AFI(American Film Instituteアメリカン・フィルム・インスティチュート)「映画芸術の遺産を保護し前進させること」を目的とする機関。1967年に設立された。
「AFIは、映画を保存し、映画製作のための訓練と育成を行い、動く映像に関するさまざまな活動を促進し、それに協力しているだけでなく、1973年からは「生涯功労賞(ライフ・アチーブメント賞)」を提供している。
ロサンジェルスにあるAFI先端映画テレビ研究センターは、もともと批評研究と映画創作のための訓練を目指して作られたものだが、現在では、演出やその他の製作技能を学生に教育することに専念している」とウィキペディアにある。
そのAFIがアメリカ映画100周年を記念して1998年から「AFIアメリカ映画100年シリーズ」の発表を始めた。そして「10ジャンルのトップ10」を2008年に選出した。
アニメ、ファンタジー、ギャング、SF、西部劇、スポーツ、ミステリー、ロマンティック・コメディ、法廷ドラマ、叙事詩という10のジャンルにそれぞれ10本の映画を選んである。
アメリカ映画100年だから1900年代が多いことは当然ながら、この100本のうち2001年以降の作品は3本しかない。アニメの2001年「シュレック」、2003年「ファインディング・ニモ」。ファンタジーの2001年「ロード・オブ・ザ・リング」だけ。
1900年代の100年と2000年代の15年という比較は公平を欠くかもしれないが、それでもアニメ、ファンタジー以外にこれという作品がないのはちょっと寂しい気がする。どうやら人類は芸術的才能が枯渇した時代を迎えているのかもしれない。もう語りつくされたというわけか。
そういえば2000年から100年経っても色褪せない作品は、現時点では思い浮かばない。例えば、「ゴッドファーザー」「カサブランカ」「風と共に去りぬ」、これらに匹敵する映画ということになる。
まだ先はあるが21世紀は不毛に終わるのだろうか。才能の枯渇という視点で言えば期待薄かな。この3作品は2007年のアメリカ映画ベスト100の10位以内にも入っている。(下記参照)
それにこれらの作品には馴染みのあるテーマ曲もある。ゴッドファーザーには「愛のテーマ」、カサブランカには「時の過ぎゆくまま」、風と共に去りぬには「タラのテーマ」。
では思い切ってこの3曲で懐旧の念にひたっていただきましょう。なお、ゴッドファーザーの英語ヴォーカル・ヴァージョンは、「Speak Softly Love」となっている。
「ゴッドファーザー」Speak Softly Love アンディ・ウィリアムスのヴォーカルでどうぞ!
「カサブランカ」As Time Goes By セクシー・ヴォイスのジュリー・ロンドンでどうぞ!
「風と共に去りぬ」たらのテーマ バーシー・フェイス・オーケストラでどうぞ!
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