴィがまじめに演じています。
            
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