二千メートル先の標的を確実に撃ち抜く狙撃手って本当にいるのだろうか。私は信じられないでいる。いつも遊歩道でウォーキングをするが、距離の標識があって二千メートルは相当長い。
この映画の主人公がその狙撃のプロだ。風や塵、果ては地球の自転までもが影響するという。長大な狙撃。
退役後、山中の山小屋で気ままな生活を送っていたボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は、退役したジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)の訪問を受ける。無愛想なスワガーに我慢強く説得を続ける大佐。
「大統領はこれから三都市を訪問する予定だ。情報を分析した結果、何者かが暗殺を企てている。三都市のうちどの都市が暗殺の格好の地か調査して知らせて欲しい」
実はこれはスワガーを抹殺する罠だったが、スワガーの知る由もなかった。大統領暗殺未遂犯として、FBIに追われることになる。その展開は、破壊と殺戮、拷問のバイオレンス。息抜きには格好の映画だ。
監督
アントワーン・フークア1966年1月ペンシルヴェニア州ピッツバーグ生まれ。’09「クロッシング}ほか。
キャスト
マーク・ウォールバーグ1971年6月マサチューセッツ州ドーチェスター生まれ。
マイケル・ペーニャ1978年1月イリノイ州シカゴ生まれ。
ダニー・グローヴァー1946年7月サンランシスコ生まれ。
ケイト・マーラ1983年2月ニューヨーク、ベッドフォード生まれ。